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大切なのは自分で決めること。マレーシアから十勝に引っ越し、ジンギスカン専門店を開業しました!

張田満さん_画像 張田満さん 著者のプロフィールを見る

2023/12/10 掲載

こんにちは、ハリーです。1年ぶりのご無沙汰です。2022年9月、8年半暮らしたマレーシアから北海道十勝エリアにある芽室町に家族で引っ越してきました。

芽室町は過去には1年の最高気温が38.1℃、最低気温が-31.3℃になったことがある街です。マレーシアとは大きく異なる環境ですが、1年暮らすうちに慣れてきました。ちなみに、マレーシアへの移住当時2才だった末娘は、今では小学6年生です。

そして皆様にご報告です。田舎暮らしを始めて10ヶ月後の2023年8月、地元で飲食店をオープンしました!店名は「帯広ジンギスカンおびじん」。十勝平野の郊外にあるジンギスカン専門店です。

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店名:帯広ジンギスカン おびじん
住所:北海道河西郡芽室町渋山8線24
【営業】11:00〜14:00(ラストオーダー)
【貸切】15時〜20時は10名〜団体貸切予約OK ご相談ください!
【定休】月曜・火曜
【Instagram】 https://instagram.com/obijin_memuro
【LINE 】 https://lin.ee/LEzYES5
【MAP】https://maps.app.goo.gl/2yUwRsSRXEsSU2Yj9?g_st=ic

実はサラリーマン時代から「飲食店を経営してみたい!」という思いがありました。しかし、これまではその時々で暮らす場所を変えていくという、自由というか柔軟なスタンスを意識していたので、まだ先の事かなと考えていたのです。

ところが、十勝での暮らしに魅了され、少なくとも今小6の末娘が中学を卒業するまではここに住みたいと思うようになりました。そこで、「今こそ飲食店開業のチャンス!」と思い切って挑戦してみることにしたのです。

そうと決めたら行動です。
成功するか?しないか?で悩むよりもまずは行動すること。
私は成果だけでなく、経験そのものに価値があると信じています。

■初期費用が少ない理想の居抜き物件を発見

まず始めたのは、物件探しです。飲食店経営ド素人なりに、自宅から車で20分以内、家賃は月10万円以下、店内が広い、駐車場は6台以上、居抜き物件などのざっくりした条件を定めました。

その中でも、飲食店経営初心者の私にとって外せない最重要ポイントは、「居抜き物件」であることでした。

居抜き物件とは、前のテナントが退去したままの設備や内装など造作物が残っている状態の物件のこと。何もないスケルトン状態で借りれば、内装や設備で数百万円の投資が必要です。居抜き物件なら、初期投資を抑えてスタートを切れます。

また、過去に営業実績がある店は、開業に必要となる保健所の検査基準に適合しやすいというメリットもあります。また、これは人に言われて確かにと思ったのですが、「あの元〇〇店がまたオープンしたから行ってみよう」と集客につながることも期待できます。

しばらくして、条件に合った物件が見つかりました。ただし、「郊外で全然クルマが通らない」立地です。通りすがりの看板を見てお客さんが来る可能性はほぼゼロ。認知度を上げるには時間がかかりそうです。

しかし、私は飲食店経営者の方々から、ここ数年はSNSやグーグルマップの情報からの新規来店が激増しているという話を聞いていました。それならあえて、「隠れ家的」な良さがあるお店にしてみよう!と思い、直感を信じて契約することにしました。

店舗を借りるには保証金として家賃10ヶ月分、居抜きの場合は譲渡料として数十万〜数百万プラスされることがあります。ところが今回は、「敷金2ヶ月と家賃保証会社契約」のみ。初期費用が40万円以内に収まったことも決め手となりました。

いよいよ場所が決まりましたが、飲食業界は未経験で「何がわからないか分からない」とういう状態。そんな時に役立ったのが、サラリーマン時代に取材で数百件の飲食店を取材した経験でした。

その後も、Youtubeなどを参考に、看板設置や設備の購入先やオープンまでのタイムスケジュールなどを決めていきました。ありがたいことにお付き合いのある飲食店オーナーの方々からも多くのアドバイスをいただきました。本当に感謝です。

