『不動産投資をはじめて、自由な時間が増え、家族の絆が深まりました。今、人生で1番心穏やかに、日々を送れています』と、笑顔で話をしてくれたにんじんさん。不動産投資をスタートして約1年、ホッコリするエピソードを含め、これまでの足取りをインタビューしたので紹介する。
■不動産投資をはじめたキッカケ
『体調を崩し、無職になったことが、不動産投資に目を向けたキッカケです』
20代は寝る間を惜しんで働き、仕事もプライベートも充実感があった。
30代で結婚、出産、育休、復職…
「女性の幸せ」と言われる道を大きく外れることなく、着実に歩んでいるはずなのに、何故か窮屈さを感じる。
『ライフステージが変わる度、何故か、「どんどん自由がなくなっていく感じ」、がしていました』
みんな出来ているんだから、自分も同じようにやらなきゃ、必死に毎日をこなした。しかし、頑張りすぎた結果、気づいた時には体調を崩して、会社員として働くことが難しくなる。
40代を目前に、さて、どうしたものか。
仕事は好きだったし、まさか自分が会社員じゃない日がくるなんて、想像すらしていなかった。
どうにかして、会社員に代わるものを見つけよう。
色々と情報を収集するも、なかなか進むべき道が定まらない。
焦りが募る中、ふと手にとった、「金持ち父さん」を再度読み返して、ヒントを得る。
『金持ち父さんの、「ESBIのキャッシュフロー・クワドラント」を考えたとき、今回、Eが断たれました。代わりに何をすべきか考えた時、SとBはできる気がしなかったので、残る選択肢はIでした』
※ESBIの4つのモデル
E:Employee(労働者)
S:Self employee(自営業者)
B:Business owner(ビジネスオーナー)
I:Investor(投資家)
消去法でIに絞り、株式、FX、仮想通貨など、様々な投資法を調べる。その結果、数字や経済に疎くても出来そうと思ったのが、不動産だった。
『小学生の算数レベルの計算ができれば大丈夫そうで(笑)、成功法もシンプルに見えました!』
■不動産の勉強をスタート
『全くの初心者でしたから、始めの3ヶ月はひたすら座学で勉強、知識を詰め込みました』
当初、書籍やYOU TUBE、ネットメディアから情報を収集して学んだが、どれも点の情報で、なかなか線として繋がらない。
これでは時間ばかりかかってしまう。
もっと効率的に学ぶため、意を決して、大家塾の門をたたいた。その塾では、購入(融資)、空室、修繕、売却まで体系的に学べ、わからないことは、先生やコミュニティに聞ける。
1人の時間は、食事中も、移動中も、お風呂の中では耳でも勉強した。
そして、4ヶ月目からは行動あるのみ。ひたすら行動するも、「なかなか、これだ!」という物件が見つからない。
『1年以内に「戸建て6つ購入!」を目標に掲げていたので、かなり焦りました。買えない期間が続き、途中、何度も心が折れそうになりましたが、家族が支えてくれたんです』
『ママ、がんばってね!はやくママのおうちみたいな』と、言われたことを胸に刻み、寝る間も惜しんで、がむしゃらに行動した。
その結果、気付いたら、ほぼ同時に3つの戸建てを契約する。



『自分1人だったら、こんなに頑張れてないです。家族の応援があれば、こんなに頑張れるんだって驚きました。夫と娘に感謝です』
■苦労したこと
『ズバリ、融資です。何せ、最弱の無職属性でしたから。なので、土地値の高い物件と、夫の属性の2つだけが頼りでした』
可能性のある金融機関にターゲットを絞り、評価が出やすいエリアで、土地値の高い物件を探しまくった。来る日も来る日も探して、時間を見つけては現地調査に行った。
そうこうしていると、目線に合う物件が3件、ほぼ当時に見つかった。チャンスは、一気に訪れるものである。
そして、金融機関に持ちこむ。事前に提出資料を準備、まとめていたので、即座に打診できた。
1件はにんじんさん名義、だんなさんに保証人で入ってもらい、残り2件は、だんなさん名義で購入する。
『公正証書を取りに行ったり、金融機関の面談があったり、夫の出番が多く、会社員で多忙な夫には申し訳なかったです。快く、協力してくれた、だんな様々です』
まさに、二人三脚で勝ち取った融資と言えるだろう。
3つあわせて、物件価格1,600万円(修繕費込み)、家賃260万円、利回り16%強、キャッシュフローは85万円、とのことだ。融資年数は10年など非常に短くしているため、残債の減りが早く、無担保となる日が楽しみだ。
■心に残っていること
『まだ小さな娘が、「物件」という言葉を覚えたことです(笑)』
修繕は業者さんにお願いするが、その後のお掃除とステージングは、家族総出で取り組んだ。

レンタカーを借り、お掃除道具とステージング用品を積んで家族でドライブ。だんなさんはお庭、にんじんさんと、娘さんは室内の掃除を担当。
『「きゃ〜真っ黒!?」、と汚れにテンションを上げる娘は、トトロのサツキとメイのようでした』
休憩がてら、物件近くのお店でランチ。娘さんから借りたお人形も、一緒にステージング。

『お掃除というより、遊園地のアトラクションに行ってる感じで、すごく楽しかったです』
『次はどんな物件を買うの?』と、娘さんも、楽しみにしているという。
筆者も長男をベビーカーにのせ、毎週、現地調査していたことを思い出した。『なんでパパは、古いおうちばかり見てるの?』そう、思っていただろう。
■今後の抱負
『ワーママ時代は、本当に時間の余裕がなく、夫にも娘にも、いつも怒っていました』
不動産投資をはじめて1年、夫婦&親子関係において、今が1番心穏やかに日々を送れている。
無いものばかりに目が行きキレまくっていたが、在るものに気づけ、感謝が湧き出るようになった。時間を、切り売りする生き方は辛い。不動産は、我慢しなくても良い生き方を、もたらしてくれた。
今後の抱負は、
『ママの買ったお城で、洋服屋さんになることが娘の夢なので、お城が買えるまで頑張ります!お城は、迎賓館系の結婚式場をイメージしているようです。洋服もドレスを作るようなので (笑)』
■ゴールと、これから始める人へのメッセージ
不動産投資の、数字上のゴールも教えてくれた。
【ゴール】
短期:2024年4月までに、月15万円のキャッシュフロー獲得
中期:2025年4月までに、月30万円のキャッシュフロー獲得
長期:2027年4月までに、月60万円のキャッシュフロー獲得
※キャッシュフロー:家賃ー(ローン+固都税+管理費)
だんなさん、娘さんと、家族で力をあわせて、ゴールを達成されるに違いない。
最後に、これから不動産投資を始めようと考えている人、特に女性に向けてメッセージをもらった。
『女性に限ったことではないですが、仕事と家庭を両立させるのは簡単じゃないと思います。共働き家庭を基準とするほど、社会が成熟してないから』
『一方、大家業は良いですよ。自由度が高くて、ライフイベント・ライフスタイルの変化に柔軟に合わせやすいです』
『犠牲の上に成り立つ世界から抜け出す術が、私にとっては、大家業でした。ありのままの自分でいられる世界は平和です。もし今、迷ってる人は、是非、一歩を踏み出してみてくださいね』
満面の笑みで、こたえてくれた。