今回は、年老いた母の付添と、
厳格な姉から、日々のぶったるんだ生活態度について、説教を受ける修行の旅だ。
姉の同僚のコスプレ婦長( 仮名 )も同行。
厳しい修行が延々と続くのかと思っていたが、
現実は、
ビックリ箱をひっくり返したような、
面白い旅路だった。
初日、ホテルの周辺をブラブラしてタバコを吸っていた時、ホテルの前で待機していた、
カトゥーという25歳の青年と話す。
少し会話したら、英語も達者だし、人柄もよさそうだ。
本日のツアーガイドとしてナンパした。
鈴木のAPVという、
エブリィー・ワゴンを7人乗りにしたような黒いミニバンに乗り込む。
バリでクルマを持って、金持ちだね、
と、英語で耳元に、そっとささやくと、
「 実は、親のクルマだ 」
と、恥ずかしそうに日に焼けた肌を紅潮させる。
さあ、海外羞恥プレイの始まりだ。
ウブドで民芸品店に連れて行かれ、
キンタマーニでは、
高くて不味いレストランに連れて行かれた。
崖の上に建っている物件だ。
低い手すりから真下を覗き込むと、数十メートルの垂直の岩肌が見える。
危険で食欲が失せる。
まあ、
貸切八時間、日本円で五千円。
200kmの曲がりくねった荒れた路面...
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