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「住んでいると聞いたらスゴイ!と思う駅」ランキング(東京篇)~60代圧倒的1位の「田園調布」は2.30代では圏外に

調査(不動産投資)/ランキング ニュース

2023/07/08 配信

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」は、「住んでいると聞いたらスゴイ!と思う駅」ランキングを発表した。

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■「スゴイ!」駅は世代によって変化している…?

誰もが一度は耳にしたことがあるであろう“住んでいる場所自慢”。「スゴイ!」と思うこともあれば、正直ピンとこない場所を言われて反応に困ったことがある人もいるのではないだろうか?そこで、みんなが言われて「スゴイ!」と感じる場所はどこなのか?そして「スゴイ!」と思うポイントはどこなのか?について調査した。

同社では、スゴイ!駅のそばに住むことは難しくてもそれぞれの街に関心を持つきっかけになればと思い、同調査を企画したという。

■総合ランキング:「六本木」と「田園調布」がデッドヒート。「白金」ブランドも健在

全世代で集計した総合ランキングの1位は「六本木」、2票差で2位が「田園調布」となった。3位には「麻布十番」、4・6位には「白金台」と「白金高輪」がランクインし、白金ブランドの強さも浮き彫りとなった。

■年代別ランキング: 20~40代は「六本木」、5.60代は「田園調布」

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年代別でランキング化したところ、20代から40代までの1位は「六本木」だったが、50代は2位、60代では3位に降格、替わって「田園調布」が1位となった。

特に60代においては2位の「銀座」に大差をつけている。「麻布十番」は40代において惜しくも圏外(8位)となったものの、20代でも60代でもランクインしており、幅広い層に「スゴイ!」場所として認識されているようだ。

また、白金ブランドの「白金台」「白金高輪」は唯一20代が両駅共に圏外となった。「シロガネーゼ」という言葉も今は昔なのかもしれない。

■「スゴイ!」という言葉の意味も世代で変化?

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「スゴイ!」と思う駅がある人に対し、その駅のある街に対してのイメージを聞いたところ、1位が「お金持ちが住んでいる」(60.8%)、2位以降は「家賃/物件価格が高い」(58.2%)、「高級/お洒落/有名なお店が多い」(37.8%)と続いた。

上位項目は世代による差異は見当たらなかったが、2.30代と5.60代の回答率で差異が大きかったものTOP5を抽出したところ、「閑静」(差異13.1pt)、「歴史がある」(同12.7pt)、「街並みが美しい」(同11.3pt)が上位に並んだ。

TOP5のイメージはいずれも2.30代よりも5.60代の回答率が高くなっており、閑かさやその地の歴史は若年層よりも年配層に「スゴイ!」という印象をもたらすようだ。

■LIFULL HOME’S総研 副所長/チーフアナリスト中山登志朗(なかやまとしあき)氏の解説

「ランキングの結果を読み解くと、「住んでいると聞いたらすごいと思う街」には2種類あることがわかります。

1つは高額&高級住宅が建ち並んでいて、かつ土地利用に規制があって今後の開発のハードルが高い街、もう1つは高度利用が為されていてタワーオフィス&マンションが建ち並び、これからも物件開発が継続して24時間眠らずに活動し続ける街、です。

今回1位となった六本木、5位の東京、7位の銀座、8位の新宿は後者に属し、開発され続けることによってバリューアップし続ける街、つまり都心の商業地を中心としたエリアの周辺に居住するケースと考えられます。数多くの飲食店が建ち並び、ファッショナブルでエキサイティングな街に住んでいることが、情報感度の高いユーザーとしての意識を高めることに繋がるので、人が住むイメージが希薄な街に住んでいることで、結果的に「すごい!」という感覚を多くの人に持たれるのだと考えられます。

一方、2位の田園調布、3位の麻布十番、4位の白金高輪、5位の白金台などは前者に該当し、もともと“都心近郊の高級住宅地”として富裕層には知られた存在だったのですが、1991年の東京メトロ南北線の開業を契機としてそれまでの知る人ぞ知るエリアから一気に知名度が全国区となり、当時は白金界隈を優雅に散歩する女性を“シロガネーゼ”と言ったこともありました。

特に2位の田園調布は1918年に東京電鉄の創業者である渋沢栄一の理想を実現する街として計画され、扇状に敷設された道路はパリのエトワール式をモデルにしています。

また、田園調布では1区画の最低敷地面積が200坪に設定されたり(現在は165坪に緩和)、建物の高さが9m/地上2階までとされていたり、ワンルームマンションは建設できないなど厳しいルールがあることで知られています。

麻布十番や白金にはこのようなルールはありませんが、それでも建蔽率が60%以下に制限されている第一種低層&中高層住居専用地域が数多くあり、大規模な開発をすることが困難な状況にありますから、それだけ住むことのハードルが高い高級住宅地という意味で「すごい!」というイメージを持たれるものと考えられます。」

■調査概要

・調査対象:都内に住む20~60代の男女1,566人
・調査期間:2023年6月22日~6月26日
・調査方法:インターネット調査
・中古マンション平均価格について:過去3ヶ月の間に「LIFULL HOME’S」に掲載された物件の中から独自に集計した平均価格を表示(専有面積:70m2の場合、築年数指定なし、2023年6月1日時点)

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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