首都圏で『ガーラマンションシリーズ』を展開している株式会社FJネクストホールディングスは、首都圏でひとり暮らしをする未婚20・30代 1,600人を対象に、「住みたい街」をテーマにアンケートを実施。ひとり暮らしをしている未婚の20・30代の人たちは、どのような街に住みたいと考えているのかを公開した。
■調査概要
◇調査期間:2023年10月2日~4日
◇調査方法:インターネットによる調査(駅名を記入)
(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)
◇調査対象:首都圏
※在住、ひとり暮らしの未婚男女20・30代 1,600人
※1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
<回答者の男女・年代比>
男性
20代:400
30代:400
合計:800(50.0%)
女性
20代:400
30代:400
合計:800(50.0%)
合計
20代:800(50.0)
30代:800(50.0)
合計:1,600(100.0%)
<回答者の職業等>
会社員(正規・非正規問わず):1,123人(70.2%)
専門職(弁護士、税理士、医療関連):64人(4.0%)
公務員:85人(5.3%)
自営業・自由業:45人(2.8%)
パート・アルバイト:130人(8.1%)
学生:107人(6.7%)
その他:46人(2.9%)
<回答者の居住地>
東京都 :897人(56.1%)
埼玉県 :206人(12.9%)
千葉県 :183人(11.4%)
神奈川県:314人(19.6%)
■【Q1】今、住みたい街はどこですか?
◇「吉祥寺」が6年連続1位
◇「東京」(6位→4位)が初のトップ5入り
◇「武蔵小杉」(18位→11位)、「大井町」(33位→19位)などが上昇
◇「大宮」がランクダウン
■総評
未婚の単身生活者が選ぶ「今、住みたい街」は、調査開始の2018年以来6年連続で「吉祥寺」が1位となり、今年も不動の人気ぶりを見せつけた。
2位「横浜」、3位「新宿」は昨年と同じ。この二つは2019年以降、毎年2位、3位を争っている。
今回の注目は4位「東京」。21年10位から昨年6位と順位を上げてきたが、今年ついに初のトップ5入りとなり、3位の新宿には8票差に迫った。
上昇組では「中目黒」が12位→8位とトップ10入り。11位以下では「武蔵小杉」が18位→11位、「大井町」が33位→19位と大きく上昇した。
一方、昨年10位だった「大宮」が16位に順位を落とした。
■主な理由
理由は、「おしゃれ」、「憧れ」などの“イメージ”評価と、「交通アクセス」、「買い物に便利」などの“利便性”評価の二つに大別される。
トップ5を見ると、「吉祥寺」や「横浜」は、“イメージ”と“利便性”の両方が揃っていた。一方、「新宿」、「東京」、「渋谷」は“利便性”が目立った。
<トップ5>
◇1位「吉祥寺」
「おしゃれ」、「便利」といった理由が目立った。その他、「都心へのアクセスが良い」、「住みやすさと便利さのバランス」、「公園があり自然豊か」、「穏やかな感じがする」といったものや、「本屋が多い」といった理由もあった。
◇2位「横浜」
「おしゃれ」、「交通アクセスが良い」、「便利」、「何でも揃っている」といった理由が目立つ。その他「東京より住みやすそう」、「みなとみらいの夜景を楽しみたい」、「海が近い」、「街並みが好きだから」といった理由もあった。
◇3位「新宿」
多くの理由が「便利だから」、「交通の便が良い」、「職場の近く」、「都会だから」といったものだった。交通アクセス、職場との近さ、商業施設といった“利便性”が人気のポイントになっている。
◇4位「東京」
「便利」、「職場に近い」との理由がほとんど。他に「新幹線があるから」や、ランニングコースなのか「皇居が近い」といった理由もあった。
◇5位「渋谷」
「便利」、「交通の便が良い」、「施設が多い」といった理由が多く寄せられた。他に「トレンドの最先端」、「インターナショナルだから」、「常に盛り上がっていて楽しい」、「若者の街だから」といった理由もあった。
<その他>
◇11位「武蔵小杉」
「便利」、「交通の便が良い」などの“利便性”が目立ったが、近年の再開発で大きく変化した街であることから、「開発が進んでいる」、「住みやすそう」、「街並みが良い」、「きれい」といった理由もあった。
◇19位「大井町」
「便利」、「交通の便が良い」、「職場の近く」、「商店街も大型スーパーもファミレス系も充実」など“利便性”が圧倒的だった。
■過去の「住みたい街ランキング」結果
■【Q2】単身者にお薦めしたい街はどこですか?
