JR東日本と品川区が推し進める
広町地区の駅前大規模再開発
JR、東急電鉄、東京臨海高速鉄道りんかい線の3線が乗り入れる、「大井町駅」。
「品川駅」まで約4分、「東京駅」までも約15分と都心へのアクセスは良好。さらに徒歩圏内にある「西大井駅」にはJR横須賀線と湘南新宿ラインが乗り入れており、横浜方面へのアクセスも良いという好立地だ。
駅周辺には「アトレ大井町」、「イトーヨーカドー大井町店」、「阪急大井町ガーデン」といった商業施設が軒を連ねるほか、スーパーやコンビニエンスストア、飲食店なども多く、買い物には困らない。また昔ながらの商店が並ぶ通りもあり、比較的落ち着いた雰囲気が人気を集めている。
そんな「大井町駅」で現在、品川区とJR東日本による再開発計画が進んでいる。
計画名は「(仮称)広町地区開発計画」。品川区とJR東日本が作成した説明会資料によると、計画地は「大井町駅」から東急大井町線「下神明駅」方向に広がる総延べ面積約259,000㎡の土地(品川区広町2丁目3・大井1丁目他)だ。
2025年度、A地区に高さ100m越えの
ツインタワーが登場予定!
再開発ビル建設予定地はA-1地区とA-2地区に分けられている。
A-1地区は敷地面積22,340㎡、延床面積約250,000㎡で、ここに宿泊・住宅機能を有する地上26階、地下2階、高さ115mのビルと、業務機能を有する地上23階、地下4階、高さ122mのビルが建設される予定。
また、A-2地区は敷地面積7,090㎡、延べ床面積9,000㎡で、こちらには地上3階、地下1階、高さ27mのビルが登場する予定となっている。
A地区の完成は2025年度を予定しているとのこと。大井町駅からしながわ中央公園につながるオープンスペースや歩行者道路も併せて整備されるということで、完成後は街の利便性・回遊性も一気に上がりそうだ。
ちなみに、LIFULL HOME’Sによると、大井町駅の賃貸相場は、ワンルームで8.62万円、1DKで13.41万円。
周辺の家賃相場(ワンルーム・1K・1DK(マンション・アパート・一戸建て)の比較では、高輪ゲートウェイ10.69万円、品川12.33万円に対して大井町が9.6万円と、比較的リーズナブルで、住みやすい価格といえそうだ。
この再開発によって駅前周辺が整備されれば、単身者およびファミリー層の流入が増え、賃貸需要が増える可能性もある。今後の動向を引き続き見守りたい。
健美家編集部(協力:斎藤一美)
健美家編集部(協力:
(さいとうかずみ))