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JR東京駅と直結する「東京ミッドタウン八重洲」が2022年8月開業。八重洲のイメージを一新するランドマークとして期待

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2021/06/23 配信

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外堀通りと八重洲通りに面して建つ「東京ミッドタウン八重洲」。感染症対策が施され、最先端の機能を備えたオフィスビルとしての側面も持つ(出典:三井不動産)

国家戦略特区に指定された大規模再開発が進む東京駅東側の八重洲。そのプロジェクトのうちの一つ、三井不動産が手掛ける八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業の街区名が「東京ミッドタウン八重洲」に決定。2022年8月の開業を目指して工事が順調に進んでいる。

三菱地所の30年近くにわたる再開発によって、今では多くの人々で賑わう東京駅西側の丸の内に対して、再開発があまり進んでいなかった八重洲。その理由は、江戸時代の丸の内は大名屋敷が並ぶ武士の町だったのに対して、八重洲は職人や商人の町だったため、街区が小さく権利関係が複雑だったためとされている。

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八重洲一丁目東地区と八重洲二丁目中地区のそれぞれの再開発地区と隣接。周辺では多くの再開発プロジェクトが進行している(出典:三井不動産)

しかし、外堀通りに面する八重洲一丁目東地区、八重洲二丁目北地区、八重洲二丁目中地区という隣接する3つの再開発プロジェクトがスタート。その皮切りになるのが八重洲二丁目北地区の「東京ミッドタウン八重洲」である。

高さ約240m・地上45階建てと、高さ約41m・地上7階建ての大小2つのビルから成る3つ目の東京ミッドタウンで、延べ床面積約289,750㎡を誇る。

ラグジュアリーブランドのホテルと
小学校が入るミクストユースの再開発

「東京ミッドタウン八重洲」では、八重洲ならではの価値として「Centrality(圧倒的な交通利便性を活かし、世界への出発点となる街)」、「Open Mind(誰にでも開かれ、新たな成長や挑戦の機会があふれる街)」、「Harmony(多様な人々が出会い、感性が重なり、新たな価値が生まれる街)」を挙げる。その上で施設全体のコンセプトを「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド~日本の夢が集う街。世界の夢に育つ街~」とした。

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中央区立城東小学校だけでなく、7階建ての棟には子育て支援施設(認定こども園)が入り、未来を担う子供達が成長する場にもなる(出典:三井不動産)

これまでと同様にオフィスや商業施設、ホテルなどが入るミクストユース型で、最大のトピックは世界6都市に展開しているブルガリ ホテルズ&リゾーツの日本初進出だろう。

39階から最上階の45階に「ブルガリ ホテル 東京」がオープン。全98室の客室にリストランテ、バール、屋内プールを備えたスパなどがそろい、ラグジュアリーかつ特別な体験をもたらしてくれる。

そして、もともとこの地にあった中央区立城東小学校が1~4階に入ることも大きな注目を集めている。同校は関東大震災後の1929年に建築された復興小学校の一つで、学区外からも通学できる特認校でもある。

2014年から中央区の理数教育パイロット校に指定。先進的な理数教育が受けられるとあって、中央区内に住む多くの家庭から問い合わせがあるという。

東京駅周辺で最大級の基準階専有面積約4,000㎡を持つオフィスフロアには、法人向けシェアオフィス「ワークスタイリング」がオープン。ほかにもテナント企業が利用できるフィットネスジムやラウンジ、専用会議室などが設けられ、多様な働き方を実現させる最先端のオフィスとなっている。

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丸の内側からの眺めにも大きなインパクトを与える。右奥が「東京ミッドタウン八重洲」で、左奥の2棟は丸の内トラストタワー本館とグラントウキョウノースタワー

新型コロナウイルス感染症対策として
完全タッチレスオフィスを実現

新しい取り組みとして特筆すべきは、新型コロナウイルス感染症対策が取り入れられること。接触感染、エアロゾル感染、飛沫感染という3つの感染メカニズムに着目し、それぞれの感染ルートに効果的な対策を採り入れている。

接触感染については、顔認証による入退館システムでエレベーターやオフィスへの入室を非接触化。エレベーターにはホログラムボタンも取り入れ、首都圏の大規模オフィスとしては初の完全タッチレスオフィスを実現した。

エアロゾル感染にはオフィスやエレベーターに抗菌高性能フィルターを設置し、ウイルスの捕集率を大幅に向上。飛沫感染には商業施設内の混雑状況をリアルタイムで提示し、フィジカルディスタンスの確保を促す。

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2021年4月下旬の様子。左に見える太い道路が八重洲通りで、手前に見えるサーフボードのような形のものは東京駅に隣接するグランルーフ

ほかにもビルメンテナンス業務の省人化を推し進める清掃ロボット、室内ロボット、運搬ロボットに加え、フードデリバリーに活用できるデリバリーロボットを導入。さらに、三井不動産が保有・開発した全国5ヶ所の太陽光発電所でつくられるグリーン電力を活用し、SDGsの達成や脱炭素社会の実現を目指す。

京橋や日本橋とウォーカブルにつながり
丸の内・大手町に並ぶ街へ成熟

今後、隣接する八重洲一丁目東地区と八重洲二丁目中地区の再開発がともに2025年に竣工すると、八重洲の利便性はますます向上する。3地区の地階にはバスターミナルが整備され、現在、東京駅周辺の歩道に分散している高速バス停留所を集約。国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する国内最大級(20バース)のバスターミナルが完成する。

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先行して再開発が進む京橋。右手前はアーティゾン美術館が入るミュージアムタワー京橋。その手前の場所では(仮称)新TODAビルが2021年8月に着工

さらに八重洲の再開発が与える影響としては、周囲の地域とウォーカブルにつながることが挙げられる。東に隣接する京橋では一足早く再開発が行われ、銀座からの人流を取り込むことに成功している点に注目したい。

中央通り沿いには東京スクエアガーデン(2013年竣工)、京橋江戸グラン(2016年竣工)、京橋トラストタワー(2014年竣工)、ミュージアムタワー京橋(2019年竣工)が並び、2024年には(仮称)新TODAビルが開業する。八重洲二丁目中地区が竣工すれば地階で京橋江戸グランとつながり、つまり東京駅から「東京ミッドタウン八重洲」を介して、東京メトロ銀座線京橋駅まで直接アクセスできることを意味する。

そして北に隣接し、三井グループのお膝元でもある日本橋でも八重洲一丁目北地区や、日本橋一丁目中地区、日本橋室町一丁目地区という再開発が目白押し。さらに将来に目を向け、首都高速の地下化によって日本橋川の青空を取り戻すことができれば、周囲の景観は激変する。京橋から日本橋にかけてのエリアは一体感が高まり、さらに魅力あふれる街へ変貌を遂げるに違いない。

健美家編集部

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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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