前々回の第28話「 どうなる?金融機関の融資スタンスと金利動向 」で、金利上昇について触れました。
それから約1ヶ月程経ち、5月15日には長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが、一時0.92%まで上昇し、1年1ヶ月ぶりの高水準、さらに5年物国債も約2年ぶりの高水準となりました。
長期金利が上昇しつつあると報道されているので、最近、金利の動向についてよく聞かれます。借りているアパートローンの金利がすぐにでも上がるのではないかと心配されている方も多いのですが、中には自分の借入金の金利がどのように変わるかの仕組みを知らない方もいらっしゃるようです。
そこで、今回は金利の仕組みについて、説明いたします。
■ その時の金融政策によって変わる短期金利
大家さんが、収益物件取得に活用する融資の金利の種類は大きく次の2つに分けられます。
1 ) 1年のうちに何回も金利が変わる可能性がある「 変動金利 」
2 ) 数年間あるいは借入期限まで金利が変わらない「 固定金利 」
現在、大家さんに融資する際の「 変動金利 」の基準には、一部の金融機関を除き、ほぼ短期プライムレートが使われています。
短期プライムレート( ...
それから約1ヶ月程経ち、5月15日には長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが、一時0.92%まで上昇し、1年1ヶ月ぶりの高水準、さらに5年物国債も約2年ぶりの高水準となりました。
長期金利が上昇しつつあると報道されているので、最近、金利の動向についてよく聞かれます。借りているアパートローンの金利がすぐにでも上がるのではないかと心配されている方も多いのですが、中には自分の借入金の金利がどのように変わるかの仕組みを知らない方もいらっしゃるようです。
そこで、今回は金利の仕組みについて、説明いたします。
■ その時の金融政策によって変わる短期金利
大家さんが、収益物件取得に活用する融資の金利の種類は大きく次の2つに分けられます。
1 ) 1年のうちに何回も金利が変わる可能性がある「 変動金利 」
2 ) 数年間あるいは借入期限まで金利が変わらない「 固定金利 」
現在、大家さんに融資する際の「 変動金利 」の基準には、一部の金融機関を除き、ほぼ短期プライムレートが使われています。
短期プライムレート( ...
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