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2024年の賃貸経営に役立てよう。2023年に読まれた賃貸経営記事ベスト20を再チェック

調査(不動産投資)/ランキング ニュース

2023/12/26 配信

2023年に読まれた記事をご紹介する第2弾は経営に関わるニュースのトップ20。ざっくりジャンルを分けると、もっとも多かったのは物件に関わる情報で9本がランクイン。昨年は税金、法律関係の記事が多かったが、今年はちょっと風向きが変わったようだ。

続いては税金、法律に関する記事で5本。トラブル絡みの記事が4本ランクインしており、残りは住み心地や地域に関する記事、金運絡みがそれぞれ1本ずつである。

読まれたキーワードは
DIY、団地、倒産

そのうち、類似する記事が2本ランクインしている分野があり、それらは2023年に広く関心を呼んだジャンルと考えられる。

まず物件絡みではDIYについて、団地の動向についてがそれぞれ2本あった。DIYでは押入れふすまをクロゼット扉に(7位)、和室を洋室化する前に知っておきたいこと(13位)の2本がランクインしており、昨今決まりにくくなった和室をどう選んでもらうようにするかで悩んでいるオーナーが多いものと思われる。

団地については国立富士見台団地の建替え(15位)、MUJI×UR団地まるごとリノベーション(20位)が入っており、物件価格高騰が続く中、多少なりとも安く買えるという意味で団地に目を向けている人が多いのかもしれない。

トラブルでは投資用不動産の建設会社の倒産(4位)、建物の建築・修繕中に倒産、逃げられる事態が続出(17位)が類似する内容となっており、オーナーとしてはビジネスパートナー選びに注意が必要であることが分かる。

以下、順にどんな記事が読まれたかを一位から順に見ていこう。

1位 
玄関に〇〇を置いていたら超危険!
「貧乏神に好かれる玄関の特徴」とは~

1位ジャンルを分けにくい記事だが、2023年ダントツで読まれたのはこの「貧乏神に好かれる玄関の特徴」。2位の10倍ほどのアクセス数があった。

記事によると破産する家の玄関には5つの特徴があるそうで、それが
・掃除をしていない
・ものがたくさんある
・壊れているものがある
・請求書がある
・見栄で住んでいる家
だとか。最後の見栄で住んでいるが分かりにくいが、そのあたりは記事をお読みいただくことにしよう。年末の掃除ではこうした点に注意、玄関をきれいにして新年を迎えるようにしたい。

2位
【詐欺事例】
“建築できない土地”である事実を隠され、
危うく購入しかけてしまった!

2接道していない=建物が建てられない土地を売りつけられそうになった事例を紹介した記事。無接道のほか、建築基準法上の道路に面していない、私道で持ち分が複雑その他、道路に絡んではいろいろトラブルの種があるので、土地購入に関しては注意しよう。

3位
「街の幸福度&住み続けたい街ランキング 2022<全国版>」発表
~いい部屋ネット「街の住みここちランキング」特別集計
3大東建託が行った居住満足度調査の結果を紹介した記事。街の幸福度(自治体)ランキングでは埼玉県比企郡鳩山町が、住み続けたい街(自治体)ランキングでは神奈川県三浦郡葉山町が、街の幸福度(都道府県)ランキングでは奈良県が、住み続けたい街(都道府県)ランキングでは兵庫県がトップになった。

都市部の自治体、都道府県はあまり選ばれておらず、都会に住んでいる人は幸福でも、住み続けたいとも思っていないという結果のように見える。

4位
投資用不動産の建設会社が倒産。
その余波は大きい。
ベテラン投資家が教える、危ない業者の見分け方

4新築ワンルームマンションの建築を手掛けていた東京都江戸川区にあるユービーエム株式会社の経営破綻をフックにベテラン投資家に危ない業者の見分け方を聞いた記事。たとえば建設業者の評価ポイントとしては以下の4点が挙げられるという。

●建設業者 評価ポイント
①信用度   :信用調査、世間の評判、取引先からの評価
②コスト競争力:見積りの内容を評価
③企画力   :過去の実績や提案内容を見て、評価
④対応力   :柔軟性、スピード、打ち合せ内容から評価

