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大阪・関西万博会場周辺エリアの中古マンション価格推移~跡地活用に注目も、大阪市全体と比較すると緩やかな価格上昇に

調査(不動産投資)/物件価格・利回り ニュース

2025/10/05 配信

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」は、来月2025年10月に閉幕しその後の跡地活用にも注目が集まる大阪・関西万博の会場周辺エリアの中古マンション価格を調査した。

■跡地活用に向け鉄道延伸などが検討される大阪・関西万博会場周辺エリアの中古マンション価格動向を調査

今回の大阪・関西万博では会場最寄り駅として大阪メトロ中央線「夢洲」が開業するなど周辺の交通利便性に変化をもたらした。また、閉幕後には会場跡地隣接地にIR(カジノを含む統合型リゾート)などが開業する見通しで、これに向け大阪市中心部と夢洲へのさらなるアクセス改善のための鉄道延伸も検討されている。

1970年の大阪万博では開催に向け千里インターが誕生するなど周辺の交通が整備されたことで、隣接する千里ニュータウンの当時の発展に大きな影響を与えたとされており、大型イベント開催による周辺環境の整備は街の利便性向上に影響をもたらすことは明らか。

そこで、LIFULL HOME’Sは大阪・関西万博の会場がある此花区に加え、港区、大正区、住之江区を大阪・関西万博会場周辺エリアとし、大阪・関西万博開催決定前から2025年8月までの中古マンション価格の推移を調査した。

■開催決定からの約6年半で中古マンション価格は大阪市全体では約1.7倍、中心6区では約2.5倍になるも、大阪・関西万博周辺エリアでは約1.3倍と比較的ゆるやかに伸長

大阪・関西万博周辺エリアの中古マンション価格相場は、万博の開催が決定した2018年11月では2,167万円だったが2025年8月には2,690万円と約1.3倍の伸長となっている。

大阪市全体では2,167万円から3,724万円になり約1.7倍に、さらに中心6区では2,425万円から5,883万円になり約2.5倍にもなっていることと比較すると、大阪・関西万博周辺エリアの価格はまだ緩やかな伸長となっている。

価格相場自体も中心6区と比較すると2分の1以下となっており、その背景として、大阪・関西万博周辺エリアは港湾や物流拠点を抱える準工業地域と、居住エリアとが併用されており、高騰が顕著な中心6区、またそれに牽引される市全体に比べると価格の高騰が限定的となっていると考えられる。

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■周辺エリアの中でも特に価格上昇がみられた港区は開催決定時対比の約1.5倍の価格に

大阪・関西万博周辺エリアの此花区、港区、大正区、住之江区の中古マンション価格推移をそれぞれ見てみると、開催決定時の2018年11月時点と2025年8月時点の価格を比較し最も上昇したのは港区で2,238万円から3,469万円(開催決定時対比155.0%)となった。

次いで住之江区が1,833万円から2,379万円(開催決定時対比129.8%)、此花区が2,370万円から2,821万円(開催決定時対比119.0%)、大正区が1,621万円から1,867万円(開催決定時比115.2%)となった。

特に価格の上昇がみられた港区では、大阪・関西万博に向けたアクセス輸送の取組みとして「夢洲」を通る大阪メトロ中央線への乗換駅となる大阪環状線「弁天町」駅周辺の改良工事も行われており、今回の大阪・関西万博開催による影響が見受けられる。

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■EXPO‘70に続くか?万博会場周辺エリアでの開発は将来性に期待大
LIFULL HOME’S総研 チーフアナリスト 中山 登志朗(なかやま としあき)氏のコメント

『今から55年前の1970年に大阪府吹田市の千里丘陵で開催された大阪万博によって、隣接する千里ニュータウンでの住宅開発(1962年から着手)が活性化し、梅田、難波など大阪市中心部に直結する交通利便性の高い住宅地として、万博開催以降現在に至るまでコンスタントに人気を維持しています。

一転して今回の大阪・関西万博は、大阪湾の先に埋め立てによって造成された人工島で開催されているため、閉幕直後に宅地開発などに利用される計画は立てられておらず(※)、将来的には長期滞在型のリゾートシティとしての活用が予定されているようです。

ただし、この万博会場の近隣地域である此花区、港区、大正区、住之江区の“大阪湾岸エリア”には多くの住宅、特にマンションが分譲・流通しており、大阪市内では比較的安価であることから手頃な価格で購入可能なエリアとして一定の居住ニーズがあります。

現状では多くの港湾運送業の企業がオフィスや物流の拠点・倉庫などを保有しており、主に準工業エリアとして、また居住エリアとしても併用されていますが、現在のマンション価格の高騰は首都圏だけでなく近畿圏、特に大阪市中心部でも(上記グラフの通り)顕著ですから、今後、マンション開発の波が中心部から大阪湾岸エリアにも及んでくる可能性を考慮すると、もともと容積率も建蔽率も高いエリアでもあり、タワーマンションを中心に開発が推進されることが想定されます。

近畿圏にあって住宅価格の上昇が顕著な大阪市内で、大阪湾岸エリアが東京の湾岸エリアのように開発され、大阪市中心部に近い新たな住宅地として発展することがあるのか、大阪万博の開催を契機とした今後の開発および流通市場の活性化に期待したいと思います。』

※LIFULL HOME’SPRESS「大阪・関西万博閉幕後の万博跡地プラン 夢洲の万博跡地はどのように生まれ変わるのか」参照

■調査概要

抽出期間:2017年1月~ 2025年8月
対象物件:LIFULL HOME’Sに掲載された大阪市内の中古マンション

■LIFULL HOME’S 不動産データソリューションについて

リリースの内容は、LIFULL HOME’S 不動産データソリューションが保有する不動産データを元に分析・掲載している。

LIFULL HOME’S 不動産データソリューションでは、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」で保有する大規模な不動産情報や外部データをご要望に沿って提供している。不動産データの活用により、事業課題の解決や新たなビジネス機会の創出をサポートしていくという。

分析に利用したデータに基づくサンプルをダウンロード

<リリース元情報>
株式会社LIFULL
LIFULL HOME’S

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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