購入直後に、「 ○貸 」のカンバンを設置して、大阪、名古屋、東京の旅に出た。
北海道に戻ってきた直後、知らない電話番号、通称・シラデンから着信アリ。
テナント入居希望者だった。
数日後に会う約束をして、電話を切る。
その間に、ろっ骨を骨折し、コルセットを巻きながら、テナント入居希望者に会う。
30代前半の好青年だった。
ろっ骨が折れていると、大きな声が出ない。
弱々しい声で、入居打ち合わせ。
全三室の商業ビル。
二階に一室あるテナントにはスナックが入居中。
一階には二つの空店舗がある。
手前の店舗は約12坪で、スケルトン状態。
若干の美装で、すぐに入居できる。
奥の店舗は手前よりも少し広く、推定14坪。
しかし、残置物満載で、冷蔵庫四台、カビの生えた木製の食器棚とソファーがある。
一部、壁紙も剥がれている。
残置物撤収とリフォーム費用で、推定30万円から50万円の出費を覚悟していた。
どちらがいいか、テナントに選んでもらったところ、何と、奥の玉砕しかかった店舗のほうがいいといふ。
開店したい店舗のイメージにピッタリだという。
ただし、予算がナイので、家賃をマケてほしい...
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