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東京都葛飾区・JR新小岩駅直結の商業施設が10月1日開業。20代後半世代の多い葛飾区は狙い目?

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2023/07/24 配信

新小岩駅南口の様子
JR新小岩駅南口の様子。「ルミエール」というアーケード商店街があるなど、新小岩駅南口の方は開けている印象を受ける。

商業施設・スポーツジム・行政サービス施設が入居

JR東日本グループ3社と葛飾区は、今年の10月1日に、東京都葛飾区のJR新小岩駅で「JR新小岩南口ビル」を開業すると発表した。

JR新小岩南口ビルの規模は、駅直結の複合施設で地上6階建て・延床面積約8,000㎡。

1階~2階にJR東日本グループが運営する商業施設、3階~5階にフィットネスジム、6階に葛飾区の行政サービス施設がそれぞれ入居する。

JR新小岩南口ビルフロア構成図
JR新小岩南口ビルのフロア構成図。6階の「えきにこわ」は区役所の施設だ。

※引用:JR東日本

なお、商業施設とフィットネスジムはそれぞれJR東日本の系列会社だ。商業施設に関しては入居テナントについてもプレスリリースで発表されている。主なテナントは以下の通り。

  • ミスターミニット(靴などのリペアサービス)
  • スターバックス
  • 成城石井
  • クイーンズ伊勢丹
  • 新宿 とんかつ さぼてん

スーパーマーケットとして成城石井とクイーンズ伊勢丹が入り、その他のテナントとしては惣菜屋やパン屋などが入る。

シャポー新小岩
1階~2階の「シャポー新小岩」完成イメージ図。

※引用:JR東日本

成城石井もクイーンズ伊勢丹も「毎日いろんなものが安い」という志向のスーパーではない。どちらかというと、少し余裕のある人が利用するスーパーといったところだろう。

新小岩駅周辺のスーパーを検索してみると、業務スーパー・サミットストア・西友・まいばすけっとなどがあり、低価格を売りとするようなところも多い。

テナントに成城石井などを選んだJRには、周辺との差別化を図りたい意図があったと推測される。

また、フィットネスジムはトレーニングスペースに加えてスパ施設も備えるという。

ジェクサー・フィットネス&スパ新小岩
3階~5階のジェクサー・フィットネス&スパ新小岩の完成イメージ図。

※引用:JR東日本

ジムというと健康意識の高い人が集まると考えがちだが、近年はスパ施設も備えたジムは増えていて、トレーニングはせずにスパだけ利用するという人も多い。

場所によっては、毎日朝からスパの利用者が列をなして開店を待つところもあるほどだ。今回新たにオープンするジムも、スパを利用したい人を中心として人気を集めるかもしれない。

6階の葛飾区が運営する「えきにこわ」は区民事務所の施設だ。転入・転出・転居の手続きなど区役所関連の手続きをできる窓口に加え、区民向けの貸し出しスペースなどが設けられる。

新小岩駅南口から徒歩5分の場所と北口から徒歩12分の場所にそれぞれ葛飾区の区民事務所が設けられているが、駅の北口側に住んでいる人にとっては特に、駅ナカに区民事務所ができることで利便性が高くなるだろう。

JR新小岩南口ビル 外観イメージ図
JR新小岩南口ビルの完成外観イメージ図。この建物の裏側が新小岩駅となる。

※引用:JR東日本

葛飾区は働き盛りの世代が多い

商業施設であるシャポー新小岩の出店予定店舗を見ると、高級スーパーが名を連ねている点からも、集客ターゲットの年齢層は比較的上の世代になっていると推測される。

実際に葛飾区の年齢別人口を見ると、ボリュームゾーンは50代・40代で、その次に多いのが20代・30代だ。

葛飾区の年齢別人口
1番多いのは40代後半~50代前半だ。しかし、20代後半の世代もかなり多い点が目を引くグラフとなっている。

※参照:葛飾区

総じて働き盛りの世代が多い点が葛飾区の特徴だが、面白いのは20代後半の世代が全体の4番目に多い点だ。20代後半の世代は葛飾区全体の人口のうち約6.85%を占めている。

葛飾区というと下町の印象が強く、高齢者が多いイメージを持っている人もいるかもしれない。しかし、世代別人口で見れば、都内に勤める単身サラリーマンの入居を狙えるエリアと言えるだろう。

秋以降に駅前の利便性が高くなる新小岩駅周辺で物件を探してみるのも良いのではないだろうか。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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