◇「横浜」が「吉祥寺」を押さえ1位
◇「中野」が健闘、3位に
◇「高円寺」、「北千住」、「大宮」、「練馬」がトップ10に
■総評
単身生活者が「単身者にお薦めしたい街」は、「横浜」が「吉祥寺」を抑え1位となり、「中野」が3位、4位は「新宿」、「東京」という結果となった。
トップ5で注目は「中野」で、「今、住みたい街」で人気の「新宿」、「東京」を上回った。
また、「中野」の他にトップ10では「高円寺」、「北千住」、「大宮」、「練馬」、10位から20位では、「赤羽」、「荻窪」、「蒲田」、「川崎」、「町田」といった街がランクインしているのが特徴的で、「今、住みたい街」とは一味違った結果となった。
■主な理由
ひとり暮らしという視点で、交通や買い物などの“利便性”に加え、家賃や物価の“安さ”というポイントも重視されているのが特徴的。
<トップ5>
◇1位「横浜」
「交通アクセスが良い」、「便利」、「おしゃれ」など、「今、住みたい街」で挙がったものと同様の理由が主。他に「中華街がある」、「きれいな街」、「買い物環境が充実」といった理由もあった。
◇2位「吉祥寺」
「交通の便が良い」、「何でも揃う」、「治安が良い」、「自然が多い」の他、「程よく都心から離れている」、「のどか」といった理由もあった。
◇3位「中野」
「交通、買い物、住みやすさのバランスが良い」、「安くて美味しい店が多い」の他、「家賃が安い」などコスパ(コストパフォーマンス)でも評価されているのがこの街らしいところ。
◇4位「新宿」、「東京」
両方とも「交通アクセスがよい」、「便利」、「何でもある」といった理由がほとんどだった。やはり“利便性”が最大の魅力だ。
<その他 :10位まで>
◇7位「高円寺」
「便利」、「庶民的な商店街がある」、「飲み屋が多い」、「安い店が多い」などの他、「一人でも寂しさを感じにくい」、「いろんな人がいて楽しい」、「心地よい」、「楽しそう」といったこの街の持つ気分的なイメージを挙げる人もいた。
◇9位「北千住」
「交通の便がよい」、「乗り入れ路線が多い」など交通アクセスの評価の他、「なんでも揃っている」、「飲み屋や買い物スポットがある」、「家賃が比較的安い」といった理由も。
◇10位「大宮」
「交通の便がよい」、「都内にすぐ出られる」、「商業施設等が揃っていて少し離れれば自然豊か」など、交通アクセスを主とした利便性が理由のようだ。
◇10位「練馬」
「スーパーや薬局などの生活に必要な施設が近くにある」、「家賃が安い」や、「静か」、「都内ながらもおだやかなイメージ」、「治安がいい」など、“環境のよさ”を挙げる人も。
<その他:11位~20位>
◇12位「赤羽」
「飲み屋が多い」、「交通の便がいい」、「物価が他の区に比べて安い」。
◇13位「荻窪」
「交通が便利で都会すぎない」、「安くて便利」、「商店街が安そう」、「駅前が充実している」。
◇13位「蒲田」
「便利」、「住みやすい」、「家賃が高くない」、「飾らない雰囲気」、「遊ぶところ、食べるところ、生活必需品を買うところ何でもある」。
◇19位「川崎」
「便利」、「駅の周りに店がたくさんある」、「東京や横浜に出かけるのに便利」、「家賃が安い」、「暮らしやすそう」。
◇20位「町田」
「便利」、「交通アクセスがいい」、「都会過ぎず田舎過ぎない」、「割と何でもお店が揃っている」、「落ち着く」。
健美家編集部