鹿児島で議員になった先輩から、突然、連絡アリ。
新球場を視察するので、合流できないか？
この先輩、大学時代に、CB750Fに乗って、京都に一ヵ月半、居候していた時に、お世話になった。
三十年後、再会した時に、故郷鹿児島に戻り、議員になった話を訊いた時も、さほど、驚かなかった。
二十代前半から、器の大きな人だった。
ワタクシ、北海道出身であるが、九州とは何故か縁がある。
ゼロ戦の坂井三郎先生は、佐賀。
天才CMプランナーの、岡康道様も佐賀。
そして、京都居候時代は、周囲のほとんどが鹿児島出身だった。
ワタクシのカラダを通り過ぎて行った、九州の人々である。
☆エスコンフィールド北海道
待ち合わせ場所は、新球場。
少し早めに駐車場で待機。
議員団十三名を乗せたバスの停車場は真裏で、移動に一キロ位歩いた。
六年ぶりの再会。
夏でも、議員団は、皆、背広だ。
一緒に球場内を散策しながら、現在と過去の話をする。
この球場の経済効果は凄いといふ。
ワタクシも、初めて来たが、最新の建築、晴れた日には屋根が開くシステム、建設時に動いていた数十台の重機を考えると、巨大なマネーが動いている。
エスコンフィールド北海道
近所の土地も、四倍に上がり、もはや、買えなくなってしまった。
先輩がワタクシを他の議員に紹介してくれた時に、六十代の議員先生より、
「北海道の土地を、絶対に、ジンガイに売らないでクダサイ」
と懇願された。
すでに買われているのだ。
☆新球場
・札幌ドームからの移転
札幌ドームの家賃が高く、値下げ交渉にも応じず、グッズの収益も全て球場に、上納金として納めていたそうだ。
ワタクシが大家だったら、家賃を半額にしていた。
大日本ハム（仮名）が卒業してから、収益が落ち、赤字になって嘆いている。
コンサートで収益を上げようにも、もはや、アムロちゃんも、スマップもいない。
サザン・オールスターズや、Bちゃん（仮名）も、オトナになって、昔のように活動できない。
よさこいソーラン祭りや、雪まつりを実施するしかない。
このままだと、北海道民のみ知る、かつての共進会場みたいに、衰退していくかもしれない。
ドーム周辺の商業施設や、アパートメントに投資した人たちは、何だったのであろうか？
テナントが利益を上げなければ、大家に家賃を払えないのだ。
・良かった点
空調もよく、音も吸収し、屋根も開く。
座席の座り心地もよく、温泉とホテルも付いている。
・現金が使えず不便
球場内では、現金が使えない。
非常に不便だ。
コカ・コーラゲートにも、コカ・コーラの自動販売機がナイ。
帰り際、議員先生が水を求めて販売所を探したが見当たらず、決戦に備えて温存していた「からだ巡らない茶」をプレゼントした。
ここまでキャッシュレスにこだわる必要はナイ。
野球開催初日は、多くの人が、水を求めてさまよっていたと思ふ。
・駐車場の効率が悪い
かつて、野茂が先発した時に、ロサンゼルスのドジャースタジアムに行った。
球場が丘の上にあり、周囲全部が、ゆるい傾斜の駐車場になっている。
これが、一番効率がいいのだが、新球場は変な段差や植栽や擁壁で、面積の広さを最大限に活用していない。
移動距離が異常に長く、ご老人や身体障害者には厳しい。
何でわざわざ高低差を付けて、変な擁壁や植栽を実施するのか？
建築費のUPでしかナイ。
☆アパートメントが満室になった
さて、久々にアパートメントが、満室になった。
去年まで、六気筒のうち、四戸入居していたが、真冬の水道管破裂で、空いていた二部屋が水浸しになった。
その上、三月に二人が卒業。
六分の二の入居になり、暗い気持ちになった。
☆何が有利で、何が足りないのか？
・外壁塗装
昨年春、ペンキ屋カッキーが、外壁の補修と塗装を実施。
劣化シタ窯業系のサイディングから、中身の石膏ボードが風雨に晒され、だらだらと恥ずかしい液体を流し、見た目が芳しくなかった。
そこで、劣化した部分のみ、金属サイディングに張り替え。
模様は若干違ったが、色を塗れば許容範囲だ。
足場を立て、屋根はシルバー、外壁はナス紺。
金色のストライプは、二液タイプを使用。
ローレックスの青サブみたいなアパートメントになった。
カッキーは腕がいい。
・お洒落な改造をしていた部屋
昨年の十一月の段階で、三月入居予定の学生が決まった。
お洒落な女性が、お洒落な改造をしていた部屋だ。
少し修繕して、そのまま募集。
ステキな部屋だと選んでくれた。
・真新しい内装
水浸しになった一階の部屋は、となりの部屋の入居者が、すぐに止水し、排水してくれた。
乾燥後、アルバイトでミッドナイト大家様に入ってもらい、部屋の一部塗装と、床にクッションフロアーを張ってもらった。
この部屋は、五月に入居。
足の不自由な入居者様で、一階の部屋を探していた。
・駐車場
決戦に備えて温存していた、アパートの敷地内の駐車場。
そうだ、同じ人が二台縦列で駐車できる。
別件で電話があった担当者に、その旨を伝えると、ピッタリのお客様がいるといふ。
すぐに決まった。
残りは一部屋になった。
・クローゼットの床塗装
六分の五の入居になったので、まあまあ満足していた。
しかし、ここまで来たら、満室にしたい。
何が不足しているのか？
そうだ、クローゼットの床を塗ろう。
コドモの塾の送迎まで、少し時間があったので、塗装開始。
油性の白いペンキを買い、塗装。
マスキングが面倒だが、やらないと仕上がりが悪くなる。
一回塗りではまだ薄かったので、二回塗った。
おばあさんの家の匂いが消えた。
奇跡的なタイミングで、その四日後に入居が決まった。
☆問題発生、キャプテンの苦悩
ここまで来て、問題発生。
冬の除雪の問題だ。
駐車場が満車になると、除雪が不便になる。
初夏なのに苦悩する、入居者・キャプテン。
そこで、ホヤ太郎経由で、高級中古除雪機を、ありがたいプライスで譲ってもらった。
※ここまでは、前回のコラムにも書いた
納車後、キャプテンに合鍵を渡す。
コドモのように喜んで、試運転。
オレンジ色の除雪機本体に、キャプテンと、ホヤ太郎と、ワタクシのサインを入れ、
納車記念日の日付を入れた。
翌日、見に行くと、ブルーシートがかけられ、風で飛ばないように、ロープでグルグル巻きにして、太いチェーンで柱に固定し、南京錠でロックされていた。
大切にしてくれて、ありがとう。
あんなにさわやかなキャプテンの笑顔は、初めて見た。
今年の除雪が楽しみだ。
キャプテンに奉納
CASHFLOW101
＃note
7/7/2023
