あとは六月下旬の出版を待つだけだ。
巻末のジム鈴木氏と、ビル広田氏との対談、
「 我々は、こうしてつとめ人を卒業した 」
の出来がよかった。
しかし、卒業もいいのであるが、ワタクシの土地を借りていたテナントも、卒業だ。
入居者の卒業は困る。
さて、そんな中、四月に購入した、下降トレンドの街にある商業物件の入居が決まった。
3戸のテナントの入った古いビルで、2階にはスナックが入居中。
1階の二つのテナントを募集していた。
一軒目は一階奥。
昭和の時代のディスコティック風味なバーだ。
残置物満載で、木製のキャビネットは、カビが生えていた。
現状渡しであれば、家賃の値引き可能姉妹と提案し、マネー成立。
三十代前半のマスターは自ら、「 労働力投入 」。根性がある。
薄汚れた壁紙の上から、グレーのペンキを塗り、床から1mの高さまで、腰壁を張り、こげ茶色に塗っていた。
天井に付いている、LAの物件によくあるような、大きな扇風機も、磨いてそのまま活用。
長期放置プレイで、玉砕を覚悟していた水道管は、水道局に元栓を開けてもらい、地元業者が水道管内部清掃と、外れた蛇口の接続をすると、復活。
費用は¥15,...
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