こんにちは。赤井誠です。
前回のコラムから、私が学んできた銀行の考え方をお話ししています。前回は、資産と負債についてお話ししました。お忘れになった方はこちらをご覧ください。
・リタイア前に気をつけた決算書( 1 )
今回は以下の残りの3つと定性面の評価についてお話ししたいと思います。
・役員借入金
・黒字
・債務償還年数
● 役員借入金
多くの方が役員借入金を計上されていると思います。何も考えないと、短期借入金として処理しがちなのですが、こちらは長期借入金としておいたほうが無難です。
その方が固定長期適合率( 固定資産÷( 純資産+固定負債 ) )が低くなり( 低い方が良い指標です )、銀行からみた法人の信用格付は上がると思います。
銀行によっては、短期借入金にしておいてもこちらにまわしてくれることもありますが、新規の銀行などは機械的にチェックすることもあるので、できるだけこのような処理にしましょう。
● 黒字
これは、当然といえば当然なのですが、銀行は赤字の個人事業主や会社には融資しにくいといえます。
ただ、太陽光発電の一括償却のように一時的な償却によって赤字になったとしても、ある程度取引があれば問題はない...
前回のコラムから、私が学んできた銀行の考え方をお話ししています。前回は、資産と負債についてお話ししました。お忘れになった方はこちらをご覧ください。
・リタイア前に気をつけた決算書( 1 )
今回は以下の残りの3つと定性面の評価についてお話ししたいと思います。
・役員借入金
・黒字
・債務償還年数
● 役員借入金
多くの方が役員借入金を計上されていると思います。何も考えないと、短期借入金として処理しがちなのですが、こちらは長期借入金としておいたほうが無難です。
その方が固定長期適合率( 固定資産÷( 純資産+固定負債 ) )が低くなり( 低い方が良い指標です )、銀行からみた法人の信用格付は上がると思います。
銀行によっては、短期借入金にしておいてもこちらにまわしてくれることもありますが、新規の銀行などは機械的にチェックすることもあるので、できるだけこのような処理にしましょう。
● 黒字
これは、当然といえば当然なのですが、銀行は赤字の個人事業主や会社には融資しにくいといえます。
ただ、太陽光発電の一括償却のように一時的な償却によって赤字になったとしても、ある程度取引があれば問題はない...
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