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法人化のメリット -生命保険の有効利用-

赤井誠さん_画像 第60話

こんにちは。赤井誠です。
前々回から、不動産事業には多くの税金が絡んでいて、税務の知識が必須であること、また、法人化が節税に様々なメリットがあるということについて書いています。

ただ、前回もお話しましたが、個々の状況により法人化すべきかどうかの判断基準が変わりますのでここではポイントだけ紹介しています。この辺は最終的には、税理士さんや信頼できるパートナーへご相談してください。
法人化のメリットとして主なものは以下のとおりです。

1.個人と法人の税率差の活用
2.所得分散による効果
3.生命保険を利用した外部留保
4.個人の小規模企業共済の退職金積立
5.相続対策

1と2に関しては、前回のコラムで説明しましたのでそちらを参照してください。
● 法人化のメリット-税率差と所得分散-

本日は、3.「 生命保険を利用した外部留保 」を利用した節税方法についてお話したいと思います。

3.生命保険を利用した外部留保

サラリーマンや個人事業主で生命保険をかけた場合は、旧契約( 平成23年12月31日以前に締結した保険 )の場合、掛け金を10万円以上支払った場合で最大で半分の5万円分しか控除の対象になりません。個人年金も同様で、合わせても最大で10万円です。

なお、新契約( 平成24年1月1日以後に締結した保険契約 )の場合は、生命保険・個人年金に加えて介護医療保険が加わったことで最大でそれぞれ8万以上の掛け金で4万円が控除の対処になり、24万円以上の掛け金で最大でその半分の12万円の控除になります。

どちらにせよ、上限が決まっているので、それほどたいした金額を控除できるわけではありません。



しかし、法人の場合はどうでしょうか。掛け金に基本的に8〜10万円程度の上限はありません。そして、その保険には、掛け金の全額が損金にできるタイプや半額損金のタイプがあります。

全額損金にできるタイプの保険でも、支払った保険料は全て経費とすることができ、かつ、解約時には解約返戻金が保険会社から戻ってきます。

これは、今年の利益を納税して法人の中に内部留保していくのではなく、損金により利益を減らし納税額を少なくしながら、将来の不測の事態に備えて外部の保険会社に資金をためていくという考え方になります。

将来お金がどうしても必要な局面になった場合には、貯まった解約返戻金を取り崩して事業運営資金とすることができるし、役員退職金や大規模修繕費などの資金として利用できます。 個人の累進課税ほどではないにしろ、法人も400万,800万を境に税率が上昇します。さらに、法人税は将来下がることが十分予想されるため、利益を税率の低いときに引き出すタイムシフト( 課税繰り延べ )の役割になるわけです。

また、事業運営資金として使う計画がある場合は、各社のそれぞれの保険によって解約返戻率と時期が変わってきます。保険を使った節税の場合は、解約時をあらかじめ設定しておき、もっとも有利な場面で計画的にお金を使うというプランニングが必要になります。

それを間違えると、税金で払う分を減らして、保険会社に払うだけという馬鹿げたことになってしまいます。この辺をきちんと計画的にやることが経営者としてとても重要なことだと思います。

ただ、節税効果の大きい保険というのは、今までにもいろいろできたり消えたりしています。すなわちそのような全額損金保険が広く節税保険として広がると、国税庁の方から通達改正などが行われて、半額損金に変更になってしまうことが良くあります。

つい最近では、2012年4月に全額損金だった「 法人がん保険 」が税制改正となりました。ただ代わりに、解約返戻金があって全額損金にできる「 無配当定期保険 」 、「 生活障害定期保険 」 といったものが新しく発売されています。
このイタチごっこは今後もずっと続くのでしょう。きっと。

そのため、節税のための生命保険の知識はすぐに古くなってしまうので、私はそのつど、代理店さんに聞くことにしています。数年前の知識は役に立ちませんし、年中、新規の生命保険をかけているわけではありませんので、保険に対する知識がキャッチアップできません。

ただ、知っておかなくてはならないことは、いつの時代もその時の自分にとって最適な保険があるということです。
必要になった時点で、各保険会社さんからヒヤリングして、最適な保険を選択すればいいと思います。

また、養老保険のように、満期保険金を法人、死亡保険金を遺族にすることで、半分を損金、半分を保険積立金として資産計上して、財務状況を良くしておくことは銀行から見た場合、悪いことではありません。

単純な掛け金の経費化による節税だけでなく、生命保険をうまく活用し、外部・内部に資産を留保できることもで法人の大きなメリットですね。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 赤井誠さん

赤井誠
赤井誠さんのブログ

196X年 横浜生まれ
13棟97室の大家

■ 経歴

北海道大学大学院卒業後、某電機メーカーに就職。2013年に退社し専業大家となる。

不動産投資セミナーの講師等でも活躍。

知識ゼロからはじめて13棟97室。年間家賃収入は約1億800万円(2018年1月時点)

何事にも全力でチャレンジし、現在はアパマン経営に驀進中!

■ 所有物件一覧

□2005年
福岡市アパート 
1DK×10戸
2008年売却済み

□2006年
仙台市アパート 利回り17%
1K+ロフト×10戸
2012年売却済み

横浜市マンション 利回り11%
1K×23戸
2014年売却済み

□2008年
横浜市アパート 新築 利回り11%
1K+ロフト×6戸

横浜市アパート 新築 利回り11%
1K+ロフト×8戸

□2009年
横浜市戸建て 利回り15%
4SLDK+サンルーム

□2010年
横浜市アパート新築  利回り13%
1K×8戸

□2010年
横浜市アパート 利回り20%
1K×4戸

□2011年
横浜市マンション 利回り15%
1K×10戸,1LDK×1戸

□2011年
横浜市マンション 利回り15%
店舗,1LDK

□2012年
杉並区区分マンション 利回り16%
2015年売却済み

□2012年
柏市アパート 利回り20%
1K+ロフト×10戸
2013年売却済み

□2013年
藤沢市パーキング 利回り25%
30台
2016年売却済み

□2014年
横浜市テラスハウス 利回り13%
1LDK x 2

□2015年
横浜市アパート 利回り9%
2DK x 8戸

□2016年
横浜市マンション 利回り11%
2DK x 4戸+ 7LDK シェアハウス

□2017年
横浜市アパート 利回り14%
2DK x 4戸

□2018年
横浜市アパート新築 利回り9.6%
1LDK+ロフト x 2戸

□2018年
横浜市アパート新築中 利回り9.6%
1LDK+ロフト,店舗

□2018年
横浜市アパート新築中 利回り7.6%
1K x 15戸

さらに詳しいプロフィール
幼少期から現在までほか


■ 赤井さんの本

赤井誠
ゼロからの不動産投資(すばる舎)

赤井さん2冊目
本気ではじめる不動産投資(すばる舎)

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