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■1年以上は継続するために決めた3つの「開業時の指針」

「畑だらけの郊外エリアで全然クルマが通らない」場所のお店です。短期間での結果を求めれば負け戦になると考え、最低限の売上でも1年以上は運営継続できる仕組みを作ろうと決めました。

私なりに考えた「開業時の指針」がありました。

1)開業資金を極力低く抑える
2)運営コストを極力低く抑える
3)コンセプトを設定する

それぞれ説明します。

1)開業資金を極力低く抑える

開業時に大金を投じて立派なお店を作ることはリスクがあると感じました。派手に始めて大儲けを狙うのではなく、退場させられない守り重視のスタートを心がけました。そのためには、毎月の返済支払いを極力低く抑えることが必須と考えました。

そのために、「設備投資は最小にする」ことを徹底し、金融機関からの借入ゼロで実現できる範囲内で進めていきました。

お店は元焼肉店だった居抜き物件を選び、店内はリフォームなどを行わずに、徹底的な美装作業とDIY塗装などに収めました。

厨房内部の食器棚は残置物を利用しました。業務用冷蔵庫、食器などの什器、サーキュレーター、扇風機、暖房機器などは、中古品を買ったり無料で頂いたりしました。新品で購入したのは、店舗看板、のれん、のぼり旗、ジンギスカン鉄鍋、炊飯ジャー、電気ケトル、温水ポット、スプーンや什器など。

ガスはプロパンガスで、地元のガス会社4社から見積もりと条件提示をお願いしました。その中で、各テーブルに必要な卓上ガスコンロ貸与の条件提示していただいたガス会社と契約を結びました。

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娘たちも手伝ってくれました(ペンキを塗っているところ)

2)運営コストを極力低く抑える

継続運営していくためのポイントのひとつは、固定費を低く抑えることです。そのために、人件費を抑えることは重要でした。

飲食店の経営指標のひとつに「FL比率」があります。Food(食材原価)とLabor(人件費)のコストは売上の60%以下が理想とされます。例えば、月100万円の売上であれば、FLの合計を60万円以下に設定します。50万円以下であれば超優良店というイメージです。

開業からしばらくは私自身が現場で働いて汗をかこうと思っていたこともあり、アルバイトを雇わず、夫婦二人だけの運営から始めることにしました。私は今も毎日店に立って働いています。

営業時間はお昼の3時間です。アルバイトを雇って、来客がゼロ(売上ゼロ)なら、アルバイト一人につき4千円ほどの報酬分がマイナス計上となってしまいます。来店客数が安定するまでは、夫婦二人で頑張ります。(週末は娘たちも手伝ってくれています)

自分で現場を仕切って動く経験は、スキルとノウハウの構築という意味もあります。今後、スタッフを雇うことになった場合も、合理的な仕組みやルールを予め設けておき、トラブル時にも適切に対応できる体制を作っておくことは必ず生きるはずです。

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3)コンセプトを設定する

どんなお店にしたいか?という目標を意識するのとしないのでは、選択がブレてきます。目標イメージが明確であれば、日々の選択の連続の中でも迷わずに即決できます。

お店を作っている最中は、決断の連続でした。そんな時は、「開業時の指針」を意識することで、即断即決できました。コンセプトという軸がなければ、レイアウトや配色、備品セレクトなど、お店全体の雰囲気がチグハグになってしまいます。

私の店のコンセプトは、「ログハウス風の暖かみある田舎のお店」「昔風の活気あるジンギスカン店」「家族や仲間でワイワイ楽しいお店」というものです。オシャレさや洗練などのカチッとしたイメージは全カットして、あえて田舎っぽいお店を目指しました。

ちなみに、実際に運営してみるとグーグルマップの集客効果がスゴイです。お店からの情報発信はインスタグラムだけなのに、キャンピングカー旅行者やバイクツーリングの方々が「グーグルマップを見て」たくさん来店してくれました。

大勢の友人も来てくれました。健美家コラムの仲間では、極東船長さん、赤井誠さん、三浦弘人さん、DX@母ちゃんさん、佐藤元春さん、大野靖弘さん、ふんどし王子さん、ポールさん、火の玉ガールさん、などなど…。本当にありがとうございます!

