前回のコラムでは、オイラが邱永漢さんの本から色々なことを学んだ話を書きましたが、30年前の当時、既に時代遅れになっていた本から学んだことで逆に失敗することもありました。
■ 本の読み方を間違えると損をする
過去に出版されたビジネス書や経済書、また投資関連本に記載の内容がそれを読んだ時代にマッチしているとは限りません。大きく違っていることも多いです。
これを時代に合わせて変化させないまま取り入れてしまうと、時代と逆の方向を行くことになります。例えば、以下の記載が邱さんの本にありました。
不動産は年々値上がりするものだから元利払いが出来たら支払っている間はお金としては増えないが、時間の経過と共に含み資産として勝手に増えていく
これはバブル以前の考え方と言って良いでしょう。バブル退治に金利を上げ、不動産融資総量規制をかけたことで不動産が大暴落、その後の不景気で金利が低下した今、不動産投資ではキャピタル期待よりもインカムゲイン期待が基本になりました。
この間に資産家からサラリーマンへ富の移転がされた様は、まさに「 貧民ゲーム 」で富豪が転落して貧民が富豪になったようなものです。
しかし、オイラが27年前に1...
■ 本の読み方を間違えると損をする
過去に出版されたビジネス書や経済書、また投資関連本に記載の内容がそれを読んだ時代にマッチしているとは限りません。大きく違っていることも多いです。
これを時代に合わせて変化させないまま取り入れてしまうと、時代と逆の方向を行くことになります。例えば、以下の記載が邱さんの本にありました。
不動産は年々値上がりするものだから元利払いが出来たら支払っている間はお金としては増えないが、時間の経過と共に含み資産として勝手に増えていく
これはバブル以前の考え方と言って良いでしょう。バブル退治に金利を上げ、不動産融資総量規制をかけたことで不動産が大暴落、その後の不景気で金利が低下した今、不動産投資ではキャピタル期待よりもインカムゲイン期待が基本になりました。
この間に資産家からサラリーマンへ富の移転がされた様は、まさに「 貧民ゲーム 」で富豪が転落して貧民が富豪になったようなものです。
しかし、オイラが27年前に1...
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