みなさん、こんにちは!きこりです。きこりは夏のジメジメ、ムシムシが大好きなので、1年のうちで今の時期が最も活動量が上がりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は念願だったRCを泣く泣く売却し、財務が改善したきこりに目標CFをクリアする物件が天から降りて来るお話です。アーメン。
■ 売却により財務が改善すると銀行さんの態度が・・・
前回のお話のとおり、念願のRCを泣く泣く売却に出したきこり。これで本当に金融機関の態度が変わるのか、最初は半信半疑でした。仕事の合間に金融機関に電話し、属性資料と物件資料をFAXして、また電話してアポを取り付け、平日に地方へ銀行面談に行くことは決して負担の軽いものではありませんでした。
でも、融資が固まっていないと良い物件が買えないので、これが今自分がやるべきことだし、できること!と自分に言い聞かせて愚直にやり続けました。
するとどうでしょう( 劇的ビホアフ的な )、あんなに冷たかった金融機関の皆さんが体感3度くらい温かくなるのを感じました!
※誤解のないように補足すると、銀行さんは1~2%の金利という超薄利ビジネスなので、100人に1人か2人でも返済に問題ある人が出ると利益が飛んでいってしまう状態下にいます。なので、そんなにいきなり温かく迎えてくれる訳はなく、それでも融資してもらいたいと思ってもらえるよう、こちらが準備することが肝要です。( 銀行の行員さんも読んでいる可能性も踏まえたきこり )
■ しかし、良い物件にはなかなか巡り合わず・・・
いくつかの金融機関では以前と異なり、「 これくらいの物件であれば融資の可能性はありますよ 」と言ってもらえるようになりました。それだけでも当時はものすごく嬉しくて、激務の間を縫ってする物件検索が趣味・息抜きでした。
それでも保守的なきこりがOKを出す物件には中々巡り合わず、北は北海道から南は長崎まで物件エリアを広げ、東京では沢山の仲介さんに会い、気になる物件が出たら日帰りでも現地に行って内見や金融機関開拓を続けていました。
当時、東京から札幌、長崎は1か月に1回以上行っていましたが、基本日帰りで帰りの飛行機でも現地調査の結果をまとめてリフォーム依頼資料を作成したり、寝る間を惜しんで行動したりしていました
※詳細はきこりが出ているYouTube
でもあまり辛くはなく、現地の方に「 東京から大変ねぇ~ 」と言われて「 はい~ 」と返すも、内心は「 飛行機操縦して来てるわけじゃないし、ぜんぜん大変じゃないけどな~ 」と思っていました。この時期が不動産活動の中で一番充実していた頃と思います。
■ これは!という物件を北の大地で発見!しかし・・・
そんな中、いつものように物件検索をしていると、北の大地の空港近く( 千歳市 )で良さげなRCを発見!これは!と思い、資料請求や調査を加速させると、共に飛行機や仕事の調整を行い、3日後には現地に行ける手配を整えました。
半休を取得して満を持して現地に乗り込み、仲介業者さんの店舗についた途端、そのお店の店長さん( オリさん(ほぼ仮名))に「 きこりさんごめん、あの物件、今朝現金満額の買付入りました 」と告げられました。
「 Noooooo!! 」ここまで調整するの大変なのよおおおおおという気持ちを抑え、「 そうなんですね、それは残念です。ただ、同様の物件を探しており、次もぜひご紹介下さい!」と爽やかに返しました。
その後なぜ自分が不動産を買いたいのかや、北海道出身であること、今は総合商社で働いているが、いつかは不動産で食べられるようになりたいと思っていることをお話しました。オリさんとはその場はそれっきりで暫く連絡することはなかったのですが、なぜかオリさんのオーラを感じていました。
■ 自分が気になった仲介さんには用事がなくてもたまに電話していた
これまで仲介さんとはポップコーンの数ほどお会いしてきましたが、数人の方からは何か感じるものがあり、用がなくてもたまに電話したりしていました。ある日オリさんにも元気かな~くらいのノリでお電話し、最近の売買の状況や金融機関の情勢などについてお話を伺っていました。
