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子供に不動産賃貸業を継がせない理由ー父の法人継承とご先祖様の呪縛に関する苦労を経験してー

DX@母ちゃんさん_画像 第22話

こんにちは、DX@母ちゃんです。今回は、「 事業継承の考え方と子育て 」についてのお話です。私自身が父親の会社を事業継承した経験と、私から子供たちへの事業継承をどうするか、という2つのテーマでお届けします。

■ OL時代に学んだことが不動産にも生きている

まず、私が父の会社に入ることになった経緯です。

大学を卒業してすぐに私が就職した会社は、今でいうブラック企業でした。営業部だったので、「 契約が取れるまで帰って来るな 」と怒鳴られるのは当たり前。心が疲れてしまい、二度と営業の仕事は嫌だと半年で辞めてしまいました(^^;)。 

次は、安定と心の平和を求めて( 笑 )、公務員の期間職員になりました。2年間の契約期間が終わるまでずっといましたが、仕事は面白くなかったです。この頃は暇さえあれば海外へ行き散財し、帰って来て働き、また海外へという事を繰り返していました。

契約期間が切れる3カ月ほど前に、同じ職場のパートの方から、「ちょっと遊びに行ってみない?」と出かけたのが次の職場となる女性用下着の販売会社でした。商品購入後に会員登録をした後、入社試験を受けると無事に合格し、晴れて正社員になりました。

この会社も相当なブラック企業でした(^^;)。ただ、上司は厳しかったけど、とても尊敬していました。仕事も超が付くほど楽しくて、営業成績も関西でTOPをとるほどでした。きっとワタシに向いている職場だったんでしょう( 笑 )。

■ 母の他界を機に始まった私の不動産賃貸業

その頃、祖父が病に倒れました。父の会社を手伝っていた母が祖父の介護をすることになったため、私は約3年働いていた会社を辞めて、父の会社へ入社しました。

もとは両親二人の小さな商売でしたが、私が入社して数年後に、仕事に関する新法が施行され、規模拡大を余儀なくされました。設備投資が必須で、許可を取得せずに仕事を続けて行く事ができないという状況でした。

許可を取得する際は行政書士を使わずに、自分で手続きを済ませました。このときの経験も今に繋がっていると思います。当時、利益率も良く、まぁまぁの売上規模がありましたので、設備投資も実現できました。

その後、祖父が亡くなり、すぐに相続が発生しました。次いで母が病に倒れたため、この頃は夜遅くに仕事から帰って家事をして、子供の面倒を見て、さらには母の介護という毎日でした。他の事に目を向けている暇もなく、余裕のない日々でした。

そして母が他界、母の残してくれたのが、母が建てたアパートでした。これが、私が関わった最初の収益不動産となりました。( コラム第1回目を参照 )。それからの経緯は、今までのコラムで書いてきた通りです。


母から相続した1棟目のアパート

■ 法人を立ち上げるのは簡単、清算するのは大変

私は不動産の仕事が忙しくなり、父も高齢になったため、徐々に父の会社の規模を縮小したいと考えるようになりました。従業員に1人、また1人と他の会社へ移ってもらうように促し、徐々に準備を進めて、部門を閉鎖するまで丸7年掛かりました。

最初の設備投資の際に借入した事業資金を返済する必要もありました。そのために、法人所有の不動産を手放して返済に充てました。そして、残った資金で高利回り物件を買い進めました。

この父の法人は一番業歴も長く、資産管理法人として法人格だけは残っています。これを、引き継ぐ必要がありました。

後継者( 私の事 )がいても他の仕事を既にしている状況では、実質、会社の事業を承継できません。しかし、父の会社の法人格は残っていますから、父の代表権、所有株式、役員長期借入金などを全て承継と( 相続対策の為にも )、処理をする必要がありました。

ではどうしたかというと、私が個人所有物件を売却するタイミングで、父の代表法人が所有している不動産もあらかた処分しました。そうすることで、父の会社の株式の取得原価が低くなります。

次に、個人物件の売却益が手元にある時期に、父からの全株式を私に売却しました。そして、役員長期借入金も同じタイミングで全て父へと完済し、代表権を私に移しました。これで、父の法人を私へと事業承継した事になります。

経験して思ったのは、法人を立ち上げるのは簡単ですが、法人を清算したり、縮小させたりするのは大変ということです。いつも、始まりよりも終わりの方が難しいと感じます。

■ 息子たちに事業継承をさせない理由

では、私たちがやっている不動産事業についてはどうでしょうか。「 事業承継についてどうお考えですか? 」と聞かれる事があります。私自身が父の会社で事業承継について苦労したので、自分の子供にはそんな苦労をかけさせたくありません。

