• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

【新連載】26年で区分59室。不動産投資を始めたきっかけと現金買いの区分投資を選んだ理由

芦沢晃さん_画像 芦沢晃さん 第1話 著者のプロフィールを見る

2021/1/4 掲載

健美家コラム読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。芦沢 晃と申します。この度、コラムニストのお仲間に入れて頂くことになりました。

昨年からのコロナ禍大荒れで、波乱の新年となっていますが、今年は読者の皆様、そして不動産業界にとって、良い年になりますよう、微力ながらコラムを通じてお役に立てる情報発信をさせて頂ければ幸いです。

私のような零細兼業個人大家に連載の依頼を頂いたのは、私が長年継続している区分マンション分野での話題提供を期待されているためと考えます。この分野でご期待に添えるよう努めます!

■ 現金買いで区分マンション59室を所有

まず、簡単に自己紹介させて頂きます。個人大家業+技術士業との兼業大家で、大家業26年目に入ります。現在、区分分譲マンション58棟59室を賃貸運営しております。

サラリーマンはリストラを2回経験しながら35年間3社で続け、その間、サラリーと証券投資、家賃収入を複利運用しながら、現金で小さな区分マンション物件を1室ずつ、コツコツと買っては貸し続けています。

会社員は一昨年に定年退職しましたが、年金受給年齢は未だで、国民年金を継続納付中です。経済的には年金に頼らず、主に家賃収入と証券配当、好きな個人技術士業の収入等で暮らしています。

こう書くと、「 マンション家賃で老後生活 」という、どこかで聞いたようなキャッチコピーの客寄せパンダかモルモット・サンプルに見えるかもしれません( 笑 )。実際のところは今後のコラムでご確認ください( 笑 )。

サラリーマンを続けた理由は一言でいえば「 好きなこと( 趣味 )が仕事になった 」からです。小学生の時、ジャンク部品を集めて自作したラジオから音が出た感動が科学少年の一生を決めてしまいました( 笑 )

趣味( 電気技術 )がそのまま仕事になったサラリーマン時代は終わりましたが、今もその分野を個人業として続けています。好きなことだけ( もちろん、大家業も好きなので )を継続してきた格好です。

■ キーワードは「 現金買い 」と「 介護費用 」

私はレバレッジを生かして時間と資金を加速するという手法はとっていません。所有する物件のすべてが現金買いです。

なぜ、不動産投資最大のメリット=融資を使わず、時間がかかる現金買いを続けたのか? 担保価値のない、狭小中古区分ばかりを買って持ち続けているのか? と良く訊かれます。

その理由を一言でいえば、( やや後付けQCストーリー《エンジニア用語》的な面はありますが )、毎月の家計の足し( 特に子供の教育費 )と、アルツハイマー病の母親の介護費用に当てる事を目的に不動産投資を始めたからです。


①母と筆者(この写真の42年後から、筆者は18年間、母の介護を行った。その費用確保が大家業の目的でもあった。時の流れは思いの外速く、60年はあっという間だった)

オーナーチェンジで現金買いした区分物件は、決済日から日割りで即、キャッシュが入ります。物件は自分の生活圏の都市部にあるため必要最適に目が届き、共用部は管理組合と建物管理会社が付いているので、シンプルな専有部管理だけを最適制御できます。

本業と副業、介護などを日々こなしながら、必要重要時だけに時間と労力を選択集中できるという現金買いの区分マンション投資の特性は、私の不動産投資を行う目的と合致していました。

この「 現金買い 」と「 介護費用 」というキーワードが、今の融資が厳しい投資環境と高齢化社会という時代にマッチしたようで、近年、急に多くの引き合いを頂くようになりました。多忙な兼業大家さんの不動産収入への関心が高まっているのでしょう。

一昨年でサラリーマンを強制的に卒業となり、自動的に家賃生活に入りましたので、多くの兼業大家の皆様が目指している「 ゴールへ到達した人間サンプル 」という意味で、注目度が上がった可能性もあります( 笑 )。

