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ただの物置きになってない? 入居者にモテる「ロフト」のリフォームアイディア【不動産投資家のDIY&リノべ講座Vol.22】

賃貸経営/リノベ・修繕 ニュース

2024/05/05 配信

ロフトの魅力を
引き出せていますか?

築古賃貸物件の改修アイディアを軸に、空室対策や不動産活用を実現していくためのプラットフォーム「モクチンレシピ」。

「少しの予算と工夫で、たくさんの魅力を」を合言葉に、会員に向けてコストパフォーマンスの高いリフォームのレシピを提供している。

本連載は、そのモクチンレシピの改修・リフォームのアイディアをもとにした『不動産投資家のDIY&リノべ講座』である。

モクチンレシピを展開するNPO法人CHAr代表の連勇太朗(むらじ・ゆうたろう)さんは「ロフトには魅力がいっぱいあるのに、それを上手にアピールできていない物件が多くてもったいないなと思っています。

ロフトに少し工夫を加えるだけで、空間全体の印象を変えることができますし、物件のウリにもなります」と連さんは語る。

実際、ロフトの扱いに困っていたり、ノータッチの不動産投資家も少なくないのでは?

というわけで、不動産投資家のDIY&リノべ講座VOL.22となる今回は、内見にきた見込み客に刺さる空間デザインや、ロフトの可能性を広げるリフォームレシピを紹介していきたい。

モクチンレシピを使いロフトを存在価値を再定義しよう
モクチンレシピを使いロフトの存在価値を再定義しよう。

クロスを天井に貼るだけで
部屋の雰囲気が変わる「立体天井」

まず、ロフト周りのリフォームが、どのように空間デザインに影響を与えるのか見ていこう。

ロフトがある部屋は天井が高い。天井の高さが生み出す解放感はロフト付き物件の魅力だが、それを引き出せていない部屋が多い。

そんなとき、空間の広がりを視覚的に感じられるレシピ「立体天井」を使うと、天井の形状を際立たせることができる。

色が濃い目の木目柄のクロスを貼るだけで、シックな印象に。天井の形状が浮き彫りになり、天井の高さも感じられる。木目によって奥行きも出る。
色が濃い目の木目柄のクロスを貼るだけで、シックな印象に。天井の形状が浮き彫りになり、天井の高さも感じられる。木目によって奥行きも出る。
リフォーム前の状態。全体にあせた白色で空間もぼやっとしている。
リフォーム前の状態。全体にあせた白色で空間もぼやっとしている。

