こんにちは、モーガンです!この4月でFIRE生活6年目に入りました!おかげさまで順調に過ごしております。
特にFIREのFinancial Independence( 経済的自立 )の部分については、不動産投資をしている法人の利益も順調で、経済的な不安はほとんどありません。
前回のコラムでご紹介した通り、空室が出てもすぐに埋まる仕組みも年を追うごとに強化されているので、本当の意味で経済的な自立ができているという実感があります。
参照:入居率が過去最高の98%に。誰にでもできる賃貸仲介さんとの信頼関係の築き方
不動産業者さんや銀行さんとの打ち合わせ、DIYリフォームなんかもしているのでRetire Early( 早期退職 )しているかと言われると必ずしもそうでは無いかもしれませんが、自分で時間をコントロールできている点で、かつて送っていた会社員生活とは大きく違います。
苦手だった満員電車に乗らなくて良いのもQuality of Lifeをだいぶ向上させてくれました。その意味では不動産投資をしていて良かったと思うし、これからも死ぬまで続けていきたいと思っています。
■ FIREに対する世間の評価
FIREといえば先日、波乗りニーノさんがNHKのドキュメンタリー番組「 クローズアップ現代 」で特集されていたのをご覧になりましたでしょうか?
出典:NHKクローズアップ現代「 私たちはなぜ働くのか 投資&倹約で生きるFIRE生活 」
ニーノさんは年齢も、FIREの時期も1年先輩で、健美家セミナーでもご一緒させていただいたことがあるので、勝手に親近感を持っており、かぶりつくように番組を拝見しました。
そして、ニーノさんが大好きなスノーボードに打ち込みながら、ご家族と過ごす時間を大切にされているのをみて、とても素敵だと思いましたし、共感しました。
唯一残念だったのはニーノさんが真面目に入居者さんに対して不動産賃貸業としてのサービスを提供している姿が映っていなかったことです。時間をうまくコントロールして仕事している姿を全国ネットでもっと放映して欲しかったなぁと思います。
番組としては、それよりも視聴者に警鐘を鳴らすことに時間を割きたかったようですね。会社員を辞めても、幸せや生き甲斐を見出せずにFIREを卒業する人もいるので安易に考えるな! ということのようです。
■ 6年間のFIRE生活で見出した幸せと生き甲斐
確かに、FIREで膨大な時間が手に入っても、幸せや生き甲斐を見出せるとは限りません。ひょっとすると読者の皆さんも「 FIREして人生どうしたいんだっけ? 」と疑問に思う人もいるのかもしれませんね。
ご参考までに私についてお話しすると、最近、身近なところに幸せや生き甲斐を感じるようになりました。それは妻と過ごす時間です。毎日一緒に台所に立ち、料理をしながら子供との思い出や、残りの人生でやりたいことを話す時間が幸せです。
モーガン作:ポークステーキのハニーマスタードソース
元々妻とは会社の同僚で、よく遊びに行く友達でした。恋愛して結婚したわけですが、子供が産まれてからは、子供を育てるためのビジネスパートナーに関係が変わってしまいました。
その関係は20年以上続きましたが、最近子育てのゴールが見えてきたこともあり、徐々に元の友達関係に戻ってきています。そしてその友達と過ごす時間が楽しくないわけがないじゃないですか(笑)。
FIRE生活において、それ以外に特に求める必要もない気がします。というのも、きっと私が死の床についた時に振り返るのは、妻や子供たちと過ごした楽しい時間や思い出だと思うからです。
私の性格上、札束を握りしめて、「やったー」と言いながら死ぬことはないし、一緒にビジネスを成功させた仕事仲間を死の床に呼んで、成功体験を振り返ったりもしないはずです。
死の床にいて欲しいのは、妻と子供たちだけで、「 あの時は楽しかったね 」と目を閉じるのでしょうから、妻と一緒に過ごす時間を何気なく積み重ねるだけでいいんじゃないかなと思うようになりました。皆さんはどう考えますか?
■ 成長する実感も大事
同番組では、FIRE後に「 成長を実感できない 」と言って会社員に戻る選択をされた方にもフォーカスされていました。確かに成長する機会があった方が日々の生活にハリが出るでしょうし、それが会社員に戻ることで得られるのなら、良いことだと思います。
こと、私に関していえば、大学の建築学部で学び始めて1年が経過し、それが成長の機会になっています。
まだまだ基礎的なことしかできませんが、課題として与えられた土地や建物の条件に対して、CADで設計図を起こし、模型を作成することで、過ごしやすい建築になっているか検証する力がついてきました。
これによって、
・どうしたら太陽の光で明るい空間が作れるのか?
・風が建物の中を心地よく吹き抜けるためにはどんな設計にすれば良いのか?
・それを踏まえて住む人にとって、ひいては街にとって本当に良い建物とは何なのか?
を考える視点が身についてきました。
課題提出の締め切りに追われて厳しいと思うことも多いですが、一緒に課題に取り組む学生さんから刺激をもらえますし、何より「 貸床面積を最大化して投資効率を上げる 」という視点しかなかった私からすると、間違いなく成長する機会となっていて嬉しいです。
もし不動産投資家の人で、番組が指摘するようなFIREした後のことが心配になる人がいるなら、建築学部での学び直しをオススメします。一度きりの人生なので自分らしく生きていきたいですね。では、また♪