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投資物件として人気の「たまプラ団地」、建て替え見据えて注目度高まる

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2024/01/13 配信

都心部へのアクセスの良さと沿線の豊かな住環境から根強い人気を誇る東急田園都市線。その田園都市線を代表する住宅街といえば、「たまプラーザ(たまプラ)」駅(横浜市青葉区)だろう。

「たまプラ」の愛称で知られる田園都市線を代表する駅(写真AC)
「たまプラ」の愛称で知られる田園都市線を代表する駅(写真AC)

たまプラ周辺でも最もブランドイメージが高いのは、駅北口に広がる「美しが丘」という住所表記の一帯だ。北口から続く桜並木は、春は満開の桜のトンネルを、冬にはイルミネーションを楽しむことができて、地元住民がとりわけ誇りに感じる場所になっている。

美しが丘の桜並木(写真AC)
美しが丘の桜並木(写真AC)

希少価値が高くマンション開発業者がこぞってそのブランドを全面に打ち出して販売活動をするような美しが丘の地に、たまプラーザ団地(横浜市青葉区美しが丘1丁目)がある。

1968年竣工、住宅都市整備公団分譲のたまプラーザ団地は、5階建て47棟、総戸数1254戸の大規模団地となっている。

広大な敷地に建ち並ぶたまプラーザ団地
広大な敷地に建ち並ぶたまプラーザ団地

美しが丘の住所表記の中でも駅徒歩10分圏内は特に希少性が高く、築浅のマンションの価格は億を超えるものも多い。

そんな憧れの地に森のような豊かな緑に囲まれた約13万㎡もの敷地面積を有しているたまプラーザ団地だから、その建て替え計画には住民、近隣住民やデベロッパー、不動産業者が大いに注目しているのだ。

たまプラーザの地元不動産業者には、5年ほど前から頻繁にたまプラーザ団地の建て替えを見越して、投資物件として購入したいという問い合わせが寄せられているという。

1丁目から5丁目まである美しが丘だが、駅徒歩圏内に限ると、総戸数100戸を超える規模の新築マンションの供給は、これまでほとんどなかったのが実情だ。

美しが丘2丁目アドレスで駅徒歩10分の「ドレッセ美しの森フロラージュ」(2008年竣工、東急電鉄分譲、敷地面積約1万5千㎡、総戸数257戸)は販売前から相当な注目を集めて即日完売したことは地元で未だに語り継がれているほど。

他の大型物件は、たまプラーザ団地と駅の間に建つ「ドレッセWISEたまプラーザ」(2018年竣工、東急電鉄分譲、敷地面積約1万㎡、総戸数278戸)ぐらいで、こちらも即日完売した上、今では1億数千万円で売買されているほどの人気ぶり。

これらの10倍の敷地面積を有するたまプラーザ団地の建て替え計画に、近隣住民や不動産業者の注目が集まるのは当然のことと言えよう。

ある住民によると、すでに建て替え検討委員会が発足し、建て替えを見据えた会合が定期的に行われているそうだ。

この住民は、

「大手町や永田町に乗り換えなしの一本で行けるたまプラーザ駅まで歩ける距離のため、たまプラ団地には大手企業や官公庁勤めの一線バリバリの住民が多い。子育て世帯の転入も多く、郊外型団地で問題とされている高齢化とは無縁です。管理組合にも若い世代が参加していて、建て替えに向けた合意形成も比較的スムーズに進むのでは」

と期待している。

敷地内に公園やバスケットコートもあり子育て世帯が多く住む
敷地内に公園やバスケットコートもあり子育て世帯が多く住む

前述の地元不動産業者にも、たまプラ団地には投資目的と同じぐらい実需の問い合わせも寄せられるそうだ。古い団地ならではのゆとりのある空間で子どもを安心して遊ばせたいというファミリー世帯からの引き合いは強く、これは賃貸需要にも当てはまる。

車の通らない道を安心して歩けるのも、子育て世代から人気を集める理由の一つ
車の通らない道を安心して歩けるのも、子育て世代から人気を集める理由の一つ

直近ではリフォーム済みの3LDK (65.92㎡)が約4500万円で売り出されている。表面利回りは3~4.5%ほどだが、建て替え後のキャピタルゲインを考えると優良な投資先と言えそうだ。

建て替え計画とともに近隣の環境整備も進められ、たまプラーザの街全体の価値もさらに向上していくことが予想される。今のうちに周辺物件を抑えておくのもアリかもしれない。

健美家編集部(協力:大崎良子(おおさきりょうこ))

大崎良子

■ 主な経歴

全国紙、大手デベロッパー勤務を経て、不動産ライターに転身。
三代続く不動産投資好き。地方都市の一棟アパートや山林投資を主戦場にしてきた親世代と異なり、都心の区分マンションを中心に投資を続けている。
アメリカを中心に海外不動産にも造詣が深い。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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