天井の形状は、ロフト付き物件によってかなり異なる。

部屋に入ったときに天井に違う色みのものが貼ってあると、天井が意識される。すると、普通の部屋より天井が高いことを、感じられるようになる。

もともと白かった天井に、濃いめの木目柄のクロスを貼ることによって、シックな雰囲気にもなるし、空間にメリハリと奥行きを出すこともできる。

窓の存在も際立つ。
窓の存在も際立つ。

高い位置に窓がある物件の場合、窓の存在がより際立つことも感じてもらえるだろう。

天井面に木目柄のクロスに替えるだけなので、お財布にもやさしいリフォームレシピだ。

物置スペースが安らげる隠れ家に
「たたみロフト」

ロフトの床に畳を貼るだけでくつろぎ空間に変身。
ロフトの床に畳を貼るだけでくつろぎ空間に変身。

ロフトの床の素材は、クッションフロアが貼られていることが多い。味気のない空間は、物置になりがちだ。

そこで、ここにあえて畳を敷いてみると、安らげる隠れ家空間に変身する。名付けて「たたみロフト」である。

ロフトは天井から近いので、畳との相性がよい。
ロフトは天井から近いので、畳との相性がよい。

ロフトから天井は近いので、立つことはできないが、畳の上に座ったり、横になったりすることはできる。

特別感のある寛ぎのスペースとして、入居希望者にアピールできれば、味気ないほかのロフト付き物件との差別化にもつながるだろう。

なお、リフォーム費用は、サイザル麻のたたみを使えば1帖あたり9000円程度でできる。

落下防止とテーブル機能で一石二鳥
想像力が膨らむ「ロフトカウンター」

ロフトカウンター」は落下防止を兼ねてカウンターをつけるリフォームレシピである。

本を読むのもいいし、お茶を飲むのもいい。気分転換にピッタリのスペースだ。
本を読むのもいいし、お茶を飲むのもいい。気分転換にピッタリのスペースだ。
ビフォーの状態。ロフトテーブルは、落下防止用の手すりと同じ効果もある。
ビフォーの状態。ロフトテーブルは、落下防止用の手すりと同じ効果もある。

カウンターを置くことでものを置くことができるし、もちろんちょっとしたテーブル代わりにもなる。

奥行きのある板材を置くだけでも、どんな使い方ができるのか想像が膨らむのではないだろうか。

なお、ロフトカウンターはDIYの場合、材料と塗装で4万円程度でできる。

写真映えする
ロフトをつくろう

最後にモクチンレシピの連さんはこんなアドバイスをしてくれた。

「屋根の形状や天井の高さなど、物件の空間的な特徴を伝えられていない物件が多いですし、ロフトの利用の仕方も寝床か物置かの二択というケースが多いと思います。

そうではなく、『立体天井』のように物件の空間の魅力を際立たせることもできれば、『たたみロフト』や『ロフトカウンター』を入れることで、ロフトの存在意義を再定義し、雰囲気のある居場所をつくることもできます。

どのレシピも写真映えするので、ぜひ客付け時に有効活用してください」。

さて、今回のリノベ講座はここまでである。モクチンレシピのリフォームに興味がある人はぜひ、これまでに紹介した連載記事も読んでみてほしい。

VOL.1 築古物件の差別化戦略
VOL.2 押入れの改修・リフォーム
VOL.3 300円でできるカラーリング
VOL.4 遊び心のある外構リフォーム (前編)
押入れの高コスパ内装リフォーム(後編)
VOL.5コスパ最強格の照明リフォーム
VOL.6コスパと住み心地を両立させる床リフォーム4選
VOL.7予算1万円からの高コスパ外構リフォーム
VOL.8不人気のアパート1階をウリに変える外構リフォーム4選
VOL.9繁忙期に間に合う! 今すぐできる簡単リフォーム5選
VOL.10プロでも難しい! 素人がやってはいけないリフォーム
VOL.11ちょっと待って! 和室を洋室化する前に知ってほしいこと
VOL.12築古物件をバリューアップする色選びのルール
VOL.13ワンルームをコスパよくリフォームするアイディア
VOL.14初心者がボロ戸建て投資をする前に知ってほしいこと
VOL.15浴室を直す前に見てほしい! 高コスパリフォーム
VOL.16投資初心者必見!高コスパの水まわりリフォーム2選
VOL.17床と壁、リフォームを優先するのはどっち?
VOL.18ボロ戸建再生にアクセントを加える床リフォーム
VOL.19繁忙期の速攻DIY&繁忙期を逃した空室でやりたいこと
VOL.20ただモノを置くだけじゃない! あなたの知らない棚の世界
VOL.21デザインにもこだわる耐震補強

健美家編集部(協力:外山武史(とやまたけし))

外山武史

■ 主な経歴

SUKETTO合同会社代表
2009年からフリーランスで広告制作・編集執筆を行い、2020年に法人化しSUKETTO合同会社設立。

1年間にインタビューする人数は100名以上。経営者や不動産投資家をはじめ、会社員や美容師、農業関係者など多種多様な人の声を聞くことをライフワークとしている。

不動産関連では足立区や川口市をテリトリーとして、常に情報を集めている。

保有資格:経済産業大臣登録 中小企業診断士/宅地建物取引士

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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