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南カリフォルニア高級住宅地のオープンハウス見学、まだまだバブル ?

不動産投資全般/海外投資・事情 ニュース

2023/08/31 配信

南カリフォルニアの宝石
ラホヤのオープンハウス

南カリフォルニアのラホヤ(La Jolla)といえば、スペイン語の宝石を意味する地名のように、美しい海を望む観光地にして、高台に向けて豪邸が立ち並ぶ高級住宅街。夏の休暇でサンディエゴを訪れ、ロサンゼルスの空港までドライブして戻る途中に、立寄ろうと思っていた場所なのだが、偶然に見つけたのがオープンハウスの看板。

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ラホヤの高台にモダンな新築物件で目立つ、こちらの2軒がオープンハウス。

ラホヤは、砂浜では野生のアザラシが日向ぼっこをする風向明媚な土地で、オーシャンフロントには洒落たブティックが並びヨーロッパの別荘地のような洗練された雰囲気もある。一方で、日本からの直行便が飛ぶサンディエゴの国際空港から車で約30分という利便性の高い場所でもあって、自己居住としてもセカンドホームとしても対応できる立地である。

ちょっとヨーロッパの海辺のような雰囲気のあるラホヤ。
ちょっとヨーロッパの海辺のような雰囲気のあるラホヤ。

ラホヤの 2023年7月の平均不動産価格は、大手仲介不動産サイトをいくつか見るとRealter.comが約280万ドル、Zillowが約213万ドル、というところでざっと3~3.5億円という感じだろうか。新築という珍しさもあって見に行ってみようかということになった。

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しかして、そのお値段は$399.5万ドル(約5億8000万円)!ほぼ間取りが同じ新築が2軒。片方は延べ床面積3060スクエアフィート(約284㎡)、もう一つは2843スクエアフィート(約264㎡)。なかなか強気なお値段である。

片方はあと6週間で完成で、もう一軒は完成済みで家具を入れたショーケースで見せている。
ちょっと中を覗くと、不動産会社COMPASSのエージェントであるCamilleさんが「さあどうぞ中もご覧になって」ということで案内してくれた。

有効活用できる地下室と
海の見えるルーフトップ

間取りは4ベッド3.5バスルーム。1階にはキッチンダイニングと一段下がってリビングとアウトドアリビング。インテリアもモダンなデザインで、想定購入者層は30代~40代な感じ。

冷蔵庫なども統一したカラーパネルにイン。
キッチンは冷蔵庫なども統一したカラーパネルにイン。
暖炉のあるリビング。
暖炉のあるリビング。
アウトドアリニングに続く。
アウトドアリニングに続く。

建物の売りは、地下室にも水回りを備えているので、予備の部屋としていろんな用途に使えることと、海が見えるルーフトップ。収納やボイラー以外で、使いこなせる地下室のある物件がこの周辺はあまりないそう。ルーフトップは、防水床でコンセントとガスも引かれていて、BBQパーティなどもできる。

地下室にはトレーニングルームと別に部屋、シャワールームも。
地下室にはトレーニングルームと別に部屋、シャワールームも。
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モデル撮影のように、この眺めがお値打ちと語るCamilleさん。
メインベッドルームとバスルームには床置きバスタブ。
メインベッドルームとバスルームには床置きバスタブ。

子どもが増えた時の想定なのか、土地柄、ゲスト用の部屋という想定なのか4ベッドルームあるので、それぞれの部屋は小ぶり。メインベッドルームも小さい感じがしたが、続くバスルームは、開口をとって床置きバスタブもあった。

8月は、ラホヤにカリフォルニアのベイエリアや他からも富裕層が多数バカンスにやってくる。「見学に来る人は米国だけでなく、先週はスイスからのお客様もいました」とCamilleさん。「金利も安かったコロナの時期は、Contingency(コンティンジェンシー:というキャンセル可能設置期間)ほとんどなしとか、オファーを10万ドルのせなどというのもよくありました」というバブルな景気だったそう。

「最近は、さすがにそれはありませんが、このあたりは物件在庫が少ないので、まだ値段は下がってません。まあ、金利が上がってくるこれからは分かりませんが」と現状を話す。

景気後退懸念が弱まるアメリカ。旅行中も確かにホテル料金や飲食などは高くなったと感じた。まだまだバブルにいて、このロケーションこのデザインに一目惚れで、ポンと買える顧客に来てもらいたいというところだろう。場所は「744 Bonair Street, La Jolla.」8月30日現在、価格はまだそのままで市場に出ている。

執筆:小野アムスデン道子(おのあむすでんみちこ)

小野アムスデン道子

■ 主な経歴

元リクルート週刊住宅情報関西版編集長。
月刊ハウジング編集長を経て、メディアファクトリーにて、世界的なガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集に携わったことから観光ジャーナリストに。
東京とオレゴン州ポートランドのデュアルライフと世界中を巡る取材で旅を基軸にしたライフスタイルについて執筆。国内外で物件運用中。
Own media【W LIFE】で40代からの豊かな暮らし方を発信。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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