それ以外にも建設業者の選定基準、途中で業者が倒産した場合についてなど実用性の高い記事なので、新規に建設を考えている場合には参考にしていただきたい。

5位
手軽なコインランドリー節税が
2023年4月1日から不可能に

5賃貸住宅よりも利回りが高くなる場合がある、即時償却が可能なので節税効果が大きいと一部には人気のコインランドリー節税が一部できなくなったものの、開業方法によってはこれまで通りで済むことをまとめた記事。有利に経営したい人は必読だ。

6位
相続発生時に税務署から届く
「お尋ね文書」に注意。
税務調査との関係は

相続が発生した場合に税務署から届くことがある「お尋ね文書」への対応法と税務調査との関係を解説した記事。一言でお尋ね文書といっても実はお知らせとご案内があり、後者のほうがより相続税の課税可能性が高いと言われているとか。知っておけばもろもろ備えておけるというものである。

7位
【秋はおうちでDIYに挑戦!】
押入ふすまをクロゼット扉にかえませんか?

7今使っているふすまのミゾをそのまま使ってクロゼット扉に交換できるという商品を紹介した記事。専門業者に頼まなくても15~20分で取り付けられるという。しかも、通販で購入できるというから、和室を簡単、安価にイメチェンしたい人は注目だ。
8位
令和5年度の贈与税改正。
7年加算で生前贈与の贈与税と相続税との精算は

8令和5年度に大きく改正された生前贈与に関する税制についての解説記事。最大の改正点は生前贈与の暦年課税が、相続税と一体化する方向になったこと。

現行制度では原則として贈与時に支払った贈与税で課税は完結。ただし、相続前3年以内の生前贈与のみは相続財産に加算して相続税との精算がはかられていた。

それが改正により相続前7年以内の生前贈与まで相続財産に加算されることに。ただし、それまでの加算分の3年を超えた4年間の贈与については、総額100万円まで相続財産に加算しないことになっている。

また、暦年課税だけではなく、相続時精算課税制度も改正があった。現行の相続時精算課税制度には暦年単位での控除は存在せず、その贈与者ごとに総額2,500万円の非課税枠がある。改正では、これに暦年単位で110万円の非課税枠が加わることとなった。

相続が視野に入ってきはじめた人であれば知っておきたい内容であり、必読だ。

9位
二人世帯向け3Dプリンター住宅、
44時間30分で完成
愛知県小牧市に鉄骨造1LDK(50m2)タイプ

9愛知県小牧市で作られた竣工した二人世帯向け3Dプリンター住宅 serendix50を紹介する記事。注目したいのは同物件が目指す3つの住宅課題。具体的には以下の通りで、これが実現すれば投資家としても手掛けてみたいところである。

1. 技術面
・日本の建築基準法に準拠
・48時間以内に施工完了
・人の作業を大幅に削減し、ほとんどの部材について単一素材で複合機能を持たせた3Dプリンター住宅を実現

2. 居住面
・50平米の広さ
・1階建て平屋 高い天井のある快適な室内
・構造強度・耐火性・耐水性・断熱性の担保

3. 価格面
・販売価格を一般的な住宅価格の1/10、車が買える500万円を目指す

10位
リゾートホテルを住宅に。
海が見える部屋が2000万円台~

10三浦海岸にあるリゾートホテルを住宅に転換、販売されている物件を紹介する記事。湘南は高くなり過ぎて収支が合わないそうだが、三浦半島、京急沿線はまだ手頃だという。しかも、同沿線は自路線の終着駅品川はもちろん、都営浅草線との相互乗り入れで都内に直通で行ける。羽田、成田両空港へのアクセスも良い。今後、品川周辺の再開発が進めば、より有利になるのではなかろうか。

11位
2024年1月から始まる新NISA。
クレカ積立の月額5万円が
10万円に拡大して投資しやすくなる!?

112024年1月から始まる新NISAの活用法を特にクレジットカード引き落とし利用に着目してまとめたもの。手軽でポイントも貯まるクレカ積立、まだ利用していない人は検討してみてもよいかもしれない。

12位
いよいよ4月27日開始
「相続土地国庫帰属制度」。
20万で相続土地放棄が可能で
投資家への影響は?

