5050(ゴーさん。)
こんにちは、いつも札幌ではお世話になっております!今回は僕とマッツンの二人で泊まり込みでお世話になります!
ルイ116世帯
昨日は北海道の寿司、今日はスープカレー、そして物件見学となかなか忙しかったですね(笑)。ゴーさんが北海道に来られた時はよくお会いしますが、僕の物件を見てもらうのは4年ぶりでしたね。
5050(ゴーさん。)
そうですね。順調に物件も増えているようで、うらやましい限りです。さて、今回、ルイ116世帯さんのニューゲームを教えていただく前に、ご存じのない方もいるかもしれないので、改めて自己紹介をお願いします。
ルイ116世帯
はい。北海道の岩見沢市を中心に自主管理スタイルで主に戸建て物件を買い進めているルイ116世帯といいます。現在116世帯で、うち戸建てが88戸、アパートが26戸、テナントが2戸です。
リフォームについては、初期の頃はDIY中心でしたが、現在は現場監督スタイルで各職人さんに直接発注するスタイルで行っています。数が増えたこともあり、自ら施工することは少なくなりました。
所有物件の中には倉庫や車庫として自己使用している物件もありますし、投資家さんの来訪時の宿泊スペースとして利用していた物件もあります。
マッツン
平均利回りはどのくらいでしょう?
ルイ116世帯
最近の物件はリフォーム込みでおおよそ25%くらいでしょうか。初期にはもっと高いものもありましたが、ここ数年は断熱の入れ替え等、「家としての基本性能を更新する」という観点も加えているので、利回りは下がっています。
■2012年、25歳の時に不動産投資をスタート
マッツン
すごいですね。初期は利回りを重視していたけど、それだけではなくなってきたようですね。ここから質問ですが、ルイさんが不動産を始めたきっかけとその時の状況を教えてください。
ルイ116世帯
『金持ち父さん 貧乏父さん』と、加藤ひろゆきさんの書籍を読んだことがきっかけです。学生時代に読んだのですが、実際に不動産を買い始めたのは社会人になった後の2012年です。当時は神奈川の川崎市に住んでいました。
年齢は25才、社会人4年目で年収は400万円でした。ただ、貯金は650万円ほどありました。学生時代に300万円ほど貯めて、残り350万円は社会人になってから貯めました。倹約家の家庭で、お金を使わない習慣が身についていたんです。
※ルイ116世帯さんが始めたきっかけや実際に買った物件の価格、利回りなどはこちらにも掲載されています。⇒ルイさんのFIREインタビュー
5050(ゴーさん。)&マッツン
最初に物件を買うまでの活動について教えてください。
ルイ116世帯
学生時代に加藤ひろゆきさんの著作を読んで、実家のある北海道は不動産投資に向くエリアであるということはわかっていました。当時はネットで物件を探して、休暇を使って実家の北海道江別市に戻り、実際に内見するということを繰り返していました。
このころは仙台に転勤になっていたので、月に1回、代休を使って4,5連休をとり、江別に戻っていました。有給休暇は盆と正月以外使いにくかったので、土日出勤を積極的にして代休を取得していました。仕事を平日の残業時間や土休日に詰め込んでいたのでなかなか大変でした。
5050(ゴーさん。)
すごいですね。有休は使わずに代休を使ったんですね。サラリーマンと大家業で超過密スケジュールであったことが想像できます。ちなみにすぐに物件を買うことはできたのですか?
