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札幌地下街直結「PIVOT」跡地で札幌ダイビル再開発始動! エリアのランドマークを目指す

都市計画・再開発(地域情報)/札幌/北海道 ニュース

2023/12/26 配信

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2027年に札幌都心部「PIVOT(ピヴォ)」跡に複合ビルが登場する予定。画像はメインエントランスイメージ図(リリースより)

商業施設、オフィス、ホテルを備えた複合ビルが2027年に誕生

2023年5月に閉館した、商業施設「PIVOT(ピヴォ)」(所在地:北海道札幌市中央区南2条西4丁目)。ビルの所有者であるダイビルは現在、跡地において新たな再開発プロジェクトを推し進めている。

同跡地は駅前通りに面し、地下街「ポールタウン」に直結する非常に便利な場所。ダイビルは今後、隣接する「ペンタグラムビル」と「ダイビルピヴォ南館」も併せた約3,150 ㎡の土地に、商業施設・ホテル・オフィスを備えた複合ビルを建てる予定だ。

2023年10月に発表された「札幌ダイビル再開発プロジェクト」計画概要によると、建物全体の延べ床面積は約42,000 ㎡。高さは98.3ⅿ、地上19 階、地下2階建て。

低層階(B2~2 階)は商業施設、中層階(3~8 階)はオフィス、上層階(10~18 階)はホテルという構成で、それぞれの延べ床面積は、ホテル約16,000 ㎡、オフィス約19,000 ㎡、 商業店舗約5,000 ㎡となっている。

2023 年6月から 既存建物解体が始まっており、今後は2024年6月~新築工事着工、2027年1月末に竣工予定だ。

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地下街「ポールタウン」と直結。低層階は商業施設、中層階はオフィス、高層階はホテルとなる予定(リリースより)
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南東側から見た外観パース(リリースより)
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着々と工事が進む計画地の様子(2023年12月2日撮影)
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開発地は札幌駅前通り沿い、人気の狸小路からもほど近い好立地

北海道初出展となる「TRUNK(HOTEL)」は2027年春開業

今年10月9日に創立100周年を迎えるダイビル。今回開発の舞台となる札幌市は、同社が大阪・東京に次いで進出を果たした都市でもある。

同社は2019年に「PIVOT」 をはじめとする計 3 物件を取得、札幌事業室(現札幌事業部)を開設後、札幌市および地元住民とのコミュニケーションを積極的に図りながら、ビジネスエリアと商業エリアとが混ざり合う立地のポテンシャルを最大限に活かした複合ビル再開発プロジェクトを計画してきた。

同プロジェクトの目玉ともなるホテルは、ウェディング事業国内大手のテイクアンドギヴ・ニーズが手掛けるラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL)」に決定。

同ホテルは2017 年に東京・神宮前に1店舗目がオープン。2023年9月に東京・代々木公園にも2店舗目がオープンしており、北海道での展開は同プロジェクトが初となる。ホテル開業は、2027年春の予定だ。

■「TRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称)」計画概要

・事業主:株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

・名称:TRUNK(HOTEL)

・延べ床面積:約16,000 ㎡

・階数10~18 階

・客室数: 100~110 室

・共用施設:カフェ&バーラウンジ、オールデイダイニング、 スペシャリティレストラン、シアタールーム、ボードルーム、スパ、 ジム、チャペル、バンケット

・想定客室単価: 60,000 円~600,000 円

・開業日:2027 年春(予定)

(ダイビルリリースより)

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TRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称) イメージパース
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TRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称) イメージパース
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開発地からすぐの場所にある「moyuk (モユク)SAPPORO」エントランス

同再開発ビルの対面には、今年7月にグランドオープンを迎えたばかりの商業施設「moyuk (モユク)SAPPORO」(ライオンズタワー札幌があり、現在大いに賑わいを見せている。

同再開発ビルが登場したあかつきには、双方の相乗効果も見込めそうだ.。引き続き、2017年の完成を楽しみに待ちたい。

健美家編集部(協力:斎藤一美(さいとうかずみ))

斎藤一美

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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