2023年4月から始まった「相続土地国庫帰属制度」の実用性、投資家への影響についてまとめた記事。結論からいうと現状の要件は非常に厳しく、上物がある場合には利用できなさそう。ただ、始まったばかりであり、今後、どう推移していくか、見守っていきたいところである。

13位
ちょっと待って!
和室を洋室化する前に知ってほしいこと
【不動産投資家のDIY&リノべ講座Vol.11】

13和室は不人気と洋室化を考えるオーナーは多いが、やみくもに洋室化しても差別化にはならないという写真満載、説得力のある記事である。全部を洋室にせずとも一部に新しい要素を入れるだけでも十分選ばれる部屋にはできるそうで、まずはこれらのノウハウを検討してみる手はありそうだ。

14位
ユニット交換しなくても新品のような風呂に。
「安く、短期できれいに」を
叶えるエコバスリフォーム

14水回りは手を入れようとすると費用がかかり、しかも、手を入れないと古さが際立つ厄介な場所。それを安価、短期間できれいにしようというエコバスリフォームを紹介した記事。特に効果が高いのは築古RCでユニットバスが入らない物件だという。部分修復なら数万円~ということもあり、来春に向けて古い物件を抱えているオーナーなら検討してみても良いのではなかろうか。

15位
築58年「国立富士見台団地」建て替え。
総戸数298戸→589戸のマンションに。
2026年度完成予定

15根強い人気はあるものの、物件供給の少ない東京都国立市の国立富士見台団地の建替えが計画されている。すでに現地は塀で覆われ、解体作業が進んでいる。2026年度に完成予定で、これによって国立市の認知度があがりそうだ。

16位
不動産価格の高騰どこまで?
新築価格は33ヶ月上昇も中古は在庫急増。
調整局面を迎えれば買い時か

爆上がりを続ける不動産価格については今後どうなるか、関心を寄せる人が多いところ。記事によると実需、投資用ともに当面はこのまま高値圏が続くという見方が中心になっているとのこと。いつ買うか、悩んでいる人には参考になるはずだ。

17位
2023年から建物の建築・修繕中に倒産
逃げられる事態が続出!
業者の目利きに必要なチェック項目とは

2023年に入ってから7人もの賃貸の大家さんから大規模修繕のために着手金を払ったものの、その後音信不通になってしまったという相談をうけたという大規模修繕を手掛ける株式会社マツミの宮脇美樹社長に学ぶ事業者の見方をまとめた記事。

この事態の背景には持続化給付金の返済がスタート、払えなくなって倒産するなどのケースが相次いでいることがある。当然、2024年以降も同じケースが続くことは想定される。事業者選びには厳しい目を向けたいところである。

18位
家賃滞納トラブルが殺人事件に発展、
茅ヶ崎の事件から大家業のリスクを再考する

2022年末に家賃滞納を続けた入居者に物件オーナーが刺殺されるというショッキングな事件が起こった。身の危険を回避するためにどうすれば良いか。すべてのオーナーが知っておきたい内容だ。

19位
お風呂メーカーのLIXILが
浴室用配管洗浄剤を発売。
月1回の配管洗浄でバス配管をきれいに

19浴室の配管洗浄に特化した商品の紹介記事。水回りはトラブルになると大きくなりがちでもあり、こうした商品を適切に使うこともポイントだろう。

20位
若い世代からも注目の団地は築47年
「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」とは

20横浜市の「港南かもめ団地」で行われたMUJIとURがタッグを組んでのリノベーションを紹介した記事。ビフォー、アフターの間取り図が掲載されており、無印良品の商品が使われているので真似してみても良いのでは。

以上2023年に読まれた記事をご紹介した。2024年を迎える前にチェックしていただきたい。

健美家編集部(協力:中川寛子(なかがわひろこ))

中川寛子

株式会社東京情報堂

■ 主な経歴

住まいと街の解説者。40年近く不動産を中心にした編集業務に携わり、近年は地盤、行政サービス、空き家、まちづくり、地方創生その他まちをテーマにした取材、原稿が多い。
宅地建物取引士、行政書士有資格者。日本地理学会、日本地形学連合、東京スリバチ学会会員。

■ 主な著書

  • 「ど素人が始める不動産投資の本」(翔泳社)
  • 「この街に住んではいけない」(マガジンハウス)
  • 「解決!空き家問題」「東京格差 浮かぶ街、沈む街」(ちくま新書)
  • 「空き家再生でみんなが稼げる地元をつくる がもよんモデルの秘密」(学芸出版)など。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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