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東京、新宿など主要ターミナルに通勤する人はどこの駅に住む? 意外と増えている都心の「職住接近」スタイル

調査/ランキング ニュース

都内主要ターミナル駅周辺に通勤する人は、どこに住んでいるのだろうか。東京駅・新宿駅・渋谷駅・池袋駅などの駅は、毎日100万人を超える世界有数の乗降客数を誇り、JR、私鉄、地下鉄、路線バスなどが多数乗り入れるだけでなく、特急や新幹線、高速バスなど遠方からアクセスする交通機関も充実。100kmを優に超える広域からの集客がある。

これらの駅を日々利用する通勤・通学客がどこから来ているのか、アクセスの多い駅上位100駅を、住生活情報サービスを提供する株式会社LIFULLが公表した。

東京、新宿、渋谷、池袋に通う人たちの居住駅ランキング(出典/株式会社LIFULL)
▲▼東京、新宿、渋谷、池袋に通う人たちの居住駅ランキング(出典/株式会社LIFULL)

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●東京駅:高年収世帯を中心に、近隣エリアに居住か

東京駅周辺の乗降客数は JR と東京メトロ東京駅および大手町を含めて一日平均約 101 万人。東京駅は、大手町、丸の内、八重洲を含む日本最大のビジネスタウンであり、大企業や外資系など有名企業が集積。乗降客の大半が周辺のオフィスに勤める就労者だ。

東京駅通勤者のホームタウンとして上位にランキングされたのは、東京駅から 5〜10km 圏内の近距離にある駅。「東京駅エリアに勤務する就労者は比較的高年収世帯であることが多く、東京駅からそれほど離れていないエリアに居住することが可能な状況にある」と同社は分析する。

また、エリアごとに区分すると、周辺駅が約 40%、城北・城東エリアが約 30%、城南・城西エリアが 20%、湾岸エリアと神奈川県、千葉県で約 10%という結果に。

タワーマンションが林立する湾岸地域を好むユーザーが年々増加している印象があるが、実は以前から都心近くの住宅地として活用されてきた城東エリアや、神楽坂を中心に江戸川橋や飯田橋など、東京駅周辺にダイレクトアクセス可能な都心隣接住宅地のある駅も同じく上位に登場している。

●新宿駅:人気の高い駅は駅の西側エリアに集中

新宿駅は JR、地下鉄、小田急線、京王線各線の合計乗降客数が一日平均で 260 万人を超える、日本最大の乗降客数と広大な駅勢圏(駅を利用する需要が期待される範囲)を誇るビッグターミナル。

上位 100 駅をランキングすると、特に人気の高い駅は新宿駅の西側エリアに集中していることが分かった。

西側は複数の路線と駅が利用可能なところが多く、特に中野区、杉並区、世田谷区、練馬区内からのアクセスが良好。また、中野駅周辺などを除くと大規模な商業施設やオフィスビルが少なく、専ら商業地と住宅地の混在エリアとして活用されている。新宿駅西側エリアは、新宿駅を中心とした広汎な通勤・通学圏として、また生活圏として一つの職住近接エリアを形成していることが明らかに。

さらに、新宿駅西側エリアには駅ごとに比較的狭域かつ閑静な住宅地が形成されていという特徴がある。商店街も各駅周辺に残っており、庶民的で活気があって、普段着の生活ができる点も人気を集めている要因だ。

●渋谷駅:東急世田谷線および田園都市線、京王線沿線が人気

渋谷駅は JR 山手線、JR 埼京線、東京メトロ銀座線、東急東横線、京王井の頭線など 9 路線が乗り入れ、一日平均の乗降客数も合計で約 143 万人と、東京駅を約 4 割も上回る。

渋谷駅の居住エリアとして多くの支持を集めているのは専ら西側エリアで、その中でもランキング上位を東急世田谷線および田園都市線の駅が占める結果となった。

東急田園都市線は、東京メトロ半蔵門線の相互乗り入れで青山一丁目、永田町、大手町など都心ビジネスエリアに直結。なかでも、同線を代表する住宅地である二子玉川、鷺沼、たまプラーザ、青葉台などよりも、物理的に渋谷駅に近い三軒茶屋や駒沢大学、世田谷線の西太子堂、若林などがランキング最上位に登場している。

また、京王線沿線も人気が高く、京王井の頭線の明大前、新代田、東松原もベスト 10 にランクイン。やはり、渋谷駅へのアクセスがよく、コストパフォーマンスに優れた効率的な生活が望めるという実利的な選択結果が反映されているようだ。

渋谷駅には、城北エリアや千葉県、埼玉県方面からのアクセスは限定的。城西エリア、また神奈川県、東京市部エリアからのアクセスが圧倒的多数を占めており、これらのエリアの実質的な「中心地」としての都市機能を有していることがわかった。

●池袋駅:板橋区や練馬区内からのアクセスがランキング上位に

池袋駅は JR 山手線、埼京線のほか西武池袋線、東武東上線、東京メトロ丸の内線、有楽町線、副都心線など合計8 路線が乗り入れており、一日平均乗降客数約 210 万人のビッグターミナルとしてだけでなく、主に埼玉県方面および北関東エリアからの東京の玄関口として大きな役割を果たしている。

池袋を経由して都心方面にアクセスする乗換駅としても機能しており、北関東方面など遠方からのアクセスが多いことも特徴の一つだが、実際にランキング結果をみると、所要時間 30 分以内の距離にある駅、なかでも、東武東上線沿線の駅を中心に、池袋駅から郊外方面に位置する板橋区や練馬区内からのアクセスが上位を占めている。

所沢、多摩湖周辺、大泉学園など、池袋からやや距離のあるエリアでの開発が進んだ西武池袋線沿線とは対照的だ。
一方で、上位100位までを見ると、東武東上線沿線、西武池袋線沿線の駅数は拮抗しており、総合的に見ると、両路線からのアクセスが圧倒的多数を占める結果となった。

●多様な働き方の定着で、都心での「職住接近」が進む

全体の結果を見ると、上位100位までに、各ターミナルから10km圏内の近郊駅、30km圏内の準近郊〜郊外駅からのアクセスが多くを占める一方で、最上位の顔ぶれはいずれも、各ビッグターミナルからわずか数駅、3〜5km圏内の駅ばかりとなっている。駅間の移動は15分程度、ドア・トゥ・ドアでも30分程度で目的地まで到着可能なエリアだ。

この結果について、「なるべく移動時間および距離を短くし、生活の効率化を図りたいという意向やストレスの軽減など、従来の通勤・通学アクセスに関する課題に個々に対応している人が多い」と同社は分析している。

行政や企業側も、時差通勤や時短勤務、シェア・オフィスやテレワークの活用など、多様な働き方を推進しており、毎日決まった時間に出社・退社をする必要がなくなった人が増えてきている。地方移住して仕事を続ける人が話題になる一方で、都心の職場に近いところに住んで通勤ストレスを解消しつつ、余暇などを充実させるスタイルも定着してきていると考えられる。

「働き方の多様化によって『職住近接』を実現できているケースが決して少なくないこと、それによって『通勤地獄』がピークアウトしつつある状況が浮き彫りになりました」と同社。悪夢のような通勤ラッシュは、少しずつではあるが緩和されつつあるようだ。

健美家編集部

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