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都市機能充実の「晴れの国 岡山」。岡山駅東口で「OKAYAMA GATE PLACE」プロジェクトが始動!

都市計画・再開発(地域情報)/広島/中国・四国 ニュース

2020/10/15 配信

岡山県の南東部にあり、県庁所在地の岡山市。中国・四国地方で最大の都市雇用圏を有する都市としても知られる。

町の合併も関係しているが、人口減社会で近隣の都市や街の規模が縮小するなか、人口・世帯数がともに順調に推移している珍しいエリアで、直近だと約72万人が人口規模を誇っている。

そんな同市の玄関口ともいえるJR岡山駅東口の目の前で、大規模な再開発プロジェクトが本格始動したようだ。

日本三大庭園の一つである後楽園があり、他にも岡山城、吉備津神社など観光名所にも恵まれる岡山市。再開発で街の魅力はさらに高まりそう。
日本三大庭園の一つである後楽園があり、他にも岡山城、吉備津神社など観光名所にも恵まれる岡山市。再開発で街の魅力はさらに高まりそう。

意外と知られていない?
質の高い都市機能が集積したエリア

岡山平野の中央に位置し、温暖な瀬戸内特有の風土。春秋は快晴の日が多く、冬は季節風を中国山地が遮る。年間の日照時間は平均2031時間と、東京の1877時間、大阪の1996時間に比べると、はるかに長い。自然環境に恵まれた土地と言えるだろう。

政令都市のなかでは、人口10万人あたりの病院数は4位、医師数は2位、大学・短大生数は6位、文化施設数は3位、百貨店・総合スーパー数は1位、家賃(民営の借家)の安さは8位(すべて18年)、人口1人あたりの都市公園面積は2位(17年)と、医療・福祉、教育などの分野で都市機能が集積していて、住みやすい環境が整っている。

近畿と九州、山陰と中国を結ぶ、東西南北軸で交通の結節点であり、鉄道・道路・空路などの交通網が集中する、好アクセスな立地であるのも特徴だ。

JR岡山駅には山陽新幹線や山陽本線など7路線が乗り入れ、高速道路は山陽自動車道、中国横断自動車道、瀬戸中央自動車道が通り、岡山桃太郎空港は東京や札幌、沖縄の国内3路線だけではなく、ソウル、上海、香港、台北の国際線4路線が就航する充実ぶり。

大手から中小企業の本社・支社が拠点を構えていて、単身者やファミリー層、ビジネスマンや子育て家庭に関係なく、誰もが住みやすい街だ。

JR岡山駅東口の真正面に
住宅やホテルが入る新ランドマークが誕生

再開発の舞台となるのは、JR岡山駅東口の真正面。これまで、事業協力者として野村不動産などがプロジェクトを進めてきたが、今年8月に「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業』の再開発組合を設立。

岡山駅前商店街と市役所筋に面した約1.4haの土地に、地上16階、地下1階のホテル棟と地上32階、地下2階の住宅棟、地上6階の立体駐車場棟を建設し、26年に竣工する予定だ。

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現地写真(JR岡山駅 東口周辺空撮)および位置図と外観完成予想図。各棟には商業施設、ホテル棟にはオフィス、コンベンション施設も入る予定だ。 出典:プレスリリースより
現地写真(JR岡山駅 東口周辺空撮)および位置図と外観完成予想図。各棟には商業施設、ホテル棟にはオフィス、コンベンション施設も入る予定だ。
出典:プレスリリースより

まちづくりのコンセプトは「OKAYAMA GATE PLACE」で、住宅やホテル、商業施設、コンベンション施設といった拠点があることで、地域コミュニティの活力を高め、周辺地域との連携で賑わいを生み、市のランドマークにするのが目標。

大屋根を備えた広場、周辺コンベンション施設との連携で、岡山市が推進するMICE(国際会議、ビジネスイベント等)の誘致を促進するという。

JR岡山駅は鉄道だけではなく、路面電車やバスなどの乗り継ぎ地点。岡山高島屋やビックカメラ岡山駅前店、イオンモール岡山、イコットニコットなどの商業施設やビジネスホテルが多く建ち並ぶ場所だ。岡山駅前商店街は東西280mに延びるアーケード街で、月に一度の桃太郎市には近隣だけではなく遠方からも人が訪れるそうだ。

一方、このエリアは老朽建物が密集していて、道路が狭いため災害発生時の避難道路の確保が困難で、地域住民や商店街来訪者の交流スペースも足りない。

観光客の拠点となる施設・イベント会場・オープンスペースも不足していて、駅および周辺施設からの回遊性が弱く、周辺エリアへの賑わいが波及しないといった課題も抱えている。

岡山市が定める「都市マスタープラン」でも、岡山駅周辺は商業や業務、医療・福祉、コンベンションといった都市機能や回遊性・賑わい、交流機能等が充実し、市全体や都市圏の発展をけん引する都心に該当する。

さらに、同エリアは都市再生の拠点として、主に民間の都市開発事業等を通じて、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべく、国が政令で指定した「都市再生緊急整備地域」の一角。この度の再開発で、課題を解消する狙いだ。

岡山市が掲げる将来の都市構造計画。JR岡山駅は都心に該当し、市全体や都市圏の発展のけん引、国内外の人々が交流する拠点を目指す。 出典:「岡山市 都市計画マスタープラン」より
岡山市が掲げる将来の都市構造計画。JR岡山駅は都心に該当し、市全体や都市圏の発展のけん引、国内外の人々が交流する拠点を目指す。
出典:「岡山市 都市計画マスタープラン」より

岡山市は、岡山電気軌道のJR岡山駅東口広場への乗り入れを計画していて、23年の供用開始を目指す案を昨年に決定。同じく東口のイトーヨーカドー跡地では、商業・ヘルスケア、店舗、オフィス・商業、住宅など複数棟が集まる「杜の街グレース」プロジェクトが進められていて、第1期が来夏に完成する予定だ。

反対の西口方面でも、商業施設や業務施設を含む複合ビルの建設など、駅周辺では複数の再開発プロジェクトが進行中。ここ数年で、市の中心部の様相は、一気に変わりそうだ。

健美家編集部(協力:大正谷成晴)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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