お金とは別の、生きがいや人生の組み立て方といった面を見ると、日本のサラリーマンである私は「 定年 」という強制卒業の年齢がはっきり決まっていました。そして、そのゴールまで走り切りました。

後半は業態( 会社→個人 )を変えながら、同じフィールド( 電気エンジニア )内でソフトランディングする道を選びましたので、そんな部分も、もしかしたら参考になるかもしれません。


②1歳の筆者と故郷風景(生家の庭先は見渡す限りの田園だった)

③写真②と同じ場所の62年後(2020年)の風景。比較すると土地と時間が経済発展のパワーだと実感する。左端白いRCビルは幼友達(まーちゃん、けんちゃん兄弟)宅で築56年。右の工事中は築50年の雑居ビルを建替え中。コインパは元(ゆみこちゃん)宅。これらRC物件群は2回転目にかかろうとしている。更地にして壊しては建直す手法が今後も続くのだろうか?)

■ 区分マンション投資で失敗する人たち

区分マンションは不動産投資入門に適している一手法ですが、老後問題等、不安を煽られた初心者が個人与信で借入をされて、高値掴みの利益が出ない区分マンション投資で失敗する例が後を絶ちません。

これだけ情報が入手しやすい時代にもかかわらず、失敗はむしろ増えているような印象さえあります。こういった入門者の方に向けて、同じ投資家目線からの情報提供も期待されていると感じています。

このコラムでは、サラリーマンOB、そして区分物件兼業大家という視点から、不動産、資産運用、働き方など、色々なテーマについて紹介していきます。多くの兼業個人大家さんの参考になれば嬉しく思います。

無料会員登録

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

プロフィール

芦沢晃さん

芦沢晃さんあしざわあきら

兼業大家・個人投資家

東京城西、城南、京浜地区(川崎、横浜沿岸部)、埼玉(南部)を中心に区分分譲マンションを58棟、60室賃貸運営中

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • □1958年
    借家住まいのサラリーマン家庭に生まれる

    □1983年
    アルバイトと奨学金で、都内某大学院博士前期課程で電気工学を専攻し、学位とプロ資格取得。
    電気メーカーに入社。通信システム新規事業の研究、開発、設計等の実務に従事

    □1989年
    自宅中古マンションをローンで購入。バブル崩壊で担保割れとなる

    □1995年
    バブル崩壊で担保割れ売却不能となった自宅を賃貸し個人大家&不動産投資をスタート。
    以後、現金で中古ワンルーム区分マンションを1室ずつ購入し賃貸運営を継続

    □2000年
    アツルハイマー病の母親の在宅介護を開始

    □2004年
    リストラにより46歳で指名解雇。某IT企業へ転職し、ITシステム技術開発実務を担当

    □2007年
    沢孝史さんの「お宝不動産」へ参画。セミナー、執筆&出版を実施。
    サラリーマン不動産投資家として、全国の兼業大家さんと交流

    □2013年
    IT企業の営業職で2度目のリストラに合うも、某電気設備メーカーに転身。55歳にして最前線の現役エンジニアへの復帰を果たす。
    ビル、マンションの電気設備エンジニアの本業を大家業に活用

    □2017年
    本業の電気業界が大再編、リストラの嵐が吹き荒れ、勤務先は債務超過、解体再編。
    大荒れの最中に介護中の母親が急逝。
    一方で、兼業大家業は満室安定経営を継続

    □2018年
    18年間に及ぶ介護(9年間は在宅)が終了し、自身も60歳サラリーマン定年。
    個人対会社での個別契約を結び、兼業公認で、技術支援と後継技術者育成を行う

    □2024年
    個人技術士として、業務技術支援、技術講師、テクニカルライティング、学会参加、個人実験研究、株式投資、不定期にご依頼頂く不動産セミナー講師、執筆依頼、メディア取材等を受けながら、健美家ラジオ木曜日パーソナリティを担当。58棟60室の区分物件で兼業大家業を運営し、家賃+配当で好きな趣味を楽しみ悠々自適・晴耕読雨の日々

閉じる

ページの
トップへ