私は不動産が好きですし、自分の天職だと思っています。自分の好きな仕事に就けるほど、幸せな事はありません。

何の為に不動産の仕事をするのか? 不動産賃貸を通じて何がしたいのか? 私の場合、「 同じ目標に向かって仕事する仲間と共に、活用されていない不動産を生かし、社会貢献する事 」がその答えです。

物件の再生に携わって来たのもその為です。取り壊してしまうのではなく、再生できる物件なら再生してあげたい、そして街に活気を取り戻し、地域活性出来る街並みを作りたい。そして次世代へと受け継がれる街になれば素敵だと思います。

でも、私がやっている仕事を子供が好きかどうかなんて、誰にもわかりません。また、今の事業を引継ぐ為には、それなりに勉強も経営能力も必要です。それなら、「 最初から承継させない方向性 」を決めて、事業を進める方が良いと考え、実際にそうしています。

■ 息子たちをご先祖様の土地の呪縛から解き放つ

自分が子供の頃、祖父からはずっと、「 先祖代々の土地を守って行く後継ぎだ 」と言われて育ちました。この言葉が足かせとなって、結局、この年まで地元以外の街で暮らしたことがありません。

大地主だったという訳でもなく、実家は普通の農家です。たまたま所有していた土地周辺に過去大きな開発が入り、土地の価値が上がったというだけです。

確かに、不動産事業を始めた頃、ご先祖様が残してくれた恩恵に預かり、資産を拡大させて来られたのは大変ありがたいと思います。でも、そろそろ、ご先祖様の土地の呪縛からは自分の子供は解放してやりたいと思っています。

私の代で拡大して来た資産を子供に残すつもりはありません。実家に残っている土地は、農業以外活用価値のない農地なども多く含まれていますから、私の代で活用できる道筋を立てたいと思います。


毎年美味しいお米が収穫出来る我が家の田んぼ

私はもう、そんなにお金は使わないと思うのです。今だってリタイヤしようと思えば、多分いつでもできると思いますが、残念ながらワタシ今の仕事が大好きなんですよね〜( 苦笑 )。もう少しだけ自由に自分の好きな仕事をさせて下さい(^^;

子供には自分の職業は自分で決めて何処にでも羽ばたいて行って欲しいと思います。もちろん、私の老後の面倒見てもらおうなんて1ミリも思っていません( 苦笑 )。親としては、どんな仕事に就いても、何処で暮らしていても、子供に幸せに生きて欲しいと願っています。

■ セミナーのお知らせ

最後にお知らせです。波乗りニーノこと西野浩樹さんと、九州の防人1号さんを講師に迎えて、セミナーを開催します。

日 時:2018年11月24日(土)14:00〜17:00
懇親会:18:00〜20:00
会 場:神戸市中央区

☆詳細・お申込みはコチラ
https://ws.formzu.net/fgen/S39837747/

本日もコラムを最後までお読みいただき、ありがとうございました〜。また次回もお楽しみに〜♪

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ DX@母ちゃんさん

dx

不動産賃貸業
兵庫県内で夫と二人の息子と4人暮らし
ブログ:ゆかいな大家さんと不動産投資

■ 経歴

□1974年生まれ

□1995年
大学のデザイン科を卒業。就職氷河期だったため、希望のデザイン系職種には就職できず、営業職に就く

□2001年
父の会社に入社

□2007年
相続で6戸中3戸空室のアパート一棟のオーナーに。管理会社の裏切りで200万円を損する。書籍や先輩大家さんのブログ等で不動産投資の勉強をスタート

□2008年
勉強をする中で、「不動産投資は安定収入を築くのに最適」と思うようになり、競売を中心に物件を買い始める。中古物件にデザインを取り込んだリノベーションを施してバリューアップする手法を確立

□2011年
管理業務を任せるために専任のスタッフを雇用。売買の案件が増えたため宅建業を取得

□2012年
利回り重視から、資産性重視へと方向をシフト。収入の柱を増やすためにロードサイド店舗、駐車場、簡易宿舎経営等を始める

□2018年
所有物件は約176戸、家賃年収は約13,000万円

■ 主な所有物件

0号物件〜7号物件までは売却済
9号物件、 好立地築古再生 RC1棟 
11号物件、築浅物件 鉄骨1棟
13号物件、駅近築古再生RC1棟
  16号物件、駅近築浅軽量鉄骨物件 宿泊施設1棟
17号物件、事業用貸土地
18号物件、繁華街物件 店舗兼宿泊施設1棟
19号物件、事業用定期借地権付土地
20号物件、築古再生アパート 鉄骨1棟
21号物件、事業用定期借地権付土地
22号物件、駅近築古再生物件 RC1棟
23号物件、築浅3階建木造戸建
24号物件、築浅RCシェアハウス
25号物件、築浅RCマンション
26号物件、新築店舗物件
27号物件、借地高利回物件
28号物件、新築木造

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