電話を切ろうとするとオリさんから「 きこりさん・・・あなた本気だね 」と言われました。元から本気で取り組んではいたのですが、その電話で何かが伝わったのかオリさんから「 分かった。次に良いものが出たら必ず最初に声を掛けてあげる。だから買えるように銀行開拓しておいて 」と言葉がありました。
「 はっはっは~任せて下さい!金融機関の男、きこりがガンガン開拓しておきます~ 」とノリで返答したものの、まだ当てはなく、その日から特に気合を入れて北海道の金融機関開拓を始めるのでした。
■ オリさんの言葉を信じ、銀行開拓!でもそこに立ちはだかるのは『 〇〇〇の問題 』
オリさんの期待に応えるべく金融機関開拓を黙々と続けていました。ただ、体感3℃くらい対応が温かくなったとは言え、まだまだ確たる融資内諾を頂くにはハードルがありました。
特に高い壁だったのが「 エリアの問題 」です。これまでの経験からスピード感があるのはそのエリアの地銀、信金・信組さんで、良い物件を収めている人たちはこの地域金融機関とタッグを組んでいました。
きこりもここぞとばかりにこういった金融機関に赴くのですが、これら金融機関は基本的にはそのエリアに住み・営みがある人たちの金融機関であり、北海道出身と言えど生活実態が東京にあるきこりはこの『 エリアの問題 』から融資を断られるのでした。
■ その制限を超える技を編み出す!その名も『 親子亀作戦』!
沢山の金融機関と面談する中で異口同音に「 こちらに居住し、仕事があり、生活実態がある方でないと融資しにくいです 」と言われてきました。それ何回も聞いてるやつ~と思う一方で、きこりの中に一筋の光が見えてきました。
きこりの父( 実父 )は北海道に居住し、自営業して生活している。であればここは父親に協力してもらい、一緒の会社を作って共同代表となることで、その会社に地域金融機関から融資してもらえないかと。
早速このアイデアを金融機関にぶつけてみると、それであれば規程をクリアできる可能性あるとの返答。ここだー!と狙いを定め、親父に直談判すると、きこりが不動産を始めたころは訝しんでいたきこりの父も、東京からDIYのために日帰りで帰ってくる息子から真剣度を感じていたのか、二つ返事でOK!
きこりはこの作戦を『 親子亀作戦 』と名付け、ビジネス特許の申請に邁進するのでした( ウソ )。
■ 親子亀作戦炸裂!オリさんからの紹介物件を秒で仕留める
親子亀作戦で金融機関との関係構築を進めるきこりに、オリさんから直電( 死語 )が!「 きこりさん、良い物件出たよ。約束通り一番最初に伝えるけど、融資付けられる?」とご下問が。
まだこれと決まった銀行はなかったものの「 はい!いけます!」と二つ返事なきこり。「 2、3日して望みがなさそうだったら情報を公開するので連絡してね 」と告げられました。まさに海外ドラマの『 24 -twenty four- 』。
大急ぎでこれまでの感触が良かった金融機関さんに一斉に連絡し、面談も依頼しました。そのころ、本業の仕事も大忙しで、無理やり仕事を調整したので、いつも仕事する飛行機に乗っている間を集中して寝る時間とし、それ以外は寝ないで働きながら融資を進めました。
結果、種まきをしていた金融機関からほぼフルローンで融資が決まり、他の方に流れることなく、今もきこりの稼ぎ頭になっているCF物件を取得できたのでした( なお、ドラマの『 24-twenty four- 』をきこりは実は見ていない )。
次回はこの稼ぎ頭のRCについてや、同じ時期に奇跡の都銀様から融資を受けて購入した幼児物件( 築浅 )のスペックを紹介し、目標CFを達成した時の数字感をお伝えします( 熱中症になっていなければw )。
■ ヤモリサミット2023のお知らせ!
ここでお知らせです!昨年は550名、今年は700名超が参加する、きこりが共同創業したヤモリという不動産テックの会社が、6/25(日)に品川インターシティホールで昨年に引き続きヤモリサミット2023というイベントを開催します!
健美家さんにも協賛頂き、あのDX母ちゃんさんも講師として登壇されます。チケット買えた方はお楽しみに!
※一般チケットはありがたいことに、即日完売。もし増席出来たら告知するので、きこりかヤモリのインスタをフォロー下さい!