多分、今年最後の大ペンキ塗り大会。
東京帰りの軍神ボイラー降臨だ。
初日、ボイラーのマシンに、東京から来た工作員二名が、すでに乗車していた。
ミートソース様（仮名）と、ナカガワ様だ。
朝九時から、決戦に備えて温存していた、サンバー二台を現場に投入。
すでに道具と塗料は積んでいる。
年老いた母の物件でカワイ様と合流。
朝からメンバーが多いと、縁起がいい。
晴天で湿度が低く、大ペンキ塗り大会にはいい日だ。
梯子で一階の屋根に登り、再び梯子で二階の屋根に登る。
この時、必ずひとりが階段を動かぬように押さえる。
二階の屋根では約五年前、便利屋カズと塗った思ひ出が、よみがえる。
若干、劣化はしているが、半分くらい生きている。
当時は中級のペンキを使用した。
耐久性を考えたら、高級塗料を使うべきだ。
そのほうが、塗装頻度が下がる。
特に今後は職人の数が減少するので、工事代金が値上がりしそうだ。
今回は、雨漏り修理と塗装だ。
最初に、全員でケレン。
ジャニーズ中年隊が、真面目にサビをこする。
その後、ブロアーでゴミを飛ばす。
そして、ボイラーが雨漏りの原因を発見し、修理に集中。
浸水箇所に防水テープを貼る。
ボイラーは軍神だ。
何でもできる。
もし
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