テナントが入居する寸前で転進だ。
田舎で家賃五万円、
建物付の物件が見つかったそうだ。
残念だ。
悔しいので、
カンバンを設置することにした。
ワタクシが考えたデザインを、若手デザイナーが、
最新のコンピューターを駆使して、印刷。
拡大した文字を、看板に張り付ける。
裏側のデザインは赤い下地に白で
「 FOR RENT 」
と書いている。
表は、走行中のクルマから、
はっきりと認識されやすいように、
インパクトのあるデザインを考えた。
かつてのドイツの有名な政党の旗をモチーフとして、
赤い下地の中央に大きな白い円。
中央に、太いゴシック体で
「 貸 」と書いた。
カンバンの大きさは、
3,6m×1,8m。
迫力がある。
下部に
テナント募集、貸土地、貸家、貸カンバンと書いた。
カンバン設置日の前日は猛吹雪で、
積雪約30cm。
当日も大雪。
おまけに、隣のテナントがカンバンの設置予定地に
除雪した雪を集めていて、
標高150cmの雪山ができていた。
真冬にカンバンを設置する作業は困難だ。
トラックにカンバンを積み、 ハイエースに支柱を積んで、現地に集合。
社員三名が黙々と雪山に穴を掘り、
氷点下の北海道で、労働力投入だ。
凍っ...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる