• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

リニア「岐阜県駅」中津川市は定住促進に前向き!にぎわい期待で不動産投資家にチャンス!

都市計画・再開発(地域情報)/名古屋/東海 ニュース

2021/06/05 配信

リニア

東京まで58分、名古屋まで13分、通勤圏内に
中津川市の強い街づくりへの想い

遅れが避けられそうにないものの、2027年の開業を目指しているJR東海のリニア中央新幹線。開業すれば、リニア駅が作られるエリアには人や企業が流れ込み、発展が期待できる。不動産投資家にとってもチャンスが広がるのは間違いない。

今回は、岐阜県中津川市にできる「岐阜県駅」をみていきたい。「岐阜県駅」にはリニアの車両基地も置かれる予定で、中津川市が街の振興にかける思いは強い。同市の定住情報ポータルサイト「中津川に住もう!」には、わざわざリニア中央新幹線のページが設けられているほどで、リニアによる発展が大いに期待できる。

神奈川県のHPから
神奈川県のHPから

今回もまず、リニア計画全体をおさらいしておこう。現時点で27年に開業される予定となっている東京~名古屋間では、次の6駅が設置されることになっている。

 ①「東京都ターミナル駅(品川駅地下)」

 ②「神奈川県駅(相模原市橋本駅付近)」

 ③「山梨県駅(甲府市大津町付近)」

 ④「長野県駅(飯田市上郷飯沼付近)

 ⑤「岐阜県駅(中津川市千旦林付近)」

 ⑥「名古屋市ターミナル駅(名古屋駅地下)」

37年には、さらに大阪まで延伸される計画だ。

今回みる「岐阜県駅」は、中津川市西部につくられる。東京(品川)から数えて5つ目の駅だ。東京とは58分、名古屋とは13分で結ばれる。名古屋はもちろん、東京も十分、通勤圏になる。

中津川アクセス
定住情報ポータルサイト「中津川に住もう!」から

前述の定住情報ポータルサイトで、中津川市は「中央新幹線を最大限活用した街づくりに取り組んでいきます」と意気込んでいる。その上で、次のように指摘する。

「リニア中央新幹線の開業は、東京-名古屋-大阪という3大都市圏を短時間で結び、人、モノ、情報の活発な交流を生み出し、高度な巨大都市圏を誕生させ、経済活動の効率性が高まると期待されます」

「『時間距離』が短縮されることから、まちづくりの様々な側面への効果が見込まれます」

不動産投資家にとって、心強い姿勢ではないだろうか。

広域道路網の整備は「東西軸」「南北軸」を強化
駅へのアクセス道路も整備しネットワーク化

では、駅周辺でどんな整備を行っていくのか。中津川市がまとめた「中津川市リニアのまちづくりビジョン(概要版)」に沿ってみていきたい。

まずは、交通アクセスだ。より広い地域のより多くの人に駅を利用してもらえるよう、交通アクセスを整備するとしている。

具体的には、中央自動車道、国道19号、JR中央本線などの「東西軸」と、国道257号、濃飛横断自動車道の「南北軸」の強化をはかり、広域道路網を整備する。

同時に、これら広域道路とリニア駅を結ぶアクセス道路を整備し、ネットワーク化する。

具体的なイメージは以下の通りだ。

中津川広域道路

中津川駅周辺道路
いすれも「中津川市リニアのまちづくりビジョン(概要版)」から

自然や田園風景とマッチした駅空間
周辺はコンパクトな商業機能、定住見込んだ街づくりも

次に駅周辺の整備だ。

駅周辺
中津川市リニアのまちづくりビジョン(概要版)」から

中津川市は、癒しを求めて都会からやって来る人たちをあたたかく迎えられるよう、森、川、木、里山といった「なかつがわらしさ」を前面に出し、自然や田園風景とマッチした居心地の良い空間を作るとしている。

中津川駅西口
中津川市リニアのまちづくりビジョン(概要版)」から

リニアから在来線やバス、タクシー、自家用車などへの乗り換えがスピーディーにできるよう、車道を渡らず短い移動ですむような整備を行う。バリアフリーやユニバーサルデザインにも配慮する。

駅は、県内や周辺の観光、歴史文化、食、特産品などに関する情報を発信する拠点とし、楽しく買い物できる物販スペースも設ける。

駅周辺はショッピングモールなどの大規模商業施設は誘致せず、商業機能はあくまでコンパクトなものにするという。また、東京、名古屋などが通勤圏になることから、「リニア駅の近くに住む」という発想でも街づくりを進める。そのさいは、都会との差別化をはかるため、自然や景観に十分配慮すると同時に、敷地に余裕を持たせるといった工夫もする考えだ。

駅周辺2
中津川市リニアのまちづくりビジョン(概要版)」から

このほか、地域の活性化のため、リニアの交通利便性や車両基地を最大限いかし、市全域で、企業や施設の誘致、雇用の拡大、定住促進を促すとしている。

中津川市のリニアへの姿勢はかなり前向きで、その歓迎ぶりは市のHPなどをのぞけばよくわかる。

とくに自然豊かな中津川市での賃貸住宅経営は、新型コロナウイルス感染拡大で注目されるようになったテレワーク、ワーケーションなどのニーズにもマッチするかもしれない。リニアの工事の進捗をみつつ、戦略の選択肢として注目してみてはいかがだろうか。

取材・文 小田切隆

【プロフィール】 経済ジャーナリスト。長年、政府機関や中央省庁、民間企業など、幅広い分野で取材に携わる。ニュースサイト「マネー現代」(講談社)、経済誌「月刊経理ウーマン」(研修出版)「近代セールス」(近代セールス社)などで記事を執筆・連載。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