今月に入ってから日経平均株価の上昇が止まりません。コラムを書いている6月16日(金)の終値は33,706円というところまで来ました。
オイラが初めて株を買ったのは30歳だった1988年12月だったと思います。確か、まだ鉄が「産業の米」とも言われていた時代に、「 新日鉄 」を870円で1000株を買ったのが始まりでした。
その時の日経平均株価は29,000円台から30,000円近くまで駆け上がったころでしたが、翌年1989年12月末には38,915円でピークをつけてその後は失われた30年に突入しました。
邱永漢さんが「 株の儲けは我慢料 」と書いていた時代の終わりを迎えたわけです。
邱永漢さんが「 我慢料 」と書いた時代、株価はリセッションがあって一時的に下げても次の好景気では必ずそれ以上の株価を付けるので、値下がりしたときに振り落とされず我慢して持ち続ければきっと報われるという意味がありました。
しかし、その後、状況は変わりました。我慢しても報われない30年に突入してしまったのです。
オイラが買った「 新日鉄 」の870円は、結果的に初心者にありがちな典型的な高値掴みでした。その後5年くらい持ち続...
オイラが初めて株を買ったのは30歳だった1988年12月だったと思います。確か、まだ鉄が「産業の米」とも言われていた時代に、「 新日鉄 」を870円で1000株を買ったのが始まりでした。
その時の日経平均株価は29,000円台から30,000円近くまで駆け上がったころでしたが、翌年1989年12月末には38,915円でピークをつけてその後は失われた30年に突入しました。
邱永漢さんが「 株の儲けは我慢料 」と書いていた時代の終わりを迎えたわけです。
邱永漢さんが「 我慢料 」と書いた時代、株価はリセッションがあって一時的に下げても次の好景気では必ずそれ以上の株価を付けるので、値下がりしたときに振り落とされず我慢して持ち続ければきっと報われるという意味がありました。
しかし、その後、状況は変わりました。我慢しても報われない30年に突入してしまったのです。
オイラが買った「 新日鉄 」の870円は、結果的に初心者にありがちな典型的な高値掴みでした。その後5年くらい持ち続...
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