ルイ116世帯
いえ、苦労しました。自己資金が650万円あったので札幌にアパートを買おうとして北海道の金融機関にチャレンジしたのですが、「道外在住者」という扱いになり、うまくいきませんでした。半年ほど模索しましたが結局、融資がつかず、買えませんでした。
心が折れかかっていたところ、父親から「資金の提供の意思がある」という話があり、そのお金を借り入れて実家近くの高利回り戸建てを買うことにしました。ちょうど大手不動産会社の担当営業さんが値付けの甘い物件を見つけて紹介してくれたところでした。
マッツン
ここで戸建てに方針転換していったのですね。どういった物件でしょう。
ルイ116世帯
岩見沢市という北海道の中でも豪雪都市にある戸建てです。この時の縁がもとに今でもメインエリアになっています。210万円で、札幌の大手不動産仲介会社が普通に売り出していた物件です。これをDIYして約50万円で仕上げました。当初6.5万円で募集しましたが決まりませんでした。
そこで北海道大家界のマザーテレサと呼ばれる師匠の四戸きみ子さんに相談し、内装の清潔さや使い勝手などを修正しました。そして6万円に値下げしたところ、すぐに決まりました。利回りは35%です。
マッツン
さすがの高利回りですね。これまでに買った物件について教えてください。
ルイ116世帯
先ほどもお伝えしたとおり、実家のある江別市を中心に利回りの高い物件を買ってきたので、結果として岩見沢市とその周辺エリアがメインになっています。アパートもありますが戸建てが多いです。結果、116世帯になりました。
資金については、自分の貯金650万円と、父親からの借り入れで行っています。金融機関からのローンも多少あります。父親からの借り入れはMAXで4,300万円に膨らみましたが、今は売上も大きくなってきたことから順調に返済しています。
■29歳、CF80万円で会社員を卒業、専業大家になる
5050(ゴーさん。)
会社を辞めて専業化した経緯について教えてください。
ルイ116世帯
最初の物件を買ってから4年間は、サラリーマンとして勤務地である川崎市や転勤先の仙台市から月に1回、4連休程度の休暇を取って地元に通っていました。その分、平日に仕事を詰め込むので大変でした。
そして2016年、親が60才、自分が29才というタイミングで会社を辞めて、専業大家になりました。この時の物件数は10棟19世帯、月間CFは80万円程度です。父親への返済が始まる前でしたので、月間家賃売り上げがほぼCFでした。
丁度父親が定年になり再雇用を考えていたタイミングだったので、「それならば」ということで手伝ってもらうことにしました。それまでも、自分が行けないときに金融機関に行ってもらったりしていたので、父親としても抵抗はなかったようです。
5050(ゴーさん。)
4年間、毎月のように飛行機で実家のあるエリアに通い、遠隔で投資をしていたのですね。専業化した後もぶったるんだ生活というより毎日働いているイメージが強いですが、サラリーマン時代のがんばりを考えたら余裕という感じなのでしょうか。
このルイさんの初期の動きについては、「今は勤務先の関係で別のエリアに住んでいるけど、実家やほかのエリアで投資していきたい人」の参考になりそうですね。
■いつかは札幌等の資産価値の高い物件に変えていきたい
マッツン
現在のライフスタイルについて教えてください。
ルイ116世帯
リフォーム現場に行き現場監督を行ったり、管理業務を行ったり、冬季は所有物件の除雪を行ったりと、日々忙しいです。ただ、誰かに時間を拘束されているわけではないので、さほどストレスはありませんね。いつでも自分に時間の決定権がありますから。
遊びに行くのも自由です。ちなみに朝はいつも自宅出発が10時過ぎています。朝が弱いんです(笑)
5050(ゴーさん。)&マッツン
今後についてはどう考えていますか?
ルイ116世帯
はい。いつまで拡大するかとか、何歳まで働くかとかは全く考えていません。未定です。独身なので承継も全く考えていません。いつかは札幌等の資産価値の高い物件に変えていきたいと思っていますが具体的には動いていません。
尊敬しているのは極東の船長さん。すべてのきっかけを作ってくれた加藤ひろゆきさんにも感謝しています。あと、これからの人におすすめなのはふんどし王子の本です。
5050(ゴーさん。)&マッツン
ありがとうございました!次回は地元への遠隔地投資をしていたサラリーマンの時点に戻ったニューゲームを考えます!都市部に住むサラリーマンの方、ぜひご参考ください!!
編集後記
マッツン:札幌のルイさんの新居に宿泊をさせてもらって、正にルイさんの一日を取材させてもらいました。ルイさんは、これといった趣味もほとんどなく、アスリートの様に筋肉質な不動産投資をやっていて、本当に家が好きなんだなと思うような生活でした。
(ルイさん談「旅行と車が趣味だけど不動産も趣味だし、まぁこう書かれてもいいかw」)
拡大する為に親から4,000万円以上借りられる方はほとんどいないと思いますが、「200万円で戸建てを買う。100万円で直す。そして5~6万円で貸す」といったシンプルな不動産投資法を繰り返しているので、小資金から始めたい方にとって再現性の高い不動産投資をやっていると思います。
ルイさんと会うたびに不動産の所有戸数が増えていますが、まだ、30代。どこまで増えるのか楽しみですね。