今回の大家列伝は岡山県在住の岡山大家さんに登場いただきます。長く続けてきたブログを起点に岡山大家の会を立ち上げ、数々の大家さんを輩出されております。
どのような大家さんなのでしょうか?前編では、岡山大家さんが不動産投資をするようになったルーツを探ります!
華子
自己紹介をお願いします。
岡山大家さん
岡山在住、53歳の岡山大家といいます。29歳から41歳までアパマンショップ系列の不動産屋に2社勤め、それぞれの店舗で営業や管理職などをやっていました。
不動産会社に在職中の33歳で不動産投資をスタートし、戸建を中心に買い進めています。39歳から現在まで毎日ブログを書いているのですが、それを読んだ地元の大家さんから声をかけてもらうことが増え、岡山大家の会も主催するようになりました。
華子
不動産投資に関する経歴を教えて下さい
岡山大家さん
岡山の県南地域を中心に投資をしています。所有物件はアパートが10棟53室、戸建てが51戸、更地27区画、区分2戸、借地1戸、月極駐車場7台、時間貸しの駐車場3台、倉庫2戸、店舗1戸、ロードサイド看板1個、太陽光発電で、その他に民泊を2棟ほど始める予定です。
あと、電柱が約30本あります。年間で1本1500円いただけるので30本も持っていれば馬鹿にならない利益です(笑)。東京ドームが広さ4万6,000㎡で、現在の所有不動産の総面積が2万4,000㎡あるので、目指せ東京ドーム!とネタで言っております(笑)。家賃は満室想定で約5,500万円で、返済比率は約60%です。

リフォームしたアパート(ビフォー)

リフォームしたアパート(アフター)
■1日500円生活で大家になる事を目指す
華子
不動産投資を始めたきっかけを教えて下さい。
岡山大家さん
最初に勤めた不動産会社の社長から「金持ち父さん 貧乏父さん」を勧められたのがきっかけです。当時、その会社の内部事情が悪くてかなり激務でした。分厚い本なので、乗り気ではなかったのですが、読み始めたら面白くて一気に読み終えてしまいました。それから、不動作投資の良さに気が付きました。
自分は不動産賃貸の営業をやっているからいくらでもお客さんを付けられるのに、なぜ不動産を持っていないんだとがっくりきて、「これは物件を買わないといけない!」と思いスタートしました。
華子
うまくいきましたか?
岡山大家さん
それが、当時32歳で貯金が全くなかったんです。ですから、頭金を作るところから始める必要がありました。その時に、根拠はないのですが「とりあえず100万円ぐらいは必要だろう」と思い、そこから1日に食費500円を使うのみという節約生活を始めました。
給料日に500玉を30枚用意して、出勤時に500玉をポケットに忍ばせ、スーパーで半額シールを貼られた弁当などを買ってそれで乗り切るんです。30枚しか500円玉を準備していなかったので、31日ある月がきつかったです。2月は良かったんですけど(笑)
華子
その頃の手取り月収と月の生活支出はいくらぐらいでしたか?
岡山大家さん
手取り月収は20万以下だったと思います。支出は家賃、光熱費諸々込で5~6万円だったかな。今振り返ると、ひもじい生活をしていました。例えば、自販機とコンビニは絶対に使わなかったです。1年間この生活をして100万円を貯めることができました。
華子
不動産投資はどのように勉強されましたか?
岡山大家
私は賃貸のことはわかるけど、それ以外はわからないという偏った状態だったので、現場で足らない部分を学んでいった感じです。
当時は大家さんのブログや書籍はかなり少なかったので、仕事を通じて懇意にしていた大家さんから学ぼうと思ったんですが、いつも、「自分にはできないな」と指をくわえて見ている感じでした。
そういった意味では、メンターのような人はいません。やはりいちばん影響を受けたのは「金持ち父さん、貧乏父さん」の本ですね。
華子
プロの不動産業者さんで、「金持ち父さん 貧乏父さん」を読む人はいても、そこから収益不動産を買い進めていく人は珍しいと思います。岡山大家さんは他の方と何が違ったのでしょうか?
岡山大家さん
不動産賃貸業の現場で働いている人は、不動産投資というものに対して明るいイメージを持っている人が少ないと思うんです。
普段、仕事で関わる大家さんってなかなか物件が決まらないような、失礼ながら駄目大家さんですから、「不動産投資って大変だな」「儲からないからやらないほうが良いな」というイメージが付いてしまうからです。
今思えばなんですが、うまく不動産賃貸業を行われている大家さんは、空室が出てもすぐに決まるので、不動産会社の人間と会う機会って数カ月に1度とかなので、あまり印象に残らないんですよ。
私も「金持ち父さん 貧乏父さん」を読むまでは、不動産業界にいてその魅力に気付かなかったのですから、同じようなものです。
ただ、本を読んで仕組みを理解してからは、「自分はどんな物件がすぐ決まるか、手に取るようにわかるんから絶対に大丈夫」と思い、踏みだす決心がつきました。
華子
不動産投資を始めたときの目標はありましたか?
岡山大家さん
それがなかったんです。当時は、「自分の物件は自分で決められるから有利に決まっている」ぐらいにしか思っていなくて、規模に関しても拡大していくイメージがありませんでした。結局、サラリーマン在職中は戸建系を7棟買っただけです。振り返ってみると当時は買い場でしたから、もったいなかったですね。
■賃貸仲介時代の経験から、戸建投資をメインに
華子
岡山大家さんの不動産投資の特徴を教えて下さい。
岡山大家さん
主に戸建てを買っています。戸建てをメインにしているのは、賃貸仲介の現場で働いてるいた時に、アパートの1LDKとか2LDK希望者にはいくらでも部屋を紹介できたのに、戸建てを借りたい人には、物件が全然足りなくて案内できなかったからです。
その印象が強かったので、「自分が戸建を買って貸したらすぐにお客さんが決まるんじゃないか」と思いました。初期の頃も今も変わらず、戸建で良い物件があれば買い増しています。中古だけでなく、新築で貸家を建てることもあります。
華子
新築戸建は客付は強い印象はありますが、投資の利回り的にはだいぶ下がる印象があります。岡山県だと可能なのでしょうか?
岡山大家さん
確かに、新築戸建はライバルがいないので客付はとても強いです。ただ、おっしゃるように投資効率は悪く、利回りも低くなりがちです。秘訣は土地をかなり安く仕入れることです。それができる人はぜひやったらいいと思います。



岡山大家さんの新築戸建(同じ戸建が3棟ある)
一日500円生活をして、不動産投資のためのお金を貯められた岡山大家さん。トップレベルでの節約をなされていて驚きです!次回は岡山大家さんが不動産仲介業時代に得た空室を埋めるために必要な極意をお聞きいたします!お楽しみに!!(担当いんべす)









