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【書評】インバウンド復活の今、日本は民泊黄金時代!民泊インフルエンサー・ぽんこつ鳩子の「民泊1年目の教科書」

不動産投資本/書評 ニュース

2023/07/16 配信

3年あまり続いたコロナ禍の時代もついに終わりを迎えたというのに、世間に漂う空気感はどうにも明るくなり切らない。あらゆるものが値上げラッシュで価格高騰する一方で、給与だけは律儀に据え置き…といった具合で、多くの人が生活に苦しさを憶えている現状だ。これまで副業について漠然と考えてはいたが、いよいよ真剣に考えなくては、と思っている方も少なくないのではないだろうか。

そこで今回は、少ない元手で、借金無しで始められる”買わない不動産投資”ともいわれる民泊がテーマの『未経験、副業でもできる!民泊1年目の教科書(祥伝社)』という書籍を紹介する。

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著者は民泊にまつわるTwitterアカウントでNo.1のフォロワー数を誇るぽんこつ鳩子(@goro2_traveler)氏。フルタイムで会社勤めをしながら副業として都内で民泊14軒、シェアハウス4軒を運営し、最近では月に400万円超を売り上げるなど、民泊界きっての実力者である。

鳩子氏は20代のときに仕事に行き詰まり、会社を休職し貯金をはたいて約2年間の世界一周の旅に。その際に民泊ビジネスを知り、少ない労力で大きな収益を得られることに衝撃を受けたという。

そして2018年の帰国後、再び会社勤めをしながら自らも副業として民泊をスタート。都内の築40年・5DKの一軒家を借りて自ら居住しながら空いている4部屋を「Airbnb」で海外旅行者向けに貸し出すのを皮切りに、次々と戸建て、マンションを借り上げて民泊として転貸。わずか2年足らずで30軒ほどを運用するまでに急成長するも、ほどなく新型コロナの世界的大流行によりインバウンド需要が完全に沈黙し、大打撃を被ってしまう。

周囲が民泊からの完全撤退を余儀なくされるなか、鳩子氏は「いつかコロナが終わって、外国人観光客が日本に戻る日が必ず来る」と信じ、条件の良い物件を厳選して運用規模を縮小したり、民泊からシェアハウスへと用途をコンバートするなど、やれることは何でもやって辛い時期を耐え抜き、ついにコロナの終焉とインバウンドの復活によって、かつて以上の勢いを取り戻している。

インバウンド復活で今後の日本は「民泊黄金時代」
暮らすように泊まれる民泊は長期滞在の訪日旅行者に大人気

鳩子氏いわく、これからの日本は「民泊黄金時代」だという。なぜなら、インバウンド復活の一方、コロナ禍の数年間で宿泊施設の数は激減したことから、ニーズに対して圧倒的に宿不足の状況だからだ。1部屋に大人数で泊まるのが難しい日本の一般的なホテルと違い、ファミリー単位で戸建やマンションの1室を自由に使える民泊の需要はますます増えている。

そして、海外水準の物価で収益を得られるというのも民泊の良いところだという。国内の我々は物価高騰で苦しんでいるが、世界の物価水準から比較すると今の日本は「安いニッポン」「コスパの良い旅行先」なのだ。

やや複雑な気持ちにもなるが、ところが民泊にとってはこれが大きな追い風となる。日本人の感覚だと「少し高いかな」と思う価格設定でも、次々と予約が決まっていくようだ。バケーションで来日し長期滞在するファミリーのゲストから1回で数週間単位、数十万円規模の予約が入ることも珍しくないという。

民泊は6つのステップで立ち上げられる
眠っている空き家や転貸で小資本、低リスクでスタート可能

本書では自宅を活用したり、転貸可能な物件を借り上げて、50万~100万円程度の少ない初期費用で民泊を立ち上げる方法について解説している。立ち上げまでに必要なのは、以下の6ステップだ。

①転貸可能な物件を見つける
民泊新法のルールを理解し、まずは自分の生活圏内で探す。転貸OK物件に巡り合うには数をあたる覚悟も必要
②事前相談・消防設備工事
保健所で民泊に使える物件かの事前確認、消防署で必要な消防設備を確認したうえで設置・工事
③保健所への届出
一番のつまづきポイントだが、ここさえ突破すればあとひと息。まずは自分でやるのがオススメだが、行政書士に頼むという手も
④インテリア・備品を揃える
売れる部屋とはズバリ「暮らすように泊まれる」部屋。キッチンとリビングの充実が不可欠。寝室はゆったりと眠れる環境を
⑤部屋の写真撮影
写真のセンスで予約率は変わる。プロにお金を払ってでもイケてる写真を。設備やアメニティの写真も忘れずに
⑥民泊予約サイトに掲載
使うサイトは5億人のユーザーが居て手数料もわずか3%のAirbnb一択。ゲストが快適に過ごせるようにハウスマニュアルの作成も

一度立ち上げてさえしまえば、あとは予約を受けて、チェックイン・チェックアウト対応を行い、掃除を行うというシンプルなサイクルを回していくことになる。掃除などは外注してしまえば、本業や家庭が忙しい人でも十分に運営していけるはずだ。

ちなみに、鳩子氏の一軒目のような「家主居住型」であれば、立ち上げのハードルも運営コスト面もイージーになる。身軽なひとり暮らしで、海外ゲストとの交流を楽しめる方などはやってみる価値があるだろう。家賃の節約にもなる。

本書にはこれから民泊をはじめるうえで必要なすべてが、分かりやすくコンパクトに詰まっており、まさに「1年生の教科書」という言葉がふさわしいものになっている。読み終えたらきっと、「自分も民泊やりたい!」と思うこと請け合いだ。

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健美家編集部(協力:Tamaarai(たまあらい))

Tamaarai

■ 主な経歴

地方都市でサラリーマン業、ライター業、大家業の3足のわらじで活動する30代。 趣味は物件と料理のDIY。 特技は人の顔と名前を覚えること。

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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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