五月下旬からは、最高気温が20度を超えるようになって、さわやかな天気だ。
この時期は、寒い時にはできなかった作業を実施。
メルセデスの屋根をオープンにして、過酷な
「 労働力投入 」の季節だ。
まず、滞納者の家庭訪問。
この場合、アポイントメントを取らず、突然、家庭訪問することが秘訣だ。
笑顔で接し、高圧的な態度を取ってはイケナイ。
ソフトな口調で、厳しい現状をゆっくり話す。
この時は、おさな児を連れて行ったのだが、滞納者宅で、オトナの状況を把握せず、ワーワー走り回る。
緊迫した現場が和む。
若い滞納者も苦笑いだ。
滞納の理由は、残業が減って、給料も激減。
その割には、大型液晶テレビと、熱帯魚の水槽を持っている。
机の上にはローションが置いてあり、容器に「 風俗 」と書いてあるが、そのことについては、気が付かないフリをする。
オトナの流儀である。
「 モノを買うよりも、金や株を買おう 」
とアドバイス。
結局、来月、二カ月分まとめて家賃を支払うことで解決。
実は、この日に全額、回収しようと思ったが、財布の中に三千円しかないといふので、弁当代として千円、配給した。ワタクシも人が...
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