もし、ドナルド・トランプが大統領になったら。電柱が目印の田舎の3,000坪の売土地。

大学時代の友人のオバタくん（ 仮名 ）から着信アリ。
田舎で３，０００坪の更地が売りに出ているが、興味はあるか？
価格は、中古のポルシェ一台分である。
ＦＡＸ受信した図面には、地図と、電柱の写真が載っている。
「 北の国から 」に出てくるような風景写真も付いている。
悪い予感がする。

二時間後、気合を入れて出発。
教育のため、ＢＯＹＳも連れて行く。
自宅からの距離は約４０ｋｍ。
物件視察といふよりも、ツーリングの世界だ。
荒涼とした田舎の道をまっすぐ走り、現場付近で左折して、更に１ｋｍ走ると、カーナビが、この周辺ですといい、案内終了。
ここからは自力で探す。

なかなか現場がわからず、マシンを路肩に停車して、再び図面を見ると、電柱に「 １３５ 」といふ番号が付いている。
どうやら、１３５番と１３６番の電柱の後方が、この土地のようだ。
今まで、１，０００物件以上は現場視察しているが、こんな図面は初めてだ。

ＢＯＹＳは後部座席で熟睡している。
現場に立って土地を見渡すが、雪が積もっていて、境界線がわからない。
すでに開拓しているのは、いい。
丘陵地の緩いうねりが、セクシーである。
森を開拓するには莫大な費用がかかり、規模によって...