こんにちは、DX@母ちゃんです。先日民泊セミナーを行った際に、参加者の方から抽選で、私が所有する民泊関連の物件見学ツアーを開催しました。僅か10数名のみの小規模見学会です。
既に運営中の物件へ入室するのは調整作業が必要ですが、民泊用として借りて頂いている物件も見学会の中に盛り込みました。その見学ツアーに、次男を一緒に参加させました。
これまで長男は何度か不動産系のセミナー等に参加した事がありますが、現在高校3年生の次男は、これまで一度もありません。次男は将来不動産を継ぎたいと言っており(親の脛をかじる気満々です(^^;))不動産に対して最も興味がある身内の1人です。
既に高校生大家さんでもある次男ですが、これまで法人所有の物件などは、ほとんど見学させていませんでした。今回、改めて所有不動産を紹介する意味合いもあり、連れて行く事にしました。
物件を購入し、物件の価値を引き上げるリノベをして満室にし、家賃収入を得る。その物件を管理運営し続ける、もしくはタイミングが合えば売却する。これの繰り返しで会社経営は成り立っているという話を移動途中、車の中で話しながら会場へ向かいしました。
基本的な利回りの計算方法、利回りを指標とする投資基準、なぜ投資をするべきなのか?息子にとっては初めて聞く話も多く、一つずつ意味が分かるか?確認しながら話を進めて行きました。
その途中、知り合いの業者さん事務所へ立ち寄りました。息子は身内である私から投資の話を聞いてもピンと来なかった様子ですが、全くの他人からの「お金を増やすにはどうすれば良いか」という話は面白かったようで、顔つきが変わりました。
その後、民泊ツアーの参加者さんと合流し、懇親会まで息子もずっと一緒でした。高校生という多感な時期に、大勢の、それも稼いでいる大人の中に置かれたら、どう感じるだろうか?と興味深く息子を観察していました。
高校の友人や学校の先生との会話では決して出て来ない、お金のリアルな話がわんさか出て来ます。それも数百、数千万、下手すると億の話題です。不動産投資家にとっては当たり前の会話ですが、高校生にとっては刺激が強いでしょう。
帰りの車の中で、どうだった?と聞くと、参加者の中で唯一20代だった若者のやり方や姿勢に興味を持ったようでした。年齢も近く、どうやって稼いでいるかに興味が湧いたと、席が離れていた私には届かなかった話を教えてくれました。
次男にとっては、これが初めての他人から聞く投資のインプットです。こういった機会を多く持つ事で、アウトプット出来るようになっていくのだろうと感じました。彼がどのような人生を選び、生きる力を手に入れて行くのか、親として楽しみに見守っています。
■事故物件を420万円でリフォームして民泊用に貸し出す
この見学ツアーで回った物件の中に、「民泊許可物件」として貸している物件がありました。非常に立地が良いターミナル駅から徒歩圏の戸建です。
購入時は残置物が満載で、生活していた時の荷物が何もかも残されていました。かなり格安で購入出来たのですが、それはこの家が事故物件だったからでした。また、接道要件が足りず、再建築不可物件です。
この物件のリフォームをどうしようかと考えていた時に、知り合いの民泊事業者さんから、「民泊用の物件を探している人がいる」と聞き、「それならこの物件はいかがですか?」と資料を渡してありました。
もちろん借りて下さる事業者さんには事故物件だとお伝えしていますが、民泊に利用する外国人たちは気にしないでしょうし、告知義務もありません。
すると、立地が良かったためか思った以上に高く借りていただけることになりました。この賃料から逆算して予算を設定し、リフォームを行いました。完成した写真を紹介します。
この物件にはオリジナルキッチンを導入しました。“映え”を意識したデザイン性に目がいきますが、シンプルで掃除がしやすく、作りが丈夫というメリットもあります。民泊用物件には最適だと考えています。
ステンレス一体型に改良したカウンタートップが掃除がしやすく、清潔さを保っておかなくてはいけない民泊など、宿泊用物件には向いていると思います。
もともと3DKだった間取りは2LDKに変更しました。水回りも壁付キッチンからカウンターキッチンに換えて、洗濯機置き場も室内へ持って来ました。玄関を入ってすぐのリビングは、広くなったことで明るく開放的に見えます。
トイレは階段下へ移設しました、少し狭いかな?と思ったのですが、完成するとそうでもなく、何だか落ち着いた空間になりました。
洗面所はスペースを広げて、オリジナルの洗面台を設置しました。鏡の部分はIKEA製です。
浴室は古臭かった既存タイル風呂を撤去して、ユニットバスへと交換しました。浴槽サイズは大きく出来なかったのですが、既存タイルの古いお風呂よりは良いと思います。
工事費用は総額で420万かかりました。賃貸用戸建のリフォーム工事にしては高めですが、ここできちんと費用をかける事で、高い賃料と長期入居の維持に繋がります。あとはインテリアで映える空間を作って、民泊物件としてご活用頂ければと思います。
■民泊の運用はすべて自社のスタッフで
他にも見学ツアーの中で私が長年民泊部屋として運用している部屋も見学して頂きました。2015年から既に8年も民泊として回しています。ここはいつ行っても室内が素晴らしく片付いて、埃1つ落ちていません。見学者の皆様にも清掃の美しさをお褒め頂きました。
民泊物件は全て自社で運営から清掃まで行っています。清掃に関しては専門の清掃スタッフが居ますので、外注をしていません。部屋を褒めて頂く事はスタッフを褒めて頂く事と同じです。非常に嬉しく感じました。
実は、自社で民泊運用している部屋や民泊許可を出して貸している部屋は、全体の3%に過ぎません。それでも、これからも外国人旅行者の方々が“暮らすように泊まれる民泊”を自社で運営し、常に最新の情報を持ち続けていられるようにしたいと考えています。
私自身、旅が大好きです。数は多くありませんが、おもてなしの心をもってお客様をお迎えしたいと思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
ではまた次回、皆様お会いしましょうね~(^^)/