「桜橋ボウル」跡地に建設予定のビルは
梅田と堂島の中間に位置する好立地
関西最大級のボウリング場として多くの人々から愛されていた「桜橋ボウル」が、2020年1月をもって惜しまれつつ閉館。その後入居していた「桜橋吉豊ビルディング」も解体された。
その跡地は現在コインパーキングとして活用されているものの、2023年春の完工を目指し、機械式立体駐車場を備えた16階建てのオフィスビルが建設予定となっている。
場所は、梅田と堂島の中間に位置する西梅田エリア。国道2号線と四つ橋筋の桜橋交差点からほど近く、北側にはハービス、西側にはブリーゼタワーといった大型複合ビルがある。
最寄り駅はOsaka Metro「西梅田」駅やJR「北新地」駅、JR「大阪」駅やOsaka Metro「梅田」駅、阪神「大阪梅田」駅、Osaka Metro「東梅田」駅も簡単にアクセスできる好立地だ。
建物の激しい老朽化に伴い、47年間の歴史に
終止符を打った関西最大級のボウリング場
1972年、「桜橋ボウル」は桜橋吉豊ビルディングの完工と同時に開業。5~7階の3フロアには計60レーンを備え、施設内のプロショップでは「マイボール」などもオーダーでき、ボウリングブーム時には一般の愛好家たちからも注文が殺到したという。
そんな最盛期を経て47年間も営業を続けてきたが、建物の激しい老朽化が原因で、安全の確保と快適な利用環境の提供が困難と判断。ボウリング場を含む全テナントを閉め、ビルの新築に踏み切ることに決めた。
これで、全日本ボウリング協会の梅田の公認競技場は、「ラウンドワン梅田店」だけとなる。
娯楽スポットの「桜橋ボウル」とは異なる
新たなにぎわいが生まれそうな西梅田
西梅田の再開発は「桜橋ボウル」跡地のビル建設だけではない。
計画地の北側には、JR大阪駅西側エリアの旧大阪中央郵便局跡地の再開発も着々と進められ、オフィスや商業施設、劇場やホテルが入居した大型複合ビルが2024年に完成予定となっている。
また、阪神「大阪梅田」駅と直結する「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」も3月下旬にオフィスゾーンが開業されると全面開業となる。
大阪・関西万博の開催される2025年に向けて、様変わりを遂げている西梅田エリア。「桜橋ボウル」は惜しまれつつ閉館したものの、これらの再開発によって、また新たなにぎわいを生み出すエリアになりそうだ。
健美家編集部