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十勝グルメのインフルエンサーの方々には、SNSやYouTubeで紹介していただきました。地元の新聞や冊子にも取り上げてもらうなど、思いがけない広がりに感謝です。

おかげさまで、大きく儲けてはいませんが、赤字は出さずに運営できています。リピートしてくださるお客様も増えてきて、正直、ホッとしているところです。

■大切なのは自分で選ぶこと

「なぜ苦労して自由な生活を得たのに、自分を縛るようなお店を始めたの?」と聞く人もいます。「やってみたいから」です。会社員時代にFIREを目指したのは、「やらされる」ことが嫌だったから。

大切なのは自分で選ぶことであって、その中身は何だっていいと思います。

こんなチャレンジが出来たのも、所有するアパート達のキャッシュフローのおかげです。私の所有する不動産は札幌とその近隣エリアにあり、どれも買ってから(もしくは新築してから)10年以上が経過しています。

実は昨年から所有物件の売却を進めています。CFは減ってしまいますが、田舎暮らしで生活費が下がっているので、想定外の事態が続けて起きたりしない限り、生活には困りません。

大家仲間が集まると不動産の話題になりますが、それぞれ年齢や家庭環境、目指す資産規模が異なります。当然、正解もバラバラです。一つ言えるのは、自分の強みを活かせるような手法を見つけられれば有利になるということです。

不動産投資と出会ったお陰で、サラリーマンだった自分でも人生の方向性を大きくシフトすることができました。今後の方針としては、札幌から離れて十勝エリアをメインにするという選択肢もありますし、店舗や民泊経営も面白そうだと思っています。

市況が崩れた際には、タイミングを逃さず「全集中&即行動」で買い進める準備も進めていきます。と言いつつ、不動産からの収入に依存や執着しない自分に憧れる自分もいるのですが…。

人生は選択の連続であり、問題解決ゲームです。環境を変えたい!生き方をシフトしたい!新しい自分になりたい!そのために、目の前に出てくる壁を飛び越えて進んでいく、そんなイメージでここまで来ました。

新たなチャレンジをすると分からないことや高く見える壁が現れますが、壁にぶち当たることはネガティブなことではなく、前進している証拠です。きっと、飲食店の経営でも、たくさんの壁ぶち当たると思います。

でも、不動産投資がそうだったように、一つ一つ学びながら進めればいいと思っています。お店の運営、家族のあり方、3人の娘たちのこれから、時間の自由、不動産投資、新たなチャレンジ、これからも少しずつ、地道に進めていこうと思っています!

娘たちも田舎暮らしを楽しんでいます!

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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

張田ミツルさん

張田ミツルさんはりたみつる

不動産賃貸業
映像クリエーター
5人家族(妻&三姉妹)

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • □1972年、北海道生まれ

    □1990年
    地元の高校を卒業後、メーカーに営業職として入社

    転勤で東京勤務になった初日、駅の人出を見て「今日は祭りか」と思ったら普通の日でショックを受ける。
    田舎に比べて生活自体にお金がかかる東京暮らしに疲れていたため、数年で再び札幌勤務となりホッとする。

    □2002年(30才)
    映像制作会社に転職、アシスタントディレクターとなる

    □2007年
    結婚

    □2008年
    7月:メニエール病になるが、約3週間でまあまあ回復
    8月:北海道の人気番組のディレクターとなる

    □2009年
    交通事故に遭ったのを機に不動産投資の勉強を開始

    □2010年(37才)
    8月:1棟目のアパート購入(2LDK×4)
    ハリーチャンネル開設

    □2011年
    8月:2棟目のアパート購入(1LDK×1、2LDK×2、3LDK×2、テナント×1)
    9月:3棟目のアパート購入(1K×10)

    □2012年(39才)
    2月:4棟目のアパート購入(1DK×8)
    5月:5棟目の戸建て購入(6LDK)
    6月:映像制作会社を退社
    8月:自分の会社を立ち上げる
    9月:6棟目の戸建て購入(4LDK)

    □2013年(40才)
    2月:7棟目のアパート購入(2LDK×6)
    7月:8棟目のアパート購入(2LDK×4)
    その他、新築RC3棟など

    □2014年(41才)
    マレーシアへ移住

    □2018年(45才)
    札幌の大学(北海学園、札幌大学等)で講演を行う

    □2022年(50才)
    日本に帰国
    北海道で田舎暮らしを始める

    新築RC物件・海外物件など含め、76室を所有、税引き前CFは月約100万円

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