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東京都港区・神宮外苑地区で総面積28.4ヘクタールに及ぶ大規模再開発!2036年完成に向けて変わりゆく「神宮外苑地区」

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2023/06/23 配信

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老朽化したスポーツ施設の建て替え、広場や緑地などオープンスペースの整備など、新たなまちづくりが進んでいる「神宮外苑地区」

2023年2月に施工認可
神宮第二球場の解体工事も進行中

明治神宮野球場、秩父宮ラグビー場など、東京都民のみならず全国民になじみ深いスポーツ施設が点在する神宮外苑。現在このエリアで、大規模な再開発計画が進んでいる。

「神宮外苑地区第一種市街地再開発事業」と命名された同事業は、2018年11月に策定された「東京 2020大会後の神宮外苑地区のまちづくり指針」からスタート。2023年2月17日に東京都知事より施行認可の公告が出され、いよいよ本格的に動き始めた形だ。

計画地は、神宮第二球場周辺、伊藤忠商事東京本社ビル、秩父宮ラグビー場周辺、明治神宮野球場周辺、軟式グラウンド周辺。

完成後は

①ラグビー場棟、②事務所棟(2028年完成予定)

③ホテル併設野球場棟、④複合棟A(2032年完成予定)

⑤ 文化交流施設棟中央広場、⑥複合棟B(2035年完成予定)

⑦ 聖徳記念絵画館前(2036年完成予定)

の7エリアに段階的に整備される予定となっている。

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計画地各エリアの概要(公式サイトより)
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開発地の現況と大規模再開発完了後の比較図。完成後は7つのエリアに整備される予定(公式サイトより)
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屋根付きの全天候型ラグビー場に生まれ変わる「秩父宮ラグビー場」
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現在の明治神宮野球上と第二球場がある場所に誕生する予定の「ラグビー場棟」イメージ図(公式サイトより)
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歴史ある4列のいちょう並木。馴染みのある景観を保存しつつ、聖徳記念絵画館前の広場の再生なども併せて行われる

同事業では既存の老朽化したスポーツ施設が段階的に建て替えられ、新たな文化とスポーツの拠点として整備されるほか、合宿・キャンプ利用、プロ選手の試合前やオフシーズンの利用、部活動や大会など多様なイベント利用を想定。

また、複合棟 B には室内球技場や宿泊施設等を整備。各施設において、車いす観戦席の拡充など施設のバリアフリー化が推進される。

神宮外苑地区のシンボルともいえる4列のいちょう並木は、その景観を継承しつつ、地区を南北に貫く「みどりの散策路」に整備。

これに併せて青山通りやスタジアム通り沿道には、複合棟 A・事務所棟など都心立地などの特性を活かした商業・業務機能も配置し、地区全体を巻き込んだまちづくりが行われるということだ。

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「みどりの整備」の全体像。みどりの比率は現状の25%から30%に増加する予定(公式ホームページより)
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中央広場整備イメージパース(リリースより)
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東側から計画地を望むイメージパース(リリースより)

計画地ではすでにラグビー場棟の建設予定エリアである明治神宮第二球場の解体工事が始まっており、今後順次施設整備が行われることとなっている。

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2023年3月より解体工事が始まった明治神宮第二球場(2023年6月4日撮影)

尚、事業者である三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事株式会社連名のリリースによると、将来的にタウンマネジメントの役割を担う団体の設立を検討しており、準備組織を設置したとのこと。

2023年春以降、同組織を通じて市民参加型のイベントなどを計画していくほか、スポーツを核とした神宮外苑地区の新たな100年に向けて活動に取り組んでいくとしている。

最先端のスポーツ施設を有するとして、今後国内外から大きな注目を集めるであろう「神宮外苑地区」。事業の進行状況は公式サイトで確認することができるので、気になる人はぜひチェックしてみて欲しい。

公式サイト

https://www.jingugaienmachidukuri.jp/

健美家編集部(協力:斎藤一美(さいとうかずみ))

斎藤一美

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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