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不動産投資初心者のためのDIYリペア講座「VOL.10浴室シャワー交換」

賃貸経営/DIY ニュース

2024/04/27 配信

手先の器用さに自信のない人でもカンタンに、コスパ良くできるDIYリフォームの技術を伝える「不動産投資初心者のためのDIYリペア講座」シリーズ。前回、前々回と水回りをテーマに取り扱ってきたのに引き続き、第10回目は「浴室シャワー交換」をテーマにお届けする。

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築古物件購時や退去後の現状回復時にはシャワーの水漏れを要チェック

■シャワー交換は本当に誰でも出来る簡単DIY

浴室シャワーは水栓本体とシャワーホース、シャワーヘッドで構成されている。シャワーのトラブルでよくあるのが、それぞれ接合部分の中のパッキンなどの劣化、またはホースに亀裂が入ることによる水漏れである。(水栓本体の不具合については、第8回の記事を参照されたい)

これらの水漏れは、ホームセンターに売っている汎用品で簡単に交換が可能だ。一番安価なのは接合部分のナットを外して中のパッキンを適切な新しいパッキンに取り替える方法で、100円~数百円程度で交換が可能だ。

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回して外して、付け替えるだけの簡単作業だ

シャワーヘッドは一番シンプルなものは1,000円程度から売っており、手元にストップボタンがあるタイプ(ワンタッチで水を出す、止めるを操作できるもの)でも1,500円程度で購入することができるため非常にリーズナブルだ。

機能やデザインにより価格はピンキリで、1万円を超える高級モデルも存在する。機能性やデザイン性の優れるヘッドに取り替えれば、物件の魅力アップに一役買うかもしれない。

たいていメーカー違い、規格違いのシャワーホースでも取り付けられるようにアダプターが複数用意されている。接合部分を手で外して付け替えるだけで完了と、工具さえいらないお手軽さだ。

余談だが水栓が開いている状態でストップボタンによってシャワーを止めている間、水がポタポタと滴ることがあるが、それ自体は別に水漏れや故障等の不具合ではない。水圧によってシャワーヘッドや水栓が故障してしまわないための仕様なのでご安心を。

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シャワーヘッドとホースはセットがお得

シャワーホースは2,000円程度で売っている。安いヘッドと比べると実はホースの方が高いのだ。水栓本体とホース、ホースとヘッドをそれぞれ付け替えるだけで作業完了だ。

ご紹介した通りホースとヘッドはそれぞれ単品でも売っているが、セットで買う方が断然コスパが良く、ストップボタン付きのセットでも3,000円程度で購入可能である。

壊れていなくても使用感のあるシャワーだと清潔感の面で印象がマイナスに働くし、入居後の故障防止という意味でも、セットで交換して入居者さんに新品のシャワーを気持ちよく使っていただくのがおすすめだ。

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ホームセンターには交換したい現物を持っていこう。便利なガイドもあり買い間違いを防げる

■ついでにシャワーホルダーの交換にもぜひトライを

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シャワーホルダー(フック)の交換も安価で簡単に行える

せっかくなので、シャワーホルダーもぐらつきや劣化があるようなら交換してみてはいかがだろうか。ホルダーは壁面にネジとアンカーで取り付けてあるが、ネジが緩んだり、ネジ穴が広がることによりぐらつきを生じる(アンカーについては第4回を参照)。

ネジ穴が大きくなっている場合は、既存の穴をコーキングなどで塞いで別の箇所に新しい穴を開けて取り付けるか、既存の穴にサイズの大きいアンカーや中で傘が開くタイプのアンカーを用いて取り付けよう。第4回で紹介したスピードミニを既存の穴に使うのも良いかも知れない。

ホルダーは水漏れ防止のためにネジをキャップが覆っている場合も多い。マイナスドライバーなどを差し込んでキャップを持ち上げれば簡単に外れる。

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吸盤の剥がれ防止に便利なシール

また、吸盤式のホルダーに変えるという手もありだ。吸盤の付きが心配な場合は吸盤用補助板を使えば吸着力を高めることができる。

いかがだっただろうか。不器用さでは誰にも負けない!という方でも、今回のDIYならきっとできるはずだ。いくら簡単といえど入居後にクレームが来て対応するとなると大変なので、ぜひ入居前にチェックして不具合の芽は潰しておきたい。

執筆:石井麻紀子(いしいまきこ)

石井麻紀子

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■ 主な経歴

DIYプロデューサー、職人、起業家 2003年よりサービスを開始、2020年法人化し「暮らしにDIY」をもじった合同会社クラディを設立。
現場の実践で培った、広い知識や技術を活かして、数々のテレビ、雑誌、書籍などの出演や監修を行う。著書に『デッドスペースDIY』『ビンテージ塗装と汚しのテクニック』がある。
また、企業研修やセミナー、商品開発コンサルティングなど、幅広い業界で活躍中。
2軒のUR賃貸モデルルームデザイン・施工も手掛けた。
家賃の下落や空室に悩むオーナー向けに、家賃アップしながら満室を見込めるDIY「サポート付」賃貸住宅をトータルプロデュース、サポートしている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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