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札幌・大通西4南地区再開発事業進行中。2028年に高さ185mの複合ビルが完成予定

都市計画・再開発(地域情報)/札幌/北海道 ニュース

2023/06/28 配信

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再開発が相次ぐ札幌のまちに2028年に登場予定の新たな複合ビル(リリースより)

「大通交流拠点」に新たな賑わいをもたらす
隈研吾デザインの再開発ビル

2030年の北海道新幹線延伸、オリンピック・パラリンピック冬季競技大会の招致などを視野に入れ、大規模な再開発があちらこちらで進んでいる北海道・札幌の街。

その中でも注目を集めている再開発事業の1つが、2022年12月16日に都市計画が決定した「大通り西4南地区再開発事業」だ。

同再開発の計画地は、大通りと札幌駅前通りに面する「大通交流拠点」(地下鉄大通り駅周辺エリア)。ここに2028年、オフィスビル・商業施設・宿泊施設などを有する大型複合ビルが誕生する予定となっている。

事業者である平和不動産のリリースによると、2023年度に事業認可(市街地再開発組合設立)・権利変換計画認可を終え、今後は権利者とともに、次の段階である市街地再開発組合設立へ向けた検討に着手するとしている。

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計画地は札幌駅前通り沿い、大通公園に面する好立地(リリースより)
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開放感溢れるアトリウム外観イメージ図(リリースより)

同計画の整備方針は以下のとおり。

1.大通交流拠点の魅力向上につながる空間の形成

① みどりをつなぐアトリウム・テラスによる新たな滞留空間・視点場の整備

② 大通交流拠点地下広場の拡充

③ 大通公園(西4丁目)の魅力向上

2.国際競争力を高める機能の整備

① 地上・地下における歩行環境の改善・魅力形成

② 札幌都心のビジネス競争力を強化する高機能オフィスの整備

③ 国際水準の宿泊機能を備えたハイグレードホテルの整備

3.環境負荷低減・災害に配慮した機能の整備

① 大通以南への新たなエネルギーネットワーク構築を見据えた

地域冷暖房プラントの整備

② 国際的認証などの取得(LEED、ZEB)

③ 帰宅困難者受け入れ施設・備蓄倉庫等の整備敷地面積

建物の規模は、高さ185m、地上34階、地下3階建て。敷地面積は約5,030㎡、延床面積は約99,400㎡。デザインの監修は隈研吾氏(株式会社隈研吾建築都市設計事務所)が行う。

大通公園に面した立地ということで、新たな施設も大通公園の景観を最大限に活かしたつくりとなる模様だ。

リリースによると、公園に面した敷地北東部には地下広場や低層階の商業店舗と一体となったアトリウム空間を配置し、商業施設との連携やイベントなどに活用するとのこと。

また、建物低層部には大通公園を一望できる屋外テラスを整備。融雪機能を備えることで年間を通じて大通公園の眺望を楽しめる憩いの場とし、このテラスに面して店舗が配置される。

さらに、地下街が整備されている札幌の街らしく、地下から地上へのバリアフリー動線や吹き抜け空間の整備も行われるとのこと。これにより、地上と地下の一体感を持たせる計画となっている。

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アトリウム地上部(リリースより)
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複合ビル断面イメージ図(リリースより)

隈研吾氏は、2022年に自身がデザインを監修した北海道 東川町のサテライトオフィス「KAGUの家」にオフィスを設けているほか、札幌市中央区に誕生した高級レジデンス「プロスタイル札幌 宮の森」の設計・監修も行っている。

これらの建築物が話題となり、北海道での存在感を増している隈研吾氏。果たしてどんなデザインの複合ビルが出来上がるのか。詳細が明らかになる日を楽しみに待ちたい。

健美家編集部(協力:斎藤一美(さいとうかずみ))

斎藤一美

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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