前回の続きです( 参照:2019年の融資スタンスと不動産相場はどうなる? )。前回のコラムでは、最後に今後の融資基準について触れました。
大家さんに対する金融機関( メガバンクから信用金庫まで )の融資姿勢は、最近の動きを見ていると、金融庁による債務者に対する査定が厳しかったリーマンショック頃の水準に戻っている感があります。
■ 融資を受けるための二つの要件て
では、今後の大多数の銀行の融資基準について、予測してみましょう。まず、不動産賃貸業向けに銀行が長期の融資をする場合、次の二つの要件が大前提になります。
逆にいえば、この2点で銀行を納得させることができれば融資は出ます。
まず、①の「 借りた人が、きちんと返済できる見込みであること 」についですが、不動産投資を始めて物件数が少ない方にとっては、融資対象物件単体のキャッシュフローで、返済していけることが基本となります。
計算式にすると下記のようになります。
物件数が増えてくると、融資...
大家さんに対する金融機関( メガバンクから信用金庫まで )の融資姿勢は、最近の動きを見ていると、金融庁による債務者に対する査定が厳しかったリーマンショック頃の水準に戻っている感があります。
■ 融資を受けるための二つの要件て
では、今後の大多数の銀行の融資基準について、予測してみましょう。まず、不動産賃貸業向けに銀行が長期の融資をする場合、次の二つの要件が大前提になります。
①借りた人が、きちんと返済できる見込みであること
②担保で保全できていること
②担保で保全できていること
逆にいえば、この2点で銀行を納得させることができれば融資は出ます。
まず、①の「 借りた人が、きちんと返済できる見込みであること 」についですが、不動産投資を始めて物件数が少ない方にとっては、融資対象物件単体のキャッシュフローで、返済していけることが基本となります。
計算式にすると下記のようになります。
・融資対象物件単体キャッシュフロー
=家賃収入-経費-借入金元金返済(-所得税・住民税 )
=家賃収入-経費-借入金元金返済(-所得税・住民税 )
物件数が増えてくると、融資...
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