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新潟駅の隣にJR越後線の新駅が開業決定。上所地区のユーロタウン建設とともに更なる活性化に期待

都市計画・再開発(地域情報)/金沢/北信越 ニュース

2023/06/04 配信

「JR越後線新駅予定地」出典:「にいがたガイダンス」(http://blog.bluehana.com/)
「JR越後線新駅予定地」出典:「にいがたガイダンス」(http://blog.bluehana.com/)

新潟駅のJR越後線上の隣駅として、新駅の設置開業が決定した。場所は、近年ユーロタウン開発が進む上所地区に隣接する地域だ。

新潟駅の改築・再整備、駅周辺の再開発が波及する可能性もあり、今後のこの地域の活性化が期待される。

■ JR越後線新潟駅の隣に新駅=上所(かみところ)駅が開業決定

出典:新潟市
出典:新潟市

新潟駅では、駅の大規模改築や駅前広場の再整備が進み、駅周辺の大規模再開発が進行している。再開発が周縁部に波及して来ることも予想されている。

また、後述するが、新潟市中央区の上所地区では、中央卸売市場跡地に大規模なユーロタウンの開発・建設が進行中であり、乗降ニーズの増加が見込まれている。

このような背景があり、令和4年2月、JR越後線新潟駅と白山駅間の下所島地内に新駅を設置することで、新潟市とJR東日本が基本協定締結した。

出典:新潟市
出典:新潟市

新駅の場所は、新潟駅から1.5キロ、白山駅から1.6キロのちょうどの中間地点であり、新潟駅から越後線と並走する上越新幹線が分岐するあたりの地点である。線路をまたぐ地下歩道が既に設置されているのを利用し、改築してエレベーターを整備、2面2線相対式のホームを設置する。利用者数は約2300人、乗降者数は4600人を見込んでいる。

令和5年4月には、国土交通省北陸信越運輸局が新駅の設置を認可した。令和5年6月1日には、駅名が「上所(かみところ)駅」に決定したと発表された。令和5年度には着工し、令和6年度末に開業が予定されている。

■ 新駅開業予定の上所地区ではテーマタウンが建設中

建設中のユーロタウン「ダイアランド」
建設中のユーロタウン「ダイアランド」

新駅の近隣には、元々、ユニゾンプラザや新潟県庁、新潟中央病院など、行政や商業、生活関連の重要施設や県立新潟南高校などの教育施設が存在する地域である。新潟駅の再開発が進展、波及することで、種々の施設が集約されてくることも十分に期待される。

さらに、新駅近隣の上所地区では、中央卸売市場が移転したことに伴い、約3.7㎡に及ぶ跡地で大規模な都市開発が進行中である。

地元の大手建設会社であるダイア建設新潟が中心となって、時代を越えて愛される美しくエレガントな街を目標に開発が進んでいる「ダイアランド」である。

ヨーロッパの街づくり、建築美をモチーフに計画された「ユーロランド構想」の下、商業・医療施設を中心としたエリア、緑豊かなコミュニティ拠点となる公園エリア、そして、住居エリアを開発し、分譲中だ。

住居エリアには、ダイアパレス上所、ダイアパレス上所サウス、ダイアパレス上所ウエストの3棟のタワーマンションを街区の要所に配し、街区自体は戸建てを中心とした3つのダイアテラス上所街区に分けている。

いずれも、ユーロデザインと呼ぶヨーロッパリゾート風の美しいデザインに統一されているのが特徴だ。具体的には、地中海のコートダジュールやロワール川流域、南仏プロバンス地方やロレーヌ地方の建築様式をモチーフにしていると言う。

戸建ては現在、第2街区が分譲中、タワーマンションは3棟目のダイアパレス上所ウエストが建設中だ。ダイアパレス上所ウエストの竣工は、令和5年12月の予定である。

商業施設エリアには、イオンをメインテナントとし、各種医療施設や保育園、金融機関などが営業するマルシェコートが既に開業している。

現地を散策すると、南国の明るく優しい色合いを基調とした建物とエキゾチックなデザインに統一されており、まさにヨーロッパリゾート地に迷い込んだような印象を受ける。

戸建ての街区はまだまだ建設中の部分が多く、「ダイアランド」の完成が楽しみである。「ダイアランド」の周辺エリアにも、洒落たレストランなど、徐々に商業施設が集まって来つつあるのも感じられた。

新駅の開業との相乗効果で更なる活性化も期待できるだろう。新潟・JR越後線の新駅エリアは要注目といえるのはないだろうか。

取材・文:佐藤永一郎(さとうえいいちろう)

佐藤永一郎

FP不動産投資よろず相談所

■ 主な経歴

筑波大学大学院修了。新潟大学大学院博士後期課程在籍。2級FP技能士。会計事務所で約10年、中小企業、不動産オーナーの節税コンサルティングや融資サポートなどに携わる。スタートアップのCFO、監査役などを経て、築古戸建ての不動産投資家として独立。不動産投資のコンサルオフィス「FP不動産投資よろず相談所(https://fprealestateoffice.jp/)」を運営している。不動産投資や税金をテーマとした執筆活動もおこなう。大学院にて所得税制を研究中。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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