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2030年度末開業を目指す新幹線「札幌駅」。新駅周辺再開発で注目の「創成イースト」とは

都市計画・再開発(地域情報)/札幌/北海道 ニュース

2024/03/18 配信

創成川をまたぐ新幹線札幌駅で東に目が向く

北海道新幹線「新函館北斗~札幌」間は、令和12年度末(2030年度末)の開業を目指して進捗中だ。

開通時期は、工事の遅れや事業費の増大、開通時期目標とされていたオリンピック・パラリンピック招致の見送りでまだ不透明でもあるが、開通することは間違いない。

新しくできる新幹線の札幌駅は、札幌市の中心を流れ、市を東西に分ける創成川をまたいで作られる。これまで、札幌都市圏は創成川までといった概念だったのが、再開発が進む創成川の東側に広がりを見せている。

再開発進む創成イーストエリアの 大型複合商業施設「サッポロファクトリー」では、趣のある煉瓦造りの建物も生かされている。


札幌市は、創成川と北8条通、東8丁目通、国道36号に囲まれた約134ヘクタールの創成イーストエリアを「第2次都心まちづくり計画」の「ターゲット・エリア」の一つとして位置づけている。

「ホテル創成札幌 Mギャラリー」の真ん前にはサッポロファクトリー。アイコンの煙突がそびえる。

レンガ造りが盛んな工業地帯だった創成エリアの中央には、サッポロビール工場だったレンガの建物を利用した1993年の開業のサッポロファクトリーがあり、周辺にオープンした店舗や高層ビルなど新しい建物が出来るなか、歴史を感じさせる存在だ。この新旧が混じり合う街並みが創成イーストの一つの魅力にもなっている。

開業ホテルはインバウンド客からすでに注目

そんな創成イーストエリアに、サッポロファクトリーに隣接して、2024年1月30日に開業した「ホテル創成札幌 Mギャラリー」は、世界110ヵ国5400以上のホテルを展開する仏・アコーホテルズが手掛けるホテル。「ホテルクラビーサッポロ」をリブランディングして誕生した。

隣接するサッポロファクトリーと違和感のない外観の「ホテル創成札幌Mギャラリー」。
隣接するサッポロファクトリーと違和感のない外観の「ホテル創成札幌Mギャラリー」。
エントランスを飾るのは、北海道開拓使とビール醸造の起源を表現したアート作品「希求史」。
エントランスを飾るのは、北海道開拓使とビール醸造の起源を表現したアート作品「希求史」。

アコーホテルズのプレミアムブランドだけあって、洗練された雰囲気の118室のホテルとして話題を集めている。ホテルのテーマは「21世紀に生まれ変わる開拓使時代の邸宅」 で、ヨーロッパを感じさせるデザインのなかに創成エリアの過去からの歴史が反映されている。

バーラウンジにある暖炉は、銅製のビール釜をモチーフにしている。
バーラウンジにある暖炉は、銅製のビール釜をモチーフにしている。
落ち着いたインテリアの客室の壁の一部には、創成川の歴史が描かれている。
落ち着いたインテリアの客室の壁の一部には、創成川の歴史が描かれている。

JR札幌駅からは車で約5分、地下鉄バスセンター前駅から徒歩5分という利便性とデザイン性の高さは、すでにインバウンド客には多いにアピールしているようである。

高層マンションの分譲もあり、都心居住の選択肢となっている創成イーストエリア。札幌市全体の人口が減少するなか、2000年に約6600人だあった人口が20年で約3倍になり2万人近い規模になっているのも注目される。新幹線の開通に向けて成長する街として目が離せないエリアである。

執筆:小野アムスデン道子(おのあむすでんみちこ)

小野アムスデン道子

■ 主な経歴

元リクルート週刊住宅情報関西版編集長。
月刊ハウジング編集長を経て、メディアファクトリーにて、世界的なガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集に携わったことから観光ジャーナリストに。
東京とオレゴン州ポートランドのデュアルライフと世界中を巡る取材で旅を基軸にしたライフスタイルについて執筆。国内外で物件運用中。
Own media【W LIFE】で40代からの豊かな暮らし方を発信。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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