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家賃高値設定できる名門公立小学区を狙え!【東京都・文京区編】超希少、誠之小学区物は買えたらラッキー

収益物件購入・売却/物件選び ニュース

2021/09/16 配信

文京区の最強公立小は
歴史と伝統の誠之(せいし)小!

前回、「港区の青・白・赤」についてご紹介したが、実は、それ以上に希少性が高く、賃貸にしろ売却にしろ、物件情報が出た瞬間に問い合わせが殺到し、成約する公立小学校区がある。文京区立誠之小学校(文京区西片2-14-6)だ。

文京区の最強公立小・誠之(せいし)小学校
文京区の最強公立小・誠之(せいし)小学校

文京区の名門公立小学校として昔から名高いのは、誠之小(S)、千駄木小(S:千駄木5丁目))、昭和小(S:本駒込2丁目)、窪町小(K:大塚3丁目)であり、これらを総称して「文京区の3S1K」と呼ぶ。

東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅徒歩3分、お茶の水大学とその付属小中高や筑波大学付属小中高などに囲まれるように位置する窪町小もそのアカデミックな立地環境から人気は高いが、区内外から転居してまで子どもを通わせたいと多くの親が血眼になるのは、誠之小のみだろう。

地元の不動産業者が「誠之小学区の物件は、賃貸、売買ともほとんど出てこない。たまに出物があると、区内のほかのエリアと桁違いの問い合わせが殺到する」「ファミリータイプの物件は、常に出物を待っているお客様の長いリストがある」と口を揃えるほどの過熱ぶり。

文京区の高台、福山藩阿部家の武家屋敷として整備された
「西片」という地

「白金」や「青山」のような分かりやすいブランドイメージもないのに、なぜ誠之小がこれほどまでに人気なのか。その秘密は、「文京区西片」という立地にある。

「赤門」で有名な東京大学本郷キャンパスから本郷通りを隔てて西側に広がる高台の西片一帯は、江戸時代に備後福山藩主阿部家の武家屋敷として整備されたエリアである。明治以降、夏目漱石ら、多くの文化人が居を構えたことで知られている。

阿部家江戸屋敷内の藩校をもとに、現在の西片2丁目に開講されたのが、「江戸丸山誠之館」で、家臣の子弟が文武両道の修練に励んだという。「誠之」は、孔子の「中庸」にある「誠者天之道也、誠之者人之道也。(誠は天の道なり、誠之は人の道なり)」に由来するというから、すごい。

誠之小に続く誠之通り。西片2丁目は、学区内でも特に物件の出にくいエリア
誠之小に続く誠之通り。西片2丁目は、学区内でも特に物件の出にくいエリア

その流れを汲んだ誠之小に入学を希望する家庭というのは、まさに、学問の本質を追求するような、質実剛健、本物志向の人々である。

例えば、港区の最強公立小である白金小への入学希望者は、同じ港区のほかのエリアや、渋谷区の恵比寿、広尾など、名の通った高級住宅地からの転入組が多い。華やかなブランドイメージを好む層と言える。「白金小卒業」という肩書きのために、卒業間際の小学6年生の途中で子どもを転入させる親もいるぐらいだ。

対して、誠之小は、「名より実を取る」層というべきか。都内に限らず、埼玉や神奈川などの社宅や官舎から、子どもの小学校入学を機に誠之小学区に転入するというパターンが多い。

「社宅に住んで住居費を抑え、ここぞとばかりに誠之小学区内に家を借りる人が多いですよ。先月もやっと学区内に空室が出たということで、入学までまだ半年以上あるのに、物件を押さえておきたいと契約したお客様がいます。幼稚園卒園までは今のお住まいにいて、当面は家賃を二重払いすることも厭わないとのことです」と、後楽園駅近くの不動産業者が明かしてくれた。

築古の社宅暮らしに慣れているためか、誠之小学区内であれば築年数や間取りは問わない、というリクエストも多く入るという。

築20年程度、55㎡の2LDK、家賃20万前後というのが最も動きやすい賃貸物件だが、昔からの邸宅街のため、築100年近い戸建てや築40年超のマンションが比較的割安で売却に出ることも稀にある。

「購入価格より値が下がる要素がほとんどないのがこのエリアの特徴。築古でも借り手がつかないことはまずないので、投資物件としての収益性が見込めます」と、前述の不動産業者が語る。

完成したばかりの新校舎
完成したばかりの新校舎

とはいえ、区内で最も需給のバランスが悪いことで知られる誠之小学区。今月、在校生は仮校舎から新校舎に移ったばかり。開校から150年近くを経た伝統校の歴史に、モダンな新校舎が加わったことで、同校の人気は高まる一方だ。実需にしろ、投資用にしろ、良い物件に巡り合えれば非常にラッキーということである。

健美家編集部(協力